ガバナンス
そろそろ最も株主総会の多い時期になりました。 3月中旬からは外人投資家による日本株の見直し買いが続いていたようですが、アジア系投資家を含めて、5月に入ってからはより多くの資金が値動きの良い銘柄に流れ込んでいるようです。 AIによる売買が急増しているためか、中には不可解な乱高下を繰り返す銘柄もあります。 例えば、個人投資家に人気のチェンジ(3962)やオイシックス・ラ・大地(3182)のように、良い決算を発表したと思ったら間も無く大量の売りを浴び急落した銘柄もあります。大半はアルゴリズム(自動)売買なのでしょう。 指数(主に日経平均株価)の上昇と共に、以前は目立たなかった銘柄でも株価の乱高下が増えており、空売りも増えている様子ゆえに気を付けたいところです。 さて、近年は様々な投資家から株主提案を受ける企業が増えていますが、ここで考えたいのはガバナンスコードです。本当に当該企業の株主や他のステークホルダーの利益を意識した役員陣、及び社外役員を揃えているかなども見ていかねばなりません。 中には4~5社以上の役員を兼務している方もみられますが、自身の経験からも...