岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/10/07

おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、2016/06/05配信「彼氏彼女がいなくてもOK!オタキング流‘非’恋愛工学」の内容をご紹介します。
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2016/06/05の内容一覧

「彼氏彼女いらない」リゾートマンション理論

 今日、「彼氏彼女いらないオフ」っていうのをやったんですよ。
 前々から、僕のほうは「彼氏彼女いないオフ」というか、「欲しい人オフ」というのをやってて。
 で、欲しいんだけどいないんですよ、どうしたらできるんですか、とかですね。もう何年もいませんとか、生まれてからずっといませんっていう人を集めてきて。その中でついつい僕は、役割として、こうやればいいんじゃないのと。こうやったらできるよというのを言ってしまうんですね。で、そのオフ会に参加するとだいたい10人ぐらいのオフ会だったら、ひとりぐらい後で彼氏とか彼女ができたりするんで。ああ、まあ良いことをしたなあ、みたいな気になるんですけども。
 なんかねえ、それだけではよくわかんなくなってきてですね。

(中略)

 女というのはリゾートマンションであると。やると言われればもらってもいいけども、じつはあんまり欲しくない贅沢品であって。
 で、いればそれでOK。
 べつに無理やり別れたりはしないんだけども、もらわない限り別に欲しくないなあっていう。

(中略)

 コスパとか恋愛におけるリターンが低いって言うと、ついついドライに判断してるとか合理的に判断してるというふうに考えがちなんですけども。
 たぶん僕等の心ってもっと微妙でもっと繊細なんですよ。
 それをあえて露悪的に表現する時にコスパが悪いとか、リターンが低いという言い方するんですけども。
 たぶん、本音はヤムアキくんの言葉の中での、まあ、「車も同じ」っていうコメントが今出てきたんですけども。
 それと同じで、雑誌のプレゼントで当たったら大喜びでもらうんですよ。
 で、雑誌のプレゼントで車が当たった。大喜びでもらって、免許を取りに行くぐらい大喜びするんですけども。
 だからと言って、ゼロから買ったりはしないっていうですね。
 まあ今、ホンダや日産が困ってるあたりですよね。トヨタが困ってる。
 車買う人が少ないっていうのは、みんながいらないと思ってるほど積極的にいらないと思ってるわけじゃないし。
 みんなが欲しいと思う率もそんなに変わらないんだけども。
 努力するのはそこまでっていう。

 なんかこのあたりのコモディティ化って言うんですかね。
 つまり女がいない、彼女がいない、彼氏がいないことの一般化が進みすぎてしまって、いることを羨ましいというか、目指すべきゴールと考えられなくなってしまったあたりじゃないでしょうかね。
 大学院に行く、みたいなもんですかね。

(中略)

 で、それと同じで、彼氏とか彼女っていうのも、なんかそういう金持ちの贅沢品であって、あったからと言って必ずしも嬉しいもんではないっていうものに、成り果ててしまったっていうのが、正確なところだと思います。
 だからいつも同じマンションに行かなきゃいけないので、別荘とかリゾートマンションっていうのは人生を豊かにするんではなくて、人生の休暇の選択肢を狭めてしまう存在として受け取れると。
 同じように恋愛とか彼氏とか彼女っていうのは、人生を豊かにするものよりは人生の選択肢を狭めてしまう存在として、自分の中では映ってしまうっていうのが、いない理由だな、というふうに思いました。

(中略)

 純粋な損得勘定で考えると、今のリゾートマンション論とかテレビ同じ論みたいなものが成立するっていうのが、やっぱり上のほうの世代の人にはあんまりピンとこないんですね。
 なんでかって言うと、僕を含めて今の40代、50代以上の男女っていうのは恋愛しなければすべてが進まないっていう、いわゆる車持ってないと何もできないっていうのと同じような精神状態の人がすごく多いので、正直言って若い人が彼氏とか彼女がいなくて平気っていうのが、皮膚感レベルで納得できないところが正直あるんですね。

 では、そのオヤジの理論ですね。
 もう、来月58歳になるオヤジの代表として、オヤジ理論というのをこれから皆さんに語ってみようと思います。
 これは逆です。さっきのやつと。
 僕にとっては、前回、彼女というのはスマホより便利だよというふうに言いましたけども、今日オフ会で話してたのは、たとえば、海外で大災害に遭うと。
 で、たった一人海外で一人ぼっちになって、さあどうやって生きていこう。
 戦争があった、どうやって生きていこうとなると、最初に確保するのが食料、水、寝る場所ですよね。
 で、たぶん、僕、実際にそんなことになったら、その次に彼女を探すと思うんですよ。
 彼女を探すというのは、もう天涯孤独で一人だった場合ですよ。
 そしたら海外で食料、水、寝る場所を確保したら、その次ぐらいに、じゃあ付き合う女の子っていうのを探し出すと思うんですね。
 で、それは僕の世代はみんなそうだって言うんじゃないですか。
 たぶん僕はその中でも特に、彼女とか恋愛が好きなほうだからだと思うんですけども、これぐらいの生活必需品レベルで、考えてるんですよね。

 で、そういうふうに考えてもらわないと、50代、60代ぐらいのおばさん、おばあさん世代の人たちが恋愛してないこと、彼氏彼女がいないことに関して本当に心配して色々聞いてくる理由が見つかんないんですよ。
 その世代の人にとっては、たぶん今説明したのはちょっと極端に言いましたけども、それぐらい、最初に思いつく選択肢の、いわゆる衣食住を確保したら次は彼氏でしょ、彼女でしょというぐらいの存在だったんですね。
 だったという過去形。
 今の日本はもう違いますよ。
 だから、本当に車と似たようなもんなんですけども。
 いるのが当たり前というか、いないことに理由がないと誰も許してくれないんですよ。
 だから皆さん、職場でおじさん、おばさん世代から、学校でもそうなんですけども、「なんでいないの?」っていうふうにさんざん聞かれる場合があると思うんですよ。
 で、それを「なんでいないの」をなんで答えなきゃいけないんだよと。
 もう本当にテレビとか車と同じで、そんなの持っててもしょうがないのにっていうのが、まあ正直な意見でしょうけども。
 実際問題、僕にとって女の人っていうのは、万能ふりかけだっていうふうに言ってたんですね。万能調味料だと。
 ご飯食べるにしても、映画見るにしても、テレビ見るにしても、どっか行くにしても、女の子と一緒だったら楽しいじゃんと。
 何にかけても美味しくなりますよ、味が倍になりますよと。
 だからその醤油みたいなもんで、刺身食べるにしても何にしても、醤油みたいに役に立つ調味料、家に置いとかない手はないだろと。

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