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  • 人間経済科学と賢人たちの教え その16 現代の経済社会は、会社や国家というチームでプレーする

    2021-09-24 14:57



    産業新潮
    http://sangyoshincho.world.coocan.jp/
    10月号連載記事


    ■その16 現代の経済社会は、会社や国家というチームでプレーする

    ●スーパーヒーローはかっこいい

     仮面ライダー、ウルトラマン、スーパーマン、バットマンなど、私世代でもなじみがあるスーパーヒーロー達は、基本的に「ピン」である。相棒がいる場合もあるが、率直に言えば「アシスタント」程度の役割しか果たさない。
     ミステリー(探偵小説)の金字塔であり、最も映画化・ドラマ化されたといわれる小説である「シャーロックホームズ・シリーズ」のホームズとワトソンの関係も、探偵とアシスタント兼記録係であると言ってよいであろう。

     しかし、最近のヒーローものは、ゴレンジャーなどのように「対等な立場の仲間が力を合わせる」スタイルが増えてきているように思える。ワンピースは、ヒーローものや戦隊ものとは違うが、「個性的な仲間たちが力を合わせる」という点では同じである。

     さらに「モ―ニング娘」から始まって「AKBシリーズ」や「EXILEシリーズ」などの絶えない人気を見ていると、まるでガレージで立ち上げたベンチャーが、次々と関連企業を立ち上げ、破竹の勢いで成長する姿を思わず重ね合わせてしまう。

     AKBシリーズの場合は、それぞれのタレントは別々の事務所に所属しており、プロジェクトはブランドや活動機会を提供しているだけであるからまさにフランチャイズシステムである。さらには、アジアを中心とする海外にまでフランチヤイズシステムを広げているのであるから、恐れ入る(メンバーは現地の少女たち)。

     一時期、篠原涼子、安室奈美恵などに楽曲を提供し、ヒットを連発し時代の寵児となった小室哲哉氏は、「ヒット戦略のカリスマ」としてしばしばビジネス講演会の講師を引き受けていた。同氏は現在芸能界を引退し(最近復帰したとの報道がある)、不遇な状況にあるとも言えるが、一つの時代を創り上げた才覚ある人物とも言える。
     芸能界というのは、世の中の流れをもっとも敏感に反映する場所であり、経営者やビジネスマンが多くを学ぶことができる。


    ●知識社会では労働者が生産財を保有する

     ピーター・F・ドラッカーは、これからの「知識社会」の到来を予想している。古典的な経済学では、「利益を得るための生産財」は資本家が独占し、貧しい労働者は生産手段を持つ資本家に搾取されるしかないという説が広く流布していた。
     ある面ではそれは正しかったかもしれないが、ドラッカーが指摘するように、工業化の到来や技術革新さらにはテイラーの「科学的管理法」などによって、生産性が50倍にもなったのは事実である。その増加した利益の大部分が資本家では無く労働者に分配されたからこそ、小学校もろくに卒業できなかった祖父や親の世代の孫や子供たちが、大学や大学院で普通に学ぶことができるようになったのである。

     しかし、知識社会では「生産財は労働者が保有する」。なぜなら「知識社会」での生産財は、労働者個々人の頭の中にしか存在せず、企業は労働者を雇用するという間接的手段によってしか、その「生産財」を手に入れることができないからである。


    <続く>

    続きは「産業新潮」
    http://sangyoshincho.world.coocan.jp/
    10月号をご参照ください。


    (大原 浩)


    【大原浩の推薦図書】

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    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)
  • 投資家Sの今週の注目銘柄 コマツ【6301】

    2021-09-24 14:56



     皆様こんにちは、投資家Sと申します。


     創業(1964年)半世紀を超える投資日報社が、毎週月曜・木曜に発行を行っております、”投資日報α”(月曜版)に”投資家Sの今週の注目銘柄”を連載しております。


     半導体不足が続いております。

     自動車用の半導体不足は特に深刻となっており、トヨタを筆頭に日本の自動車メーカーは軒並み減産を余儀なくされております。

     不足の原因は先進国のコロナ感染ではなく、東南アジアを中心とした新興国の感染が生産に影響を及ぼしており、サプライチェーンのグローバル化がコロナ禍で裏目に出ている状況です。

     筆者は投資日報社と別にデータセンター事業を行う会社を経営しておりますが、こちらの分野でも半導体不足の影響が出ており、サーバー・CPU・メモリーなどが手に入りづらくなっております。

     特にGPU(グラッフィクカード)の供給不足は深刻な状況となっており、その理由は仮想通貨のマイニングとなります。

     8月中旬に組み立て及び販売用にまとまった数のGPUを仕入れたのですが、対象製品は現在WEB上ではほぼ在庫切れの状況となっており、仮に商品が出て来たとしても、8月比で30%以上の高値で取引されております。

     今後自社の在庫をどのタイミングで販売しようかと思案しているのですが、一度手放してしまうと物が手に入らくなる可能性が高い為、数量限定で販売を行う予定です。

     今回の半導体不足を受けてトヨタ系列の取引先は、半導体在庫を5カ月程度まで積み増す要請を受けており、かつては「ジャストインタイム」で効率化を追求した同社も、戦略の転換を余儀なくされております。

     10年前の民主党政権時代はモノから人、そして最近ではミニマリストなる言葉も流行りましたが、どうやらモノ持たない事はリスクだとの認識が広まってきている事を実感しております。

     所有から使用の流れは誰かが自分の代わりに持っているからこそ成り立つ事です。

     投資だけでなく、日常生活でもストック(在庫)が必要な時代となっておりますので、食糧・水・車・PC等現代の生活必需品を洗い出して、シルバーウィークは在庫の仕入れに精を出してみて下さい。


     今回の注目銘柄は、上昇が続く日本株の中でも出遅れが目立っている、建機最大手コマツ【6301】を取り上げております。かつては中国への依存度が高かった同社ですが、現在は売上に占める中国の割合は一桁程度。建機も脱炭素に向けた取り組みが加速しております。


    投資家Sの今週の注目銘柄
    ■コマツ【6301】



     建設機械国内最大手にして世界2位のシェアを誇るコマツ【6301】に、株価反転の兆しが出始めている。

     きっかけとなったのは、飛ぶ鳥を落とす勢いの外資系ファンド「アーク・インベストメント・マネジメント」の買いだ。
     アメリカに本拠地を置くこのフォンドの代表を務めるキャシー・ウッド氏は、ファンドマネージャーとしては直近5年間で最高ランクの成績を収めている業界のスーパースターとして知られている。彼のファンドが直近3年間で10倍以上の上昇となっているEV大手「テスラ」の破壊的なイノベーションに比較的早い段階から注目。ポートフォリオに組み入れていたのは有名な話。基幹ファンドの「アーク・イノベーションファンド」での組み入れ比率は10%を超えている。

     今回のコマツ株の買いは、同社が運営するアーク・オートノマス・テクノロジー&ロボティックスファンドでの購入と言われており、工業用イノベーション関連企業銘柄への投資が対象となる。新製品や新規サービスの開発、技術的改良、複数の業界における科学的研究の促進などに注力する企業を対象としている。

     アークがコマツのどの部分に着目して買っているのか考えてみた所、建設機械のイノベーション(革新・変革)を引き起こす事が出来る商品を開発中であった。それは“パワーアグノスティックトラック”となる。

     同製品は、従来までのエンジン・トローリーによる動力源だけでなく、バッテリー・燃料電池といった様々な動力源にも対応する新しいプラットフォーム。同社は本製品を、鉱山業界のリーディングカンパニーとなるリオティント・BHP・コデルコ・Bolidenの4社とアライアンスを組んで開発を行う事を発表しており、鉱山業界の喫緊の課題となっている脱炭素にむけた温室効果ガスの削減を、コマツの建機を使って行う事となる。

     パワーアグノスティックトラックは、9月中旬にアメリカで行われる鉱山機械の見本市でお披露目される予定となっており、期間中は注目を集める事となる。

     株価はTOPIXが高値を付けた3月19日以降、5カ月に渡って下落トレンドが続いていたが、7月9日に2,576円、8月27日に2,590円を記録。チャートパターン的にはダブルボトムを形成し、反転上昇に転じる可能性が出て来た。

     日経平均株価も8月20日を安値に反転上昇となっており、日経平均採用銘柄の同社株は、指数の上昇局面からも期待出来る。

     なお、同社については投資日報α限定動画でも詳細な解説を行っているので、下記のURLからご覧頂きたい。
     https://youtu.be/MYnp1I4KPvE


    (投資日報α 2021年9月6日号掲載)


    (投資家S)


    ―――


    ■投資家S(櫻田学氏)が出演「投資の真髄第2部アーカイブ発信中!」


     7月22日に生配信された「投資の真髄ノウハウ伝授」第2部がvimeoとツイキャスにて配信中です。

     YEN蔵氏による株式投資に役立つマクロ指標の見方や、櫻田氏が実践している銘柄発掘法など盛り沢山です。銘柄例もたくさんありますので、初心者からベテランまで楽しめる内容です。

     ぜひご覧ください。

     サンプル&視聴はこちら
     https://vimeo.com/ondemand/yenzoinvestment/594852220

    ※ツイキャスでもアーカイブ販売ができるようになりました!(1週間視聴可)
     こちらからどうぞ ⇒https://twitcasting.tv/c:okuchika/shopcart/86857

     第1部(無料)はこちら ⇒ https://youtu.be/aCvX_nXuG6A

     ▼櫻田 学氏プロフィール
      トレース合同会社 社長
      株式会社投資日報社 専務取締役
      大学卒業後、2004年から証券会社にてFXの仕事に従事。
      以後、14年間に渡り、営業・企画・トレーディングの最前線で活躍。
      リーマン・ショック・ユーロ危機・Brexit等々の並居る大相場の中、裏方として市場の最前線で指揮を取り、FXの表も裏も知り尽くす。
      2018年秋、11年間勤めたマネックス証券を退社して、暗号資産(仮想通貨)の交換業者となる、株式会社ディーカレットの立ち上げメンバーに加わる。
      2020年5月に、相場道を究める為に同社を退職。
      個人投資家として株式投資を行いながら、投資に掛ける時間が限られる兼業投資家の方に有益な情報を届ける為、株式について日夜分析を行っている。
      日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト(CMTA)
      相場に対するモットーは、「利食いたくなったら乗せろ」


    【投資日報公式Youtubeチャンネル】
     100バガーを探せ 過去のレポート解説動画をご覧頂けます。
     https://www.youtube.com/playlist?list=PLuyyVMvqJjV4lMCiz8-0-_ORGXTjuhZP_


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
  • 市場潮流

    2021-09-22 17:37
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     今週(9月13~17日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で118円21銭上昇し(率にして0.39%の上昇)、3万500円05銭で取引を終えました。4週連続の上昇です。

     前週末の10日(金)に、いわゆる「メジャーSQ」が終了したこともあり、先物の買い戻しなど、急激なポジション調整は一服したとみられます。しかし、週初は前週の地合いを引き継ぎ、日経平均株価は14日(火)まで3日続伸。
     14日(火)は前日比222円高の3万670円と、1990年8月1日以来、約31年ぶりの高値で取引を終えました。
     15日(水)、16日(木)は利益確定売りに押されて、2日続落しましたが、17日(金)は海運株や半導体関連株に買いが入り、前日比176円高と反発しました。


     日経500種平均株価の採用銘柄のうち、週間の上昇率が高かった上位の銘柄は、
    (1)川崎汽(9107)
    (2)ソフトバンクG(9143)
    (3)オープンH(3288)
    (4)T&D(8795)
    (5)新生銀(8303)
    (6)エムスリー(2413)
    でした。
     海運株は、コンテナ船やばら積み船など海上運賃を背景に、さらなる業績の改善や、それに基づく増配など株主還元の強化への期待が大きく、川崎汽に加え、郵船(9101)、商船三井(9104)が、いずれも年初来高値を更新。今週は、相対的に出遅れ感があった川崎汽に買いが集まり、上昇率首位となりました。


     このところ、日本株の急騰に比べ、米国株が軟調に推移していましたが、本日(17日)、日本におけるメジャーSQにあたる「トリプルウィッチング」が終了しますので、やはりポジション調整が一服し、来週以降は底堅く推移するものと予想します。

     また、中国では大手不動産会社が経営悪化に直面しており、影響が懸念されますが、中国政府は一段の金融緩和をはじめ、景気対策を強化するとみられます。来年2月の北京冬季五輪、10月の共産党大会を控えて、金融システムの混乱につながる事態は放置しないものと考えています。


     日本株も急反騰の直後だけに、短期的にはやや上値の重い展開も予想されますが、先週も述べましたように、
    (1)新たな首相の下での経済政策展開への期待
    (2)新型コロナの感染拡大の一服
    (3)10月末から本格化する国内主要企業の21年度上期決算発表への期待
    (4)「衆院総選挙時には株価が上昇する」とのアノマリー(過去の経験則)
    (5)「例年10~12月には株価が上昇する」といった季節的習性への期待
    などを背景に、再び上昇に向かうものと予想します。


    (水島寒月)


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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