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こんにちは!梶原真由美です。

 今日は私が最近夢中になっているフリマアプリ「メルカリ」についてご紹介します。


 今までフリマ市場との関わりは、ヤフオク!を利用して、買ったのに使わなかった化粧品などを出品したことがあったのですが、最近は忙しかったのもあり、すっかり遠ざかっていました。

 そんな中、娘の誕生で再びフリマ市場に興味を持ちました。
 娘は5ヶ月になり、日々ぐんぐん成長しています。
 体重もすでに産まれた時の3倍になり、着ていた服もすぐにサイズアウトしていまします。
 遊ぶおもちゃも好みが1ヶ月置きくらいにかわったり、本当に赤ちゃん用品の使用期間は短くて、買ったものはまだ綺麗なのに使わなくなり、都度買い揃えるのがもったいないなぁと感じます。

 そこで、最近CMでも目にするフリマアプリ「メルカリ」を覗いてみようと思ったのです。


■メルカリとは?

 メルカリは「株式会社メルカリ」が運営するスマートホン専用フリマアプリです。
 渡辺直美さんが出演するCMも流れています。


■使ってみて驚いた手軽さ

 私が実際に使ってみて驚いたのは「出品の手軽さ」です。

 「スマホカメラで撮影してそのまま出品!」というコンセプトのようです。
 アプリを立ち上げると、右下にカメラのマークとともに「出品」というアイコンが見えます。
 実際に出品する気がなくてもつい押してしまうような位置にこのマークが存在しており、アプリをDLした誰もが1度は必ず押してみるボタンになっているんだと思います。

 「出品」ボタンを押すと、撮影するかと聞かれ、まず出品したい商品の写真を求められます。
 写真を撮影(選択)するとそのまま出品画面にアップロードされて、他に「商品の説明」「金額」「配送条件」を入力すれば出品が出来るようになっています。

 ものの数分で出品完了です。

 出品が終わると、購入に興味がある人たちからすぐに反応がきます。
 「いいね」と「コメント」で購入希望者からの反応を確認していきます。

 「いいね」は商品を気になっている人がつけるブックマークのような機能で売主としては商品を検討してくれている人数を把握することができます。
 体感的にこの「いいね」が5~10件以上ついたらこの商品は待っていれば必ず売れます。

 逆に「いいね」がつかない、増えないのであれば商品のなにかしらの設定に問題があり、改善しないと売れないと言えます。

 そして実際の購入希望者と直接やりとりが出来るのが「コメント」です。
 コメントでは、価格の交渉・商品の情報について・配送方法の希望などさまざまなやりとりが行われます。

 買う方はなるべく安く、売る方はなるべく高くを思っている訳ですからここでの交渉術は重要です。

 そして交渉が成立すれば、商品販売成功!
ということになるわけです。

(即購入といって、コメントもなくいきなり商品購入することも出来ますが、出品者によっては即購入不可としている方もいます)

 販売者から取る出品価格の10%の手数料がメルカリの利益となります。


■実際に出品してみたらすぐに売れた!

 私も最初は「購入者」のつもりで覗いたメルカリでしたがあまりの出品の手軽さに、娘の好みが変わり未開封のまま残っていた粉ミルクを出品してみました。
 出品価格は過去の売買状況を参考にし、定価の7割程度にしました。

 すると、出品して1分程度で「いいね」がつき、30分後には値下げ交渉のコメントがつきました。
 出品直後であった事と、いいねの具合をみていたら値下げしなくても売れると思ったので、交渉は丁寧にお断りすると、その後30分でコメントなしの「即購入」で購入していただきました。

 購入されると取引画面に移動し、そこでは販売者と購入者のクローズでのやりとりが行われます。
(購入者の住所なども取引画面で開示されます。出品者の個人情報は開示されません。)


■なぜメルカリにはまるのか?

 興味本位で出品した商品にすぐ反応があり、売れた!
 お金が儲かったとか、不要な物が売れたとかそういった経済効果ももちろんあるのですが、とにかく「楽しい」のです。
 この一連の流れに「楽しさ」を覚えるのです。

 まるで小さい頃に「お店屋さんごっこ」をしていた時のような気分なのです。

・出品の手軽さ
・ユーザーの多さ
・配送方法の多様性
・住所非開示等の配慮・・・等

 メルカリの工夫された色々な要素が私の感じた「楽しさ」を構成しているのでしょう。


 すっかりはまってしまった私は、家に何か出品できるものがないか探す始末。
 最近は娘を寝かしつけた後、晩酌をしながらメルカリで商品物色するのが日課となっています。

 後から調べてわかったのですが、1ユーザーあたり平均40分アプリに滞在しているそうです。
 私のように雑誌のような感覚で「何か良いものないかな?」と眺めている人が多いのでしょう。


 こんな素敵なアプリを作った会社はどんな会社なのだろう?
 興味を持って調べてみました。


■株式会社メルカリってどんな会社?

 若い女性達を虜にしたメルカリ。
(34歳以下の女性がユーザーの半数以上を占めているそうです)

 運営している株式会社メルカリとはどんな会社なんでしょうか?

 本社所在地は東京都港区、創業者であり代表取締役社長は山田進太郎氏。
 山田氏は早稲田大学在学中に、楽天株式会社にて「楽オク」の立上げなどを経験後、ウノウ設立。
 「映画生活」「フォト蔵」「まちつく!」などのインターネット・サービスを立上げる。
 2010年、ウノウをZyngaに売却。
 2013年2月、株式会社メルカリ(旧コウゾウ)を創業した。

 メルカリのサービス開始は2013年7月。
 同年12月に100万DL達成し、翌2014年にテレビCMを放映開始。
 2014年12月には700万DL到達、2015年10月に2,000万DL到達。
 2016年9月には3,500万DLとなっています。

 2014年8月アメリカにも進出し、米国DLは2016年9月時点で2,000万DLに到達しています。


■決算内容について

 2015年11月官報によるとメルカリの第3期決算公告は以下の通りです。

売上   42億
売上原価 3.3億
売上総利益39億
営業損失 11.04億
経常損失 10.99億
当期純損失11.04億円

 売上原価が非常に小さく、売上総利益率が高いです。
 当期純損失の理由は販管費が50億計上されていることが原因ですが、販管費の多くは広告宣伝費だと推測されることから、黒字化するのは販管費を抑えることで可能だと思われます。

 また直近の情報によると、流通総額は月間100億円を超えているとのことですので、販売価格の10%フィーを売上とすると、年間売上は120億円を突破しているものと推測されます。


■第三者割当増資を繰り返し、IPO準備?

 引受先は有名ベンチャーキャピタルが中心です。
 2016年3月の増資により2013年2月の創業時から調達した資金総額は126億円に到達しました。

 現在の評価額は1,100億円(10億ドル)を超えていると言われており、国内スタートアップからのユニコーン企業としてIPOが期待されています。


<過去に行われた主な第三者割当>

2014年3月 14億5,000万円
 グローバルブレイン、グロービス・キャピタル・パートナーズ、
 GMOベンチャーパートナーズ、East Ventures

2014年10月 23億6,000万円
 グローバルブレイン、グロービス・キャピタル・パートナーズ、
 GMOベンチャーパートナーズ、East Ventures、
 World Innovation Lab(WiL)

2016年3月 84億円
 グロービス・キャピタル・パートナーズ、World Innovation Lab(WiL)、
 グローバル・ブレイン、三井物産、日本政策投資銀行、
 ジャパン・コインベスト投資事業有限責任組合

※ユニコーン企業は企業の評価額が10億ドル以上で、非上場のITベンチャー企業のことをいいます。
 ユニコーンという額に一本の角が生えた伝説の生き物のように珍しく、巨額の利益をもたらす可能性のある企業としてアメリカのベンチャーキャピタルなどで使われるようになりました。


■成功の秘訣は、アメリカでの成功か?

 国内ではすでに成功したと言っていいのではないでしょうか?
 近くIPOとの噂がありますが、上場後、メルカリが真のユニコーンとなる為にはアメリカでの成功が鍵だと考えています。

 しかし、私が感じたメルカリの「楽しさ」は言葉や文化を超えるのではないか?

と期待してしまいます。

 IPO(になったら)に参加してみたいと思う企業でした。

 勿論、株主優待目当てです(笑)


株式会社マネーライフプランニング
パートナーCFP 梶原 真由美


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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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