岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/09/11
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、2017/09/03配信「Jアラートから、VALU騒動、リゼロまで、岡田斗司夫がなんでも答えます!」の内容をご紹介します。
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2017/09/03の内容一覧
- 前説:今日はQ&A特集
- Q:真木よう子「コミケ出展」はなぜ炎上したのか?
- Q:中学生を往復ビンタした日野皓正氏を擁護する?
- Q:北朝鮮のミサイル怖くないですか?
- 【捨てられないTシャツ】妖怪バックベアード
- とてつもないレアものもある、水木しげるロード
- Q:クリエーターはどうして新しいアニメに挑戦しないの?
- Q:永井豪の評価が低くないですか?
- Q:『Re:ゼロ』の楽しみ方を教えてください
- Q:ニコ生はどのくらい生なんですか?
- Q:ハーレムものにリアリティが欲しい
- Q:宇野常寛さんが『スッキリ!!』をクビになりました
- Q:「独身税」から助けてください
- Q:『とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話』って本当?
- 『サンダーバード』に出てきた飛行機がかっこいい
- 映画『ワンダーウーマン』は思ったほどじゃない
Q:真木よう子「コミケ出展」はなぜ炎上したのか?
「真木ようこ、コミケ出展炎上問題について質問があります」と。ああ、なんかネットニュースで見ました。テレビのニュースを見ないので、こういうことは、だいたい、ネットニュースを通じて知るんですよ。
「コミケは自由な表現活動を担保すべきという意見もありますが、岡田先生は真木よう子さんの行為を擁護しますか? 彼女は間違えてないんでしょうか?」という質問なんですが、これ、みなさん大丈夫ですか?
真木よう子っていう女優さんがいて、この人が「クラウドファンディングサービスのキャンプファイアーでお金を集めて、コミケで写真集を配ります!」って言って、スタッフなんかも発表してお金を集めたんですけど。なんか、「そのやり方が気に食わん!」ということなんでしょうね。一気に炎上したという事件がありました。
僕はというと、あんまりこういうのは気にしないんですよね。
まあ、真木さんに対して否定的な人の意見としては、「クラウドファンディングを利用しての出版は、自費出版が基本のコミケの趣旨と違う」とか。「自分のファンクラブや違うイベントでやれ!」とか、「どうしてもコミケでというなら「企業ブース」でやるべき!」とか……これは、まあ、一番納得できる感じですけども。あとは、「有名人がコミケの場を荒らすな!」とか「オタクをバカにしてる!」とか、あるいは「製作費800万は高額すぎる! 製作費を集めた上で販売なんて、金儲けに走り過ぎている!」とか言われています。
でも、この辺の「有名人がコミケに来るな!」という文句はすべて、西原理恵子とか島本和彦に言ってやってください。西原理恵子、島本和彦、叶姉妹がアリなんだったら、「真木よう子はダメ」って言っちゃいかんでしょう。
なぜ、僕がこういうふうに考えるのかというと、例えば、クラスの中の嫌われ者のオタクをみんなが仲間はずれにするっていうことがあるよね。ただ、ルール上はOKなやり方で仲間はずれにするだけならいいんだけど、これが「全員で持ち回りで担当するはずの掃除当番を、そいつだけ週に1回のルールに変えちゃう」とかになると、なんかすごくイヤなんだよ。
つまり、「ルールがいったん決まっているのなら、そのクラスの中で、嫌われていようが好かれていようが関係なく、均等に履行されるべきだ」っていうふうに考えているから。だから、「真木よう子みたいな有名人は企業ブースでやれ!」って言うんだったら、西原理恵子も企業ブースでやるべきだし、壁で列を作っているような実力派の人たちも別に企業ブースで構わないと思うんだけども。
でも、そこまでのルールを平等に適用し過ぎると、どんどんややこしくなるし、シンドくもなるんだよね。
だって、コミケに参加するような俺らには「傍」というのがいるわけじゃん。コミケっていう場だけを考えるんじゃなく、「世間から見たら」っていうような「外の世界」というのを考えた場合、「コミケはアマチュアの場なんだから来るな!」って言って追い出すのと、「真木よう子さんみたいに、主演ドラマの『セシルのもくろみ』も視聴率が悪かったり、いろいろトラブルを抱えている人だろうと、誰でも同人誌を作ってOKですよ!」って言って受け入れるのとでは、俺らの評価もまったく変わってくるんだからさ。
基本的に「何かを排除する」っていう時は、よっぽど特殊な場合でないと。例えば、「排除した方が、オタクやコミケの株が上がる」とか、そういう時は排除もアリかもわからないんだけど。それ以外の時は、「なんでもOKですよ!」にしておいた方が、ただでさえ「世間から排除されている我々」としては、そっちの方が格好いいと思うけどね(笑)。
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