岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/01/30

おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、2015/11/15配信「100回記念?眠気MAX方向性が迷子のアンケートSP」の内容をご紹介します。
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2015/11/15の内容一覧

ホリエモンの未来論と「人間はすることがないのが当たり前」

「ホリエモンの未来論の補足をお願いします」(コメント)

 というのがあるんですけど、ホリエモンの未来論というのが、僕、よくわかんないので、

「未来はロボット化が進むので、人間はすることがなくなる。人は、仕事の時間が減っていき、余暇の時間が増えてくる。人は何をしたらよいのかわからなくなるので、何をするのか教える、その見本になれる人が必要になって、遊びの業界が台頭していく」(コメント)

 と、ホリエモンが言ってたと。
 仕事にあぶれた人がすべて遊びの業界へ移行することは、到底無理だと思います。
 結局、仕事にあぶれ、食いっぱぐれるということでしょうか。
 余暇が増えた人は、どのように生活費や遊びの費用を捻出するのでしょうか。一部の成功した人のみが遊びを楽しむのでしょうか。
 これも、さっきから言ってるとおり、最後のほうの質問は質問という形式をとっているんですけども、罵倒でありますね。
 「こんな世の中が来るもんか、もしそんなことが来るんだとしたら、それは豊かな奴だけだ、あーあ、そんな豊かな奴だけが豊かなことを言ってるんだよな」という罵倒が後ろのほうに続いているので、前半に答えますけども。
 これは結局、僕らの働いている絶対時間というのはどんどん減りつつあるっていう話なんですね。
 働いている時間が絶対的に減りつつあって、そうではなくて僕らは働いているんじゃないんだけども、やらなきゃいけないことに追い回されていると。
 たとえば、今だったらLINEの返事を書くとかSNSを見るという、それは明らかに仕事じゃないんだけども、仕事以外のやらなければいけないことで僕らの人生の時間というのが構成されていると。
 昔の農業社会においては絶対的に働く時間というのがあって、それ以外の時間は余暇としてヒマというのがあったんだけども、今はみんなヒマっていうのがなくなっちゃって、それを罪みたいに感じている人もいれば、それは淋しくなると淋しいことが当たり前で、さっき僕話した、深夜淋しくなるので構ってほしくなってメディアをいろいろ見るっていったんですけども、何かっていうと人間は淋しいのが当たり前だし、夜はやることがないのが当たり前で退屈するのが当たり前なんですけど、まるで退屈したら損だとか、人と会うことができなくて孤独だったら自分はリア充な生活、友達がいっぱいいる生活をしてないから劣っている、負けていると考えちゃうわけですね。
 そういうふうに考えさせられているというか、みんなステマとかを気にする割にこの根本的なステマに気が付いていない。

 やることがないとか、人間はやることがないのが当たり前で、それが豊かさなんですよ。
 働いて一生懸命食うものを得てようやっと食って、あとはぼーっとしているのが当たり前の生活なのに、僕らはその合間合間に人との繋がりがないと生きていけないような気がしたり、ハロウィンは仮装しないといけないような気がしたり、LINEで友達に返事しなきゃいけないような気がしたりというようなことに追い回されて、僕たちの人生のリソースを、この世の中全体が繋がらなければダメだって言っているようなステマに踊らされて生きてるわけですね。
 なので、ホリエモンの未来論の補足というのは、まず根本的に僕らはしなくてもいいことを大量にやっていて忙しいんだということを踏まえないとわかりにくくなってくると思うんですよ。

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