岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2019/04/20
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、2019/04/07配信「宮崎駿はなぜ試写会で泣いたのか?高畑勲はなぜ狸のキンタ×を描くことにこだわったのか?など『平成狸合戦 ぽんぽこ』の謎を大解明!」の内容をご紹介します。
岡田斗司夫ゼミ・プレミアムでは、毎週火曜は夜8時から「アニメ・マンガ夜話」生放送+講義動画を配信します。毎週日曜は夜8時から「岡田斗司夫ゼミ」を生放送。ゼミ後の放課後雑談は「岡田斗司夫ゼミ・プレミアム」のみの配信になります。またプレミアム会員は、限定放送を含むニコ生ゼミの動画およびテキスト、Webコラムやインタビュー記事、過去のイベント動画などのコンテンツをアーカイブサイトで自由にご覧いただけます。
サイトにアクセスするためのパスワードは、メール末尾に記載しています(2018年12月1日より新サイトに移行しURLが変更されました。これに伴い、ログイン画面も変更されています。詳しくはメール末尾の注意事項をご覧ください)。
(※ご注意:アーカイブサイトにアクセスするためには、この「岡田斗司夫ゼミ・プレミアム」、「岡田斗司夫の個人教授」、DMMオンラインサロン「岡田斗司夫ゼミ室」のいずれかの会員である必要があります。チャンネルに入会せずに過去のメルマガを単品購入されてもアーカイブサイトはご利用いただけませんのでご注意ください)
2019/04/07の内容一覧
- 40歳以上の引きこもり推定61万人以上
- 岡田家の核シェルター
- 『平成狸合戦ぽんぽこ』冒頭のリアルな狸
- 宮崎駿が試写会で涙した本当の理由
- 高畑勲が「狸の睾丸」を通じて目指したもの
- ぽんぽこは落語
- 『風立ちぬ』の予習
- 『ぽんぽこ』に描かれる高畑勲の自己批判
- 狸が最後に見せてくれた優しい嘘
- 認識論
- プレミアムスタート・宮崎駿が泣いた理由その2
- 百鬼夜行の妖怪たち
岡田家の核シェルター
この放送が終わった後、10時から『Mr.サンデー』という番組があるんだけど、そこで「ノストラダムス特集」をやるらしいんだよ。平成の総決算みたいな特集をやるんだって。
そんな番組から、この間、取材があって「うちの実家の核シェルターの話を聞きたい」って言ってきたんだ。
これについて、番組で何分取り上げられるかわからないので、もう、今のうちに自分で話しておこうと思います。
そもそも、うちに核シェルターが来るようになったきっかけというのは、1968年だったと思うんだけど。僕が小学校4年か5年くらいの時に、うちの姉ちゃんが「幽霊」を見たんだよね、家で。
家で幽霊を見て、それを僕や母親に言ったんだわ。「ねえ、こんな白い女の人が立ってた」って。
それで、うちの父親がメチャクチャ怖がって、まだ年頃の娘の……うちの姉ちゃんは中学1年くらいだったと思うんだけど、ロングヘアだった姉ちゃんの髪の毛をバッサリ切って、精神病院に入れて、頭を剃って脳波を測ったということをやったんだよ。
霊感なんてそんなもん脳波を測ってもわからないと思うんだけどさ(笑)。姉ちゃんの脳波は異常なしで、1日で帰されて来て、それから父親とはすごく険悪になったんだけどもさ。
なぜかというと、うちの父親ってね、メチャクチャ怖がりなんだよ。いや「怖がり」と言うかね、どう言えばいいんだろうな?
俺、てっきり「うちの父親はオカルトが好きなんだ」って思ってたんだけど、好きというか、メチャクチャ怖がりで、姉から「うちの家に幽霊がいる」と聞いたら、もう、そんなことを認めたくないから、我が娘の頭を剃ってまで精神病院に入れて、姉が検査から帰ってきたら「とにかく引っ越しをしよう!」ということになって。
それから、うちの両親はメチャクチャ働くようになったんだよね。
その後、中学校2年の時にも、もう1回、引っ越し騒ぎがあったんだけど、結局、出来なくて。
で、そのまま1974年の例のノストラダムスの大予言ブームですよ。
まあ、ブームの元になった本の出版自体は73年の末くらいだったんだけど、74年に大ブームがあって。
あれは、僕が高校1年くらいの時だったかな? 家に帰ったら、なんか大予言の本があって、晩飯の時に父親が「斗司夫はどうする?」って急に聞いてきて。
「どうする」って、どういう意味かと思ったら、「アンゴルモアの大王が来て、マルスが世界を支配するそうだぞ」と言われて(笑)。
「えぇっ!?」って思ったんだけど、まあまあ、その時は僕もそういう話は嫌いじゃなかったから「とりあえず、その本を読むわ」って本を借りて読むことにしたんだ。
で、なんか、中学とか高校くらいの時って、ああいう本を信じるじゃん? 祥伝社という、ちゃんとした出版社から出てたし、作者の五島勉という人も、後書きを見たらまともな仕事もしている人みたいだったし、何より書いてあることが活字だったから信じるわけだよ。
「ノストラダムスの予言というのはそんなに当たってるんだ!? うわぁ、もう人類は終わりだっ!」って思ってたんだけど。まあ、高校生だから、次の日になったら、学校に行ってみんなに話す面白い話の1つになっちゃうわけだ。
その後ね、父親は僕が持っている『バビル2世』読んで、僕が見ていた『宇宙戦艦ヤマト』を一緒に見始めたりしたんですね。
僕はあくまでもフィクションとして割り切って見てるんだよ。別に『バビル2世』を見ても「この世の中には超能力者がいっぱいいて、「ヨミ様」というすごい超能力者の親玉が、チベットの奥に秘密基地を作ってる」なんて思わないわけだよ。「砂漠の真ん中にバビルの塔がある」だなんて思わないんだけど。うちの父親は一度信じ始めたら『バビル2世』まで信じるんだよね(笑)。
なんというのかな? 「免疫」がないから。『宇宙戦艦ヤマト』なんかも、わりと信じちゃうんだよね。なので、大真面目に受け取ってしまって、息子の僕はちょっと引いちゃうくらいだったんだけど。
この頃から、父親も母親もメチャクチャ働いて、もう母親なんて身体を壊すまで働いて、1976年にとうとう引っ越ししたんだよ。僕が高2の時に。
まあ、初めて見せるんだけどさ、これが昔のうちの家ですよ。ストリートビューで今も見れるんだけど(笑)。
こんな地上3階建ての家を建ててしまったわけですよ。個人宅なのにねエレベーターが付いてるんだよ。
(続きはアーカイブサイトでご覧ください)
アーカイブサイトへのアクセス方法
限定放送を含むニコ生ゼミの動画およびテキスト、Webコラムやインタビュー記事、過去のイベント動画など、岡田斗司夫のコンテンツを下記のアーカイブサイトからご覧いただけます。