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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「2014年公開の映画からオススメの作品を紹介」
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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「2014年公開の映画からオススメの作品を紹介」

2018-08-04 07:00

    岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/08/04

    おはよう! 岡田斗司夫です。

    今回は、2014/11/30配信「岡田斗司夫が2014年に見た映画を全部振り返るぞSP」の内容をご紹介します。
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    2014/11/30の内容一覧

    岡田斗司夫が2014年に見た映画/『ジャッジ!』『スピヴェット』『エンダーのゲーム』『ヌイグルマーZ』

     では、「岡田斗司夫が2014年に見た映画」ですね。

    (中略)

     本格的に気に入ったのが、これ、『ラッシュ/プライドと友情』ですね。
     F1レースではなくて、F3000ってクラスのレースから始まって、F1のほうに上がっていく映画なんですけども。
     実際のF1マシンに、20何ヶ所かな? 30ヶ所近く、小型のカメラを付けて撮っただけあって、まぁ凄い燃えるんですね。
     実際にあった実話をベースにして作ってて、最後にあの、登場人物のやつの今が出て来るのが、あぁ、なんかこう心にちょっとホッとする感じがしてですね。
     やっぱあの、ロン・ハワードは、こういう仕掛けのある映画、『アポロ13』とかもそうなんだけども、そういうのを作らせると、こうグッと来るよね。
     僕はもともと『赤いペガサス』っていう、村上もとかのマンガが、今ちょっとコメント欄にも流れたけど、大好きなんでですね。
     その辺でもF1の描き方が、何て言うのかな、『赤いペガサス』もそうなんだけども、六田登の『F』っていうマンガが、昔『スピリッツ』であったんですけど、それもそうなんですけど、いわゆるこのカーレース、モータースポーツっていうのは、如何にお金を集めて、スポンサーっていうのを付けるのか? っていうのがポイントになってくるので、そこら辺もリアルに描いてて、かっこよかったです。
     ということで『ラッシュ/プライドと友情』は、僕の完璧に好きな作品で。

    (中略)

     絶対吹き替えで観たほうが良かったのが『LEGO ムービー』ですね。
     これはものすごい悪ノリな吹き替えの翻訳がすごい楽しいし、あと延々バックでレゴが面白いことやってるので、字幕読んでる暇はないんですね。
     たぶん今年で一番面白かった映画っていうか、今年で一番楽しかった映画なんですよね。

    (中略)

     どんな映画かわかんないけど、評判を聞いて観に行ったらやたら面白かった『グランド・ブダペスト・ホテル』ですね。はい。
     これは、シアター系の映画で、僕、あのシアター系の映画って好きじゃないんですよ。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』とか『戦場のピアニスト』とかですね、そういうのありますよね。
     もうこの言い方を聞いてわかる通り、もうフェリーニとか嫌いで嫌いでしょうがないんですけども、これもその内の一つだったんでしょうけど、やたら可愛いしテンポがいいし色が綺麗なので、やっぱ綺麗な映画って華あるから見ちゃうんですね。

     このタイトルと画では、なんの映画か全然わかんないと思いますけど、とにかく展開の変換、画面展開が早くて早くて、映像も観たことない映像がどんどん出てくる。かなり面白い映画です。

    (中略)

     意外に大好きな『クィーン・オブ・ベルサイユ』。
     どんな映画かはなかなか説明しにくいんだけど、アメリカで不動産バブルが頂点だったころに、アメリカで一番巨大な家、バスルームが60個位あるような家を建てようとしたおじさんの話で、途中で自分の会社が倒産しちゃったお蔭で、その家を売ろうとしたんだけどあまりに巨大すぎて売るに売れない。
     この一家はいまだに倒産して5年くらい経つんだけど、いまだにデカくて未完成の家を売ろうとしてて、毎日毎日掃除するしかないという日々を送っているんだけど、それが面白くて、この主人公のおばさんがベルサイユ宮殿と呼ばれるくらい巨大な家の人なんだ。
     ミス・フロリダになったんだけど、大学時代の写真とか見たら胸がぺっちゃんこなんだ。美人は美人なんだけど、貧乳なんだ。それが大学を卒業してミス・フロリダになった時の写真が胸が物凄くでかくて、もうね、1000%整形なんだ。顔もいじくりまわしているんだ。
     ただアメリカ人だから、面白いことにミス・フロリダになったことで整形したとかいうマイナスが全部帳消しになって、その結果ミス・フロリダになれたっていうところが押し出されてるんだね。
     で、そういう体に魔改造して、おっぱい巨大にして、顔を無理やり美人にして、髪の毛を全然もとの色と違う金髪にしたおかげで、不動産王みたいな中年のオッサンと結婚するんだよ。
     そこには愛がなくて、いわゆる打算しかないように思えるんだけどさ。
     ところがこの『クィーン・オブ・ベルサイユ』で、その男の人が結局破産してしまって、毎日酒浸りになって、もう家族ともロクに会話できないんだよね。かつて自分がやってたことで、もう1回昔の仲間に電話して、ダメかダメかダメかっていうふうに言ってて、ダメって言われるから酒飲んでて、家族とも話さずに自分が失敗したと認められない惨めな老人を徹底的に、そのミス・フロリダのこの女の人が意地と愛情と両方で支えてるんだよね。
     愛情って面白いよね。愛情っていうのは、なんだろう、純粋な愛情だけじゃなくて、意地でも出てくるんだなっていうのが、これもさっき言った人生の欠片みたいなものが一瞬観れて、めちゃくちゃ面白かった。

    (中略)

     ついさっき見てきた『天才スピヴェット』。
     もうね、メチャクチャ面白い! (笑)。
     人生のベスト20に入れていいぐらいで、これが全国で10館か20館でしかやってないっていうのがどうしても信じられないぐらい、面白いです。
     間違いなく、本年で一番の当たりになっちゃったんだよな。

    (続きはアーカイブサイトでご覧ください)

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