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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「『もっと言ってはいけない』が語る残酷な真実 「頭の良さは8割遺伝で決まる」」
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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「『もっと言ってはいけない』が語る残酷な真実 「頭の良さは8割遺伝で決まる」」

2019-03-20 07:00

    岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2019/03/20

    おはよう! 岡田斗司夫です。

    今回は、2019/03/03配信「橘玲『もっと言ってはいけない』 解説!「日本人の1/3は日本語が読めない?」の真相にせまる」の内容をご紹介します。
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    2019/03/03の内容一覧


    『もっと言ってはいけない』の残酷な真実 「頭の良さは8割遺伝で決まる」

    タオルくん:今日、取り上げるのは、この本だよ。『もっと言ってはいけない』橘玲、新潮新書。この本の中では、例えば「黒人は白人よりも頭が悪い」とか「頭の良さは遺伝で決まる」とか「中学や高校で勉強しても時間の無駄」って書いてあるんだけど、本当かな?

    岡田:うーん、橘さんはそこまでは言ってないんだけど。ほぼ、ギリギリそういう内容は書いてあるんですよ。 じゃあ、今回は、このギリギリのニュアンスというのを説明してみようか。

    (中略)

     『ベルカーブ』は、行動計量学者リチャード・ハーンスタインと政治学者チャールズ・マレイの共著で、発売と同時にアメリカで大論争が起きました。
     このデータ自体には嘘はないんですよ。つまり「白人の方が平均的に見て黒人より知能指数が高い」という計測結果には嘘がないんですけども。この嘘のないデータというのは、別に最近になって発見された事実ではないんですよね。
     1960年代にアメリカで起こった「白人と同じ権利を黒人にも与えろ!」という公民権運動でも、このデータは利用されていました。
     ただ、その時のデータの利用のされ方は「黒人は知能指数が白人よりも低い。なぜこんな格差が生まれるのかといえば環境が悪いからだ!」と。
     黒人というのは貧しい中で育てられているから、栄養状態も悪いし、教育も行き届かない。結果として知能指数を調べるIQテストの数値が白人よりも低くなってしまうのは当たり前だ。しかし、十分な教育、十分な栄養、十分なチャンスを子供の頃からずっと与えていけば、白人と黒人の知能指数は同じになっていくはずだ。
     当時の黒人活動家たちは、このデータの使って、そういうことを言っていたんですよね。

    「一応、筋は通ってる」(コメント)
    「IQって教育と関係ないんじゃね?」(コメント)
    「頭が良くても仕事できるとは限らない」(コメント)

     ふむふむ。まあね、そこらへんのことは、もう少し後で。
     ではなぜ、94年にこのデータが発表された時に議論を呼んだのかというと。
     『ベルカーブ』の中に書かれているデータから、「環境が悪いからIQが低いんだ」という60年代の主張と実際の計測結果が矛盾していることが、徐々にわかってきたから。「それではこの結果を説明出来ない」ということが明らかになってきたからなんですよね。

     「実は、知能指数には民族差というのがある」ということが、『もっと言ってはいけない』の中でははっきりと書かれているんですけども。
     なんかね、「黒人は、差別されて貧困で教育の機会が奪われているから知能テストの点数が低いんだ!」という、心優しい人が安心できるような理屈が通用するような世界ではなくなってきたんですよ。

     例えば、このデータに書いている通り「白人は黒人より知能指数が高い」んです。おまけに、さっきコメントでも流れてたんですけども「アジア人は白人よりも知能指数が高い」んですよ。
     こういった話は、アメリカ人にとっては直感的に理解できることなんですよ。なぜかというと、アメリカのいわゆるIB系の良い大学に行くと、アジア人がとにかく多くてビックリするからです。
     これは「アジア人が金持ちだ」ということではなく、「アジア人の入学試験の点が平均的に高いから」なんです。いわゆる少数民族とか民族優遇政策を取らない限り、アメリカの大学というのは、放っておいたらアジア人ばっかりになっちゃう。だから「黒人枠」というのをつけないといけない。
     こんなふうに、今、僕らが思っている以上に、あちら側の国では「民族間のIQの差を踏まえた上で民族の扱いを平等にしよう」、もしくは「IQの差による結果を公平にしよう」ということが、すごく複雑な問題になっています。

     こういった「どの民族がどういう知能指数なのか?」というデータは「双子の養子追跡調査」という調査方法で証明されました。
     アメリカは養子社会です。なので、貧しい家庭に双子が生まれたら、だいたい片方、または両方が養子に出されることが多いんです。
     その受け入れ先について、「お金持ちかどうか?」、「 教育に熱心かどうか?」 あとは人種ですね。「白人か? 黒人か?」、「都会か? 田舎か?」といったようにどんどん分類して、数十年の間、追跡調査をするんですよ。
     そうやって、数十年、追跡調査をしたデータを何百人分も集めると「遺伝というものがどのくらい影響するのか?」ということが、ほぼわかってきました。

    (中略)

     例えば、まったく同じ遺伝子を持つ一卵性の双子の兄弟。裕福で教育熱心な白人の家庭で育てられた黒人の子供と、貧乏で教育にあまり興味のない黒人の家に養子に貰われた子供。
     この2人を比べると、確かに11歳とか12歳くらいの頃には知能指数に差はあった。それも、10ポイントから11ポイントくらいの知能指数の差はあったんですよ。
     この結果を受けて、最初、教育学者たちは喜んだわけですね。「やっぱり、人種間の知能指数の差というのは、環境によるものだ! 教育によるものだ!」というふうに。
     ところが、この2人の兄弟をさらに追跡調査した結果、わかってきたのが「この差というのは、せいぜい大学に入るまで。成人してから先は、育ちや環境による知能指数の差というのは急激に縮んでいく」ということだったんですよ。

    (続きはアーカイブサイトでご覧ください)

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