岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/02/08
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今日は岡田斗司夫のゼミ室通信をお届けします。
DMMオンラインサロンの岡田斗司夫ゼミ室では月に1回オフ会があり、ここで質問や相談を受け付けています。
今回はDMMオンラインサロンの1月の東京オフ会より、参加者の方から出された質問を紹介します。
頻繁に「パソコンの使い方を教えてくれ」と頼んでくるおじいさん
質問:同じマンションのおじいさんが、頻繁に「パソコンの使い方を教えてくれ」と頼んでくるので困っています。
私はそのお爺さんに何回か教えて、同じ話も4巡ぐらいしてるんですけども、時々、電話までかかってくるようになりました。もういっそ「1回30分、1万円。人にコンサルティングするときは、それぐらい取ってるんだ」みたいなことを言ったほうがいいかとも思いました。
しかし、近所づきあいで、そこまでしてしまっていいのかどうか悩んでしまいます。
「教えてくれ」とは言ってくるので何度か教えたのですが、相手はお年寄りなので物覚えが悪く、また同じ事の繰り返しであまり楽しくありません。
同じ事を何度も聞いてくるので、お金を取って、テキストでも作ったほうが早いのかなという感じです。
正直、今はあまり自分に向いている事をしているとも思えません。
このおじいさんは気軽に人のスキルを求める割に、そのスキルの価値をあまり分かってないのかなとも感じ、そこもイラッともしてしまいます。
岡田さんが近所のお爺さんから何かを教えてくれと頻繁に言われるようになったら、どうしますか?
回答:マンション中に同じチラシを配る!
俺だったら、「1回、○○円」って、マンション中に同じチラシを配るよ。
それで、もう宣言するよ。
「○号室の△△さんに しょっちゅう教えてたので、僕もプロだからお金を取る事にしました」
「ただし、同じマンションの皆さんだから、○○円にします」って。
俺だったら、○○円の上から大きく×を書いて、少し安い金額を書いて、やるけどなぁ。
適正価格は、30分、1万円なんでしょ?
1万2千円の上に×を書いて、1万円って書いたチラシを作る。
そのお爺さんだけに言っても、そのお爺さんが周りの人に言うかもわかんないからさ。
だったら、もう最初から公正に「○○円でやっている」って言って、「他に2、3人も客が付いたら、ラッキー」ぐらいの考えでやる。
だって、それに教えていたら「なるほど、こういう商売があるんだ」と思って、そういう専門家になるかも分からないでしょ?
向いてる、向いてないで言えば、そんな事に向いてる人はいないんじゃないかと思うしね、70歳を超えてる爺さんにパソコンを教えるなんて(笑)。
そのお爺さんが望んでいるのは、テキストにしてもらう事ではなくて、「いつ電話をかけてもいい」という感じなんでしょ。
アメリカでは主治医が名刺を渡すときにランクがあって、月に25万円の主治医って、プライベートの名刺をくれるんだよね。
それは「9時から17時までだったら、いつ電話をかけてもいい」って名刺なんだって。
これが月25万円の主治医。
それで、もう少し上の値段になってくると「24時間、いつでも電話してください」って名刺になるんだって(笑)。
その名刺には、電話番号も別になってる。
だから、そのお爺さんが望んでいるのは「24時間いつでも電話」なのか、「9時~17時」なのかっていう、料金体系がハッキリしてればいいんじゃないの?
今は料金体系がハッキリしてないから、とりあえず電話してくるわけでしょ。
これが、「この時間に電話かけたら、○○円になる」って分かったら、行動が変わるかも分かんないじゃない。
近所づきあいもあるだろうから、だからこその割引(笑)。
「実は私は他所では1時間3万円で教えています」って言えばいいじゃん。
その為に僕は君を3万円で雇うよ。
これでウソではなくなる(笑)。
実際に、そのお爺さんはスキルの価値が分かってないとも思う。
だから、そこら辺のイライラもあると思うから、それは有料化したらハッキリと分かると思うんだよ。
「もう本当に、「いつでも電話かけてもいい」って形にしたいんだったら、こっちのコースにしてください」って。
「実は僕は、こういう事をやってますから、それで応えます」と。
「それでもし「近所のよしみで、無料で」という事にするんだったらば、月に一回しかムリです」って言う。
それで渋るんだったら、仕方が無いよね。
そういう事を言ってこなくなるか、いっそ金を払ってくれるか、どっちかがいいんでしょ?
そのお爺さんが常識を弁(わきま)えるとは、どうも思えないから。
でも多分、やめるときは怒ってやめると思うんだよ。
「近所なのに!」とか。
その時に、何も言われないときの防衛策として、全フロアにチラシを撒いておくんだよ。
「すでに○○さんとは、○○回の打ち合わせでiPadが使えるようなりました!」とか勝手に書いてさ(笑)。
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