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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「電子書籍ビジネスの可能性は、コンビニにあり!」
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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「電子書籍ビジネスの可能性は、コンビニにあり!」

2017-10-03 07:00

    岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/10/03

    おはよう! 岡田斗司夫です。

    今回は、2016/06/19配信「枯れていくガンダムと『10 クローバーフィールド・レーン』が面白い!」の内容をご紹介します。
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    2016/06/19の内容一覧

    コンビニで電子書籍端末を売って、高齢者と子供に市場を広げる

    「電子書籍を街の本屋さんで売って、稼ぎを得られないか。パソコン、スマホ、ネットを使える環境にあれば、電子書籍の導入は簡単ですが、私の80歳になる両親は未だパソコンを使いません。クレジットカードを持てない子供もいる。そういう人は電子書籍は買えません」

     まあそうだよね。

    「そういった人に電子書籍端末と電子本を現金で売る本屋さんはできないでしょうか」

     面白いね。
     紙の本を買うのと同じ感覚で電子書籍を買えるようにすれば、高齢者と子供向けの市場を広げられると思います。まず、端末を買ってもらい、その後はその端末を持って来てもらって、買いたい本を現金払いでお店で払って、お店のパソコンなりから有線で繋げてダウンロードができると。

    「紙の本を買う感覚で電子本を買える本屋さんがもう出てきてもいいのではないでしょうか。岡田さんの意見を聞かせてください」

     まあ、紀伊国屋とか何軒かの本屋さんが、じつは10年ぐらい前にやったんですよ。
     みんながダウンロードするっていうのはできないだろうとか、本を好きな人っていうのは、ネットのできない人もいるだろうから紀伊国屋書店──だったと思う。あと丸善とかもやってたかな──まで持って来て、店頭にある自動販売機みたいなやつにコードで繋いでダウンロードするって、その専用の端末とかも使ったんだけども、大失敗したよね。なくなっちゃったんだけども。
     今いくつか問題点出てます。
     「取次どうするのか」っていうコメントもあるんですけど。
     僕が考えるのは、コンビニでやったほうがいいです。
     コンビニで使い捨ての電子端末と書籍をパックで売るっていう考え方ですね。で、有名なのとしてはたとえば、『HUNTER×HUNTER』の33巻が欲しかったら、『HUNTER×HUNTER』の33巻くださいって言って、100円か200円で端末も買っちゃうんだ。で、読み終わったら、端末ごと返しちゃったらお金をバックしてくれる。
     端末返さなかったら、それ自分で端末買取りって言うことになっちゃうんだけども。
     それで書籍の値段は100円とか200円にできると思う。
     で、これまでAmazonにしても何にしても、書籍として売ってたんだけども、それは日本の出版社とか取次とかとバッティングしてるから、書籍として売ってるんだけど。
     コンビニが売るんだったら、いわゆるプライベートブランド商品っていう考え方あるじゃん? たとえば、カップヌードルだったら何円なんだけども、コンビニのセブンイレブンのプライベートブランドだから安いっていうのがあると思うんだ。
     で、マンガ家とかとそれぞれが直交渉してっていうのは、出版社に比べたら取次に比べたらコンビニのほうが事業規模がはるかにでかい。ということは、コンビニだったら書店や取次や新聞社を踏みつぶすことができるんだよ。
     コンビニが書店や取次に反抗しようとする。
     たとえば、Amazonとかだったら、既存の出版社とか対抗すると色々問題が起きてくるんだけれども、ところがコンビニが出版社や新聞社と対立しても、コンビニが、「じゃあ新聞置きませんよ」とか「書籍置きませんよ」って言うと、もう本屋は出版社は新聞屋さんは対抗できない、対立できないという構造にある。なので、コンビニだったらこのやり方可能だと思う。

     セブンイレブンとかローソンとかが、ベストセラーになってるというのに関係なくあらゆる書籍の権利っていうのを買いまくり、集めまくり。で、それらはもう電子出版でしか出しません。
     ローソンでしか出しません。セブンイレブンでしか出しません。
     で、それらは賃借権として借りると。一週間でこの端末からデータは消えてしまうと。賃貸権として借りると。このものすごい安い、AmazonのFireのもっと安物みたいな、ぎりぎり読めるだけの端末って言うのを大量に生産して。
     だって一時期、Koboとか無料で配った時代があったぐらいなんだから、書籍代込みで200円ぐらいでできると思うんだよね。
     200円で、一週間したらデータが消えてしまう、もしくは使えなくなってしまう端末としてやって、これをもう一回読もうと思ったらもう一回コンビニに行って、リロードしてもらうというか、リフィルしてもらうっていうのに近いかな。
     だから、たぶん名前も電子書籍とかダウンロードではなくて、ドリンクバーみたいなもんで、ブックバーみたいな名前のほうがいいと思うんだよね。
     コンビニに持っていったらいっぱいにしてもらえて、また読めて。で、ほっといたら一週間で空になっちゃう、読んだら空になっちゃう。でも、その一週間のあいだ、自分が読もうと友達に渡そうと、お母さんに渡そうと、みんなが読めて、何日かしたら勝手に消えてしまうデータがあってっていうふうなものは、コンビニであれば可能だと思う。

     それを自分でやろうとしても、街の本屋さんで本屋さんを助けるためにって考えてるかもわかんないけども、同じ書籍業界の中で弱者があいだに入っていってやるのは、僕は申し訳ないけど、事実上無理だと思うよ。
     80歳とか子供たちでも本が読めるっていうのがコンセプトなら、僕が言ったコンビニ型のが一番近いと思うし、そうじゃなくて、街の本屋さんに新しいものの売り方っていうのを考えたいんだったらば、既得権益がある中であいだに割って入ってビジネスをするっていうモデルは考えるのはやめたほうがいいと思う。

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