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ブログ・メルマガ

  • 才能の有無に悩まないでほしい

     わたしは大学院の数学科に2013年から10年間在籍していたので、その間、数学仲間というか、大学院の「同級生」も沢山いたのですが、博士課程後期に進学した同期も少なくない(10年で5人だから多い方ではないかもしれない)。  旧帝大で教鞭をとっているものも2人いて、彼らは学部のときから別格にすごかったが、そのような、わたしからみたら才能あふれる「すごい」連中も、自ら落ち込み「自分には才能がない」と自信をなくすことが多々あった。  若く、やる気に溢れる数学者が「才能がない」と悩んでいる。これは、わたしには、とても滑稽に見えたのです。天才には天才の悩みがあるのか。  彼らが「才能がない」と嘆くときは、研究が進まないときではなく、飛びぬけて「自分より」すごい人に会った後なのです。  この前、すごいやつに会っちゃって、凹んじゃいました。。。  そう悩む天才。凡才のわたしからみれば、それは悩むことじゃないのだけど。  わたしからのアドバイスはいつも同じ。 「他人と自分を比べちゃだめだよ」  これだけ。  もし比べたいなら、昨日の自分と今日の自分。今日の自分と明日の自分だ...

    5時間前

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  • ガバナンス

     そろそろ最も株主総会の多い時期になりました。  3月中旬からは外人投資家による日本株の見直し買いが続いていたようですが、アジア系投資家を含めて、5月に入ってからはより多くの資金が値動きの良い銘柄に流れ込んでいるようです。  AIによる売買が急増しているためか、中には不可解な乱高下を繰り返す銘柄もあります。  例えば、個人投資家に人気のチェンジ(3962)やオイシックス・ラ・大地(3182)のように、良い決算を発表したと思ったら間も無く大量の売りを浴び急落した銘柄もあります。大半はアルゴリズム(自動)売買なのでしょう。  指数(主に日経平均株価)の上昇と共に、以前は目立たなかった銘柄でも株価の乱高下が増えており、空売りも増えている様子ゆえに気を付けたいところです。  さて、近年は様々な投資家から株主提案を受ける企業が増えていますが、ここで考えたいのはガバナンスコードです。本当に当該企業の株主や他のステークホルダーの利益を意識した役員陣、及び社外役員を揃えているかなども見ていかねばなりません。  中には4~5社以上の役員を兼務している方もみられますが、自身の経験からも...

    21時間前

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  • 運用業界だけ変革しても難しい

     2023年4月21日に金融庁から公表された 「資産運用高度化プログレスレポート2023」 を読みました。  毎年でているレポートの今年度版ですが、すでに多くの方が内容については批評しています。なので、中身についてはさらっと紹介するにとどめます。  内容については、主に国内の運用会社の課題として ・運用者会社の経営者の在任期間が短い ・経営トップがほとんどグループ内企業からの天下り的な就任である ・ファンドの運用担当者が非開示であることが多い ・ファンドの保有銘柄の開示も不十分 ・投資信託の本数が多すぎる ・ファンドラップや投資信託の信託報酬の報酬金額設定が不明確 などが挙げられています。  主に米国などの外国と比較して、日本の運用会社は…などの指摘が多いのですが、実際に私も運用会社がこうした課題を抱えていることは認めるものの、一方でこうした課題を解決すれば、日本の個人の運用状況が改善されるのかというとそうでもない気がしています。  もちろん、上記のような課題があることや、それが運用商品の開発に影響があることはあるのだと思いますが、多くの個人の消費者(投...

    4日前

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  • 有料メルマガライブラリから(479)「投資家の資金が集まりやすいと誰もが考える銘柄を選んでいきたい」

     有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。  自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。  なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。 =コラム「投資家の資金が集まりやすいと誰もが考える銘柄を選んでいきたい」  (有料メルマガ第325回・2015/4/14配信号) ※2015年4月現在の内容です。留意してお読み下さい。 【前略】  株式投資は一生続けて行く遠泳のように長い時間をかけて続けるゲーム(戦い)です。欲張りすぎる目標を設定すると、完遂することが難しいゲームでもあります。  去年からスイミングスクールで泳ぎを習うようになったので、いかに効率的に体力を使わずに泳ぐことで、早く楽に長く泳ぐことが出来るかを痛感してきました。  コーチからは『力を抜きなさい。やる気を出さない(無駄な力を入れない)で、やる気がないように今の3分の1の力で泳ぎなさい。ただし合理的に(効率的に正しく)手も、足も、頭も動かし...

    4日前

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  • 工場見学会報告

     コロナ禍で萎縮していた様々な活動がようやくコロナ前の状態に戻ってきた。  オンライン化が進展してきた企業のIRも徐々にリアルなアナログな活動も見られるようになってきた。  そんな折、17日に筆者はある上場企業の工場見学会に参加した。  それは日創プロニティ(3440)という福岡に本社を置く加工の総合企業を標榜する企業の福島工場。所在地は福島県石川郡石川町で敷地面積が4万1418平米という規模の工場。ここでは様々な金属加工を行う同社の東日本をカバーする一大拠点で、操業開始は2014年3月。東日本大震災後のソーラー発電固定買取り価格(FIT)制度の下で需要が急増した太陽電池アレイ支持架台の製造拠点ともなり同社の業績拡大に貢献してきた。  同社はFIT需要の一巡の一方で今後の需要拡大が見込める金属サンドイッチパネルの生産拡大を図るために15億円を投じた第一工場に続いて18億円を投じて第二工場を昨年2月に竣工。今後の関東圏での需要拡大に対応する計画。福島工場のフル操業では将来的な売上規模150億円が期待される。  現在の工場従業員数は正社員36名、うち女性は13名、派遣社員...

    5日前

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  • スピード調整歓迎

     このところの株価は堅調な上昇を見せてきましたが、上げのピッチが速すぎて多少警戒感も出てきました。  先週の日経平均は一気に3万1300円台まで上昇したものの、その後は反落の動き。指数もさることながら3市場の時価総額が一時、800兆円を超えてきましたし、騰落レシオなどのテクニカル指標が過熱状態を示していましたので市場関係者の多くは警戒感を高めておりましたので当然の動きではあります。  しかしながら、この株価上昇トレンドがこれで終わったのかと言うとむしろ今回の良い調整で更に先高につながるものと期待されます。一時的な調整場面はあっても上昇トレンドは継続するものと個人的には考えます。  昨年11月あたりから注目してきたテレビメディア株は相変わらず大方PBRが0.4倍前後に留まっており、資産価値に比べ多少の株価上昇はあったとしてもなおも上昇の余地は大きい。  株主提案なとで揺れる東洋建設株などから鹿島などの大手ゼネコン株を始めとして低PER、バリュー銘柄群の株価が2017年高値に向かっています。  デフレ経済からインフレ経済を意識した株式相場という前提ではこの先の展開も右肩上...

    5日前

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  • まことに自己の名において立つ

     どんなに資本を投入しても、たとえば、 楠浦さん のようなテクノプロデューサーはつくれない。 ※編集部注:楠浦崇央氏  https://www.techno-producer.com/kusuura/  何億円をつぎ込んでも、絶対につくれない人は存在する。  結局、資本で買えるのは流通しているものだけ。  CEOの年収が10億円で一般の作業員との給与の差があまりにも違うのはおかしいと思う人もいる。逆に安すぎると思う人もいる。  実際には圧倒的に後者が正しいのだが。  残念かもしれませんが、「接点」=影響力の違いです。  人の経済的価値は他者との接点の数に比例する。 (経済的価値オンリーです。人間的価値は誰もが無限)  CEOは会社のベクトルを時代の風に合わせるし、拡張しようとする。  さらにそのベクトルは伝播していく。接点が多く反応していく。  ベクトルを受け取った人が好循環をつくりまた影響を伝播すしていく。  よいものは瞬く間に伝播する。  一方で、悪いものは消え失せる。  作業員の中には他者を妬み、やっかみ、ひがむ人もいる。  そういう人は自らの影響力のベクトルを小さくして、内向きにして...

    6日前

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  • ダイヤモンドを見つけた

     「まぶしい!」  先日ある私立中学で投資の授業をしてきた際に感じた私の感想です。  何が眩しいかと生徒さんたちの輝く目です。あと、教壇に立つと発見がありました。それは後半で話します。  金融教育をやっておりますFP遠藤です。  このコラムは投資家向けに書いてますが、もし、身の回りに投資をしていない人がいたら、ぜひ投資を勧めてください。  なんで私がそんなことをいうかというと、国内はもう、空前の投資ブームだからです。電車には新NISAの広告がバーンと貼ってありますし、最初に言ったとおり、意識の高い学校では外部講師による投資の授業をスタートしています。  もしあなたのお子さんの学校では、投資の授業がまだ行われていないようでしたら私遠藤を呼んでください。行きます。  ちなみに、上場企業さんからは「社員向けに新NISAのセミナーをしてほしい」というニーズが噴水のように噴き出してまして、私は準備のため最近朝3時起きの日が連続するくらい忙しいです。  このコラムを読んでいるあなたは問題ないのですが、友人で投資をしていない人がいたら、助けてあげましょう。その人が時代遅れに...

    1週間前

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  • 有料メルマガライブラリから(478)「業績伸長が確実な企業がSell in Mayで下げたら、安く買うチャンス」

     有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。  自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。  なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。 =コラム「業績伸長が確実な企業がSell in Mayで下げたら、安く買うチャンス」  (有料メルマガ第328回・2015/5/5配信号) ※2015年5月現在の内容です。留意してお読み下さい。 【前略】  株式市場には、理論では明確な説明ができないものの、よく当たるといわれる経験則というものが存在します。これをアノマリーと呼びます。  『セル・イン・メイ(5月に売れ)』もこのアノマリーの一つです。相場には人の心理が大きく作用しますから、金融工学的な理論だけでは説明がつかない現象がしばしば発生します。したがって、こうしたアノマリーを意識して投資をすることは意外と重要です。ミスターマーケットは経験則に従うことも多いからです。  しかし、こうしたアノマリーは、明確な定義がない分、時...

    2023-05-29

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  • 二律背反の相場展開

     世界を代表する投資家であるバフェットさんのご託宣から日本株の上昇は勢いを増し、32年ぶりの日経平均の高値更新となりましたが、皆様の運用成果はいかがでしょうか?  ここでの特徴は外国人好みの流動性の高い銘柄に人気が集中していることです。ですから全部の銘柄が上がっているのではないため、息の長い上昇相場が今後も期待されるということになります。  そしてやはりプライム、スタンダード、グロースを問わず、今後の事業展開が面白いと思われる流動性の高い、活発な売買が期待される銘柄に人気が集中していることです。  指標面では出遅れ感の強いテレビメディアなど低PBR銘柄が強く、大手銀行株、大手商社株、半導体関連など日本を代表する銘柄群が強く、投信会社や年金運用会社などプロの運用者、国際分散投資の外国人機関投資家などの投資主体がここでのリード役となっているものと期待されます。  一方においては相場の二律背反性を反映して駄目な銘柄、上がらない銘柄には見切りをつけて乗り換えていこうという潮流があり、陽に位置する銘柄と陰に位置する銘柄とに分かれる展開が続いてきたとも言えます。  この潮流がどこまで続いて...

    2023-05-26

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