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  • 時間を投資する意味

    2022-09-26 22:4215時間前


     億近読者の皆様こんにちは。

     小学生向けのお金の教育論について寄稿させていただいております遠藤です。


     本日は長期投資と長期教育について論じます。

     資本主義経済では、言うまでもなく成果や効率を重視します。

    「最小限のお金や時間の投資で最大の成果をあげる。」

    という考え方が大切です。

     しかし、あまり目先の成果を重視する考え方ばかりをしていると、大成を取り逃がす可能性があります。

     短期売買で得た利益よりも、「いつか儲かればいいや。」と思ってほったらかしにしておいた株がいつの間にか何倍にもなった、という経験をお持ちの方はいるのではないでしょうか。

     もしくは、利食いをした株がそのあと、天井知らずの鰻登りを見せて、落胆された方もいるでしょう。

     「なんだ、自分の銘柄選びは悪くなかったのに、随分早まって売ってしまった。」

    という情けない後悔を私はたくさんしてきました。

     投資は言うまでもなく目先の短期売買の値動きに翻弄されず、企業の本質を見て長期で投資をすることが大切です。


     実は長期で考えるという視点は教育においても同じです。


     私が推奨している「子供も家の仕事をしてお金を稼ぐ。」という教育法は、長期で続けた方が得られるものが多いにもかかわらず、多くの方が短期で断念されてしまいます。

     お金の教育は、テストの点数のような目先の成果がないし、子供はお金を使うこともないから危機感も持たないし、家の仕事は、させるのもやるのも面倒くさいというのもあって、基本的には長期で続いている家庭は少ないのが現状です。

     これは非常にもったいないことです。

     実はお金の教育はテストに出ない分、短期の成果を気にしなくて良いからこそ、長期教育ができるのです。

     「仕事とお金」の教育は定量的なデータでは見えませんが、子供の興味を感化しています。


     例えば、私の家庭では、最近子供が家の中でお茶屋さんをしてくれています。

     深蒸し茶を1杯100円で出してくれるのですが、これが安いお茶っ葉の割にとても美味しいのです(お茶っ葉の仕入れは家の中で、自分で稼いだお金でしています)。

     これは、子供がお茶の入れ方のYouTubeを観たことがきっかけでやりたいと言い出して始めたことです。

     お茶を淹れるのが好き、という小学生は珍しいのではないでしょうか。

     家の中の仕事を通して、私の子供は様々なことにチャレンジしていきます。

     そういえば、前はタオルを畳むのに凝っていました。

     これらのお仕事は、すぐにテストの点数などの成果には繋がっていません。

     しかし、家の中での仕事が子供の好奇心と行動力を掻き立てているのは事実です。

    「うちの子、ゲーム以外興味がないんだよね。」

    という親御様は、是非家庭での仕事とお金の教育をやってみてください。
     子供が持つ意外な興味が垣間見えるかもしれません。


    (遠藤)


    [遠藤 功二氏 プロフィール]

     日本FP協会認定CFP
     1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
     MBA(経営学修士)

    大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
    証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
    自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。

    子育て世代のための金融教育サービスFP君
    web:https://fpkun.com
    メッセージ:koji.endo@fpkun.com


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
  • 有料メルマガライブラリから(445)「バリュー投資について考えたこと」

    2022-09-22 13:13
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     有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
     自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
     なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


    =コラム「バリュー投資について考えたこと」=
     (有料メルマガ第261回・2014/1/14配信号)

    ※注 2014年1月現在の内容ですので留意下さい。


    【前略】


     バリュー投資を一言でいうとどうなるか。私が30年近くかかって、やっと得た結論は「バリュー投資、それは『我慢』である」ということです。

     バリュー投資を志すと、よくバリュートラップに引っかかります。


    【中略】


     バリュー株というのは投資指標的に言えば低PERや低PBRが多いです。
    その企業の本源的(=本当の)価値と株価を比較すると、本源的価値より株価が安い銘柄のことを言います。

     企業の本源的(=本当の)価値を計る基準はどのようなものがあるでしょうか。

     まず、その企業が過去の利益によってバランス・シートに目に見える形で積み上げている現・預金や、投資有価証券のような金融資産の量で企業の価値は計れます。そして、いままでは金融資産などを蓄積してはいないけれど、現在から将来にかけては確実に利益を生み続ける収益力を持っていること。この企業の収益力も企業の本源的(=本当の)価値を計る基準となると考えています。

     企業の本源的(=本当の)価値は、この企業の『資産価値』と『将来にかけて利益を生み続ける収益力』の二つから成り立っていると、私は考えています。

     しかし、ある企業の本源的(=本当の)価値がどれほど高くとも、業績が良くとも、金融資産を大量に貯めこんでいようとも、株価は上がるとは限りません。

     株価が上がるために、一番必要なものは、『この株の株価が上がりそうだ』と考えて買てくる投資家が、『この株は上がりそうもない』+『この株は下がりそうだ』と考えて売ってくる投資家の数を上回っていないと株価は上がりません。つまり需給が株価を最終的には決めるということも重視していかないと株に投資して儲けることが出来ません。

     バリュー株というのは、その企業の本源的(=本当の)価値より株価が安いわけです。その株が安い理由は実に単純で、この株の株価が上がりそうだと考えて投資してくれる投資家が少ないからです。

     従ってバリュー投資家は、ひたすら『この株の株価が上がりそうだと』と考える投資家の数が増えて買ってくるまで我慢して、ひたすら我慢して耐え続ける投資法を選んだ投資家です。


    【中略】


     しかし、ひとたび株価が上げ始めれば、元々本源的(=本当の)価値が高いことは明白ですから、パイオラックスや常和ホールディングスのように上げ続けて株価が短期間に2倍以上になる可能性も持っていることも確かです。

     バリュートラップ銘柄ばかりに投資しないように、私は次のような銘柄の選択基準を設けています。全部の基準を満たさなくても、以下の基準の一つにでも該当すれば、投資しても良いと決めています。

    <第1番目に確認する基準>

    (1)株価が上昇トレンドを描いていると感じられること。
    (2)出来高が相応にあること。つまり流動性が高いこと。
    (3)低PERであること。
    (4)配当利回り、配当優待利回りが3%を超えていること。
    (5)直近の決算短信を見て、業績の上方修正が期待できること。
    (6)個人投資家の好む優待があること。

    <第1番目の基準は満たしているけれど、投資に迷ったとき参考にする基準>

    ○高自己資本比率(=60%以上)
    ○低PBR(=0.6倍以下)
    ○ストック・ビジネスモデル型企業
    ○世界シェアN01、国内型企業であれば日本国内シェアNO1、または地方シェアNO1という強い製品やサービスを持っている
    ○これから数年、売り上げが右肩上がりで増加していく明確な理由がある

     以上の基準については第1番目の基準に当てはまる銘柄が数銘柄あるときに、どちらの銘柄がこれらの基準にたくさん当てはまるかで、投資の優先順位とか、投資額の比重を変える時の材料として使うという感じになってきています。

     私は今年60歳になります。還暦です。老後に突入するわけです。老後を支えてくれるものとしては健康と財力の二つが必要だと考えています。

     健康も財力も努力しないと作ることができません。健康については精神の健康と肉体の健康に分けることが出来ます。

     株式投資は財力を作る手段の一つですが、株式投資を実行することで自分の精神と肉体の健康を害するリスクも持っていることに注意しておく必要があります。株式投資を実行することで資産を大きく減らしてしまうかもしれないと恐怖して精神を病んでしまうリスクもあります。一日中株式投資のことを考えて運動などをしないために体力を失い、肉体の健康を損なってしまうリスクもあります。

     今日はその点についても少し考えたいと思います。株式投資は資産運用の一種ですから、当然のごとく投資した銘柄の株価が大きく上がり、大きく儲かるとうれしいものです。大きく上がる銘柄に投資したいと私も強く願っています。投資家なら当然のことだと思います。

     しかし儲かる可能性があるものには、同じように大きく損する可能性もあるのです。ハイリスクハイリターンは株ばかりではなく相場の常識の一つです。

     私は51歳の時サラリーマンを卒業しましたが、それ以降は資産運用の収益で生活してきました。

     したがって、やむを得ないことですが、一日の多くの時間を株式投資に費やしてきました。

     資産運用の対象としては株式ばかりではなく、ワンルームマンションなどに投資して家賃収入を得るという賃貸不動産投資やゴールドなどにも投資しています。賃貸不動産投資も若干は手間がかかりますが、一番時間が取られる投資は、私の場合は株式投資でした。

     従って、サラリーマン時代は企業の奴隷だったわけですが、サラリーマンを卒業したことで企業の奴隷を脱出したら、なんと株式市場の奴隷になってしまったようなものかもしれません。

     どっちもどっちで、それなりに大変です。サラリーマンというのも苦労が多いですが年間収入は、ある程度は事前に予測することが可能です。しかし株式投資の収益は計算することができません。儲かるときもあれば、損することもあるわけです。

     生活の手段として考えたらサラリーのほうが格段に安定しています。つまり企業の奴隷の待遇と、株式市場の奴隷の待遇を比較すると、企業の奴隷の待遇のほうが優れていると考えて良いと思います。企業という檻の中では、まじめに働けば、配給物(=お金)は与えられて生きるすべは、それなりに保障されていましたから待遇は圧倒的に企業檻のほうが良かったと感じてます。株式市場檻は、いくら自分で頑張って労働したと思っていても配給物(=投資の利益)は保証されておらずボロボロに虐げられて(=損をして)生きていくのが難しいほどブチノメされることも多いですから・・・・。

     株式投資を生活の手段にしているので、投資運用成績が上がるほうがうれしいですし、利益が出ないと困ります。

     投資銘柄の中にも投資して精神的に安心できる銘柄と、赤字続きのバイオ創薬銘柄のように大きく上げても、いつ株価が大きく下げてしまうのか心配が大きくて精神的に苦しい銘柄もあります。

     下手に、このような安心できない銘柄に投資して大きく利益を上げてしまうと病みつきになり、そのような銘柄ばかりに投資する可能性もあります。特に私は自己評価すると、「自分は欲が深い」と評価しているので、儲かったパターンを繰り返してしまうリスクが高いです。

     従って、私は投資対象として資産のバリュー株(=『資産価値』だけで判断しても割安な銘柄)を選択して投資することが多かったです。

     上がるまで時間がかかるかもしれないけれど、投資していて精神的に安らぎを得られる安心銘柄を増やそうと心がけてきました。

     運用成績を最大に増加することを重視するよりも、投資して自分が生活を支える資金を生み出してくれる程度に儲かり、かつ投資していても安心してぐっすり眠れて、株のことを忘れて旅行などを楽しめる銘柄に投資することを重視していた、ということになると思います。

     業績が毎年のように伸びており、持っている土地も含み益膨大で、投資有価証券も爆上げしてドンドン増加しているような銘柄や配当優待利回りが高いので、インカム・ゲインを確実に得ることが出来る銘柄群に分散で投資するという運用戦略を選んできました。

     大きくキャピタル・ゲインを狙う銘柄にも一部投資することはありますが、その対象は日産自動車とか富士フイルムなどのような高技術力を持っているメーカーとか日本の一等地に大量に含み益の巨額な土地を持っている企業などです。そして分散投資が基本です。

     いまでも毎日株式市場で株価を確認しないと安心できない、投資したことで心配で夜も眠れないような銘柄は、いくら儲かりそうな感じでも大きく張り込むようなことは絶対にしないという方針で臨んでいます。

     人間には必ず寿命があって、いつかは死を迎えます。たぶんお金は死後には使えないので、使い切れないほど稼ぐことはありません。使い切れないほどのお金を稼ぐために神経をすり減らして、そのストレスで寿命を縮めてしまったら本末転倒で意味がありません。

     早く大きく稼ぐことばかり考えて、イライラガツガツ株にのめりこんだ生活ばかりしていては、お金では買えない家族の愛情や信頼を失うことにもなりかねず、それも本末転倒なことです。
     そして株式投資は射幸心を利用した制度です。つまりギャンプル性が高いです。脳がギャンブル脳化するのはとても危険なことだと考えています。

     だから投資で大きくお金を増やしても、一切生活レベルは変えませんでした。生活費は新婚当時とほとんど同じです。優待株投資を好んでいるので優待でいただいたものは余禄で、その分での食生活のレベルは大きくあがっています。その程度です。

     金銭感覚をゆがませないようにすることが重要なことだと思って株式投資を行っています。従って株の儲けで生活レベルを上げるという行為はとても危険な行為だと考えてサラリーマン時代から行いませんでした。

     また株式投資の危険性の一つに時間感覚を大きくゆがませることもあります。相場のない日はつまらない。株価がチカチカ動いていないと、退屈でしょうがない。時間が持たない。これは中毒症状が出ていることです。もしそのように感じていたら注意して、投資生活を改善することを検討すべきだと思います。

     株価が動いている間は相場を見なければ耐えられない。午後3時以降もずっと株式市場が開いていて、その後は海外市場で取引を行いたいというように考えているとしたら、かなり常識が歪んできていると自己診断したほうが良いと思います。

     私も、サラリーマン時代は仕事が終わってから株式投資ができたらうれしいと考えていました。しかし、いまは午後3時以降は株式市場が閉まっていて『良かった』というように思います。24時間株式市場で闘うのは精神的にも
    肉体的にも不可能でつらいことです。

     株式投資を行っても老後を支える健康を損なわないような方法で投資を実行することが大事だと考えながら、株式市場と向き合っています。この話はこれで終わろうと思います。


    【後略】


    経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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     大同メタル工業(7245)の詳細レポートと、コラムの構成です。
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      こちらから ⇒ https://bit.ly/rin20140114


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


  • 長期投資の入門 第8回 長期の技術のトレンドの筋

    2022-09-21 22:52
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    =長期の技術のトレンドの筋=


     長期投資の筋として、製品の付加価値の上昇と付加価値当たりの費用の下落とが共存するイノベーショントレンドがあることをお話しました。


    ☆よい長期の技術のパターンその1:表面積が付加価値

     表面積が付加価値になっている場合は、触媒や半導体など、界面が作用するケースで、どんどん薄化するとか、小型化するとかすることで、付加価値あたりの費用という相対的な指数(いわゆる比率)を改善することができたのでした。
     これは中身が詰まった金属の塊を想定してください。
     たとえば銅の塊を極薄に引き延ばすことで箔にすると、どんどん表面積を大きくすることができますね。立方体でその中身は詰まっているイメージ。


    ☆よい長期の技術のパターンその2:体積が付加価値

     逆に体積が付加価値で表面積が費用の場合、主に空間、中身が空気であるものが多いのですが、段ボール箱のようなものを想定してください。段ボール箱は中身が空気ですが、縦横高さを倍増すれば表面積は4倍になりますが、体積は8倍になりますね。立方体でその中身はからっぽのイメージ。


     この2つのパターンが長期の技術トレンドです。
     どちらのトレンドも、単位付加価値あたりの費用は長期的に劇的に低減していきます。

     もちろん、この長期投資入門では、繰り返し述べていますが、長期投資には、これさえやれば成功するという魔法は存在しません。

     投資とは、it is not that easy!!
     それほど簡単ではないよ!

     と言いたい。

     あれもこれも、調べて、Aじゃないかもしれないとわかる。
     裁判官の仕事はひとつの犯罪について、被告が黒か黒ではないかを悶々と考える。1か月も同じ案件をずっと考える。それでわかることは1つの案件が黒なのか、黒ではないのかということ。いや、それでも本当のところは(被告人以外には)わからないのです。

     まして、投資家は「命題Aは真なのか?」という一つのことを考えることで論理を組み立てる。Aは真ではないかもしれない。いや、Aは真なのだろう。ひとつの命題がわかっただけでは投資にならない。命題BもCもDもその他の命題も真のとき、投資のハードルを越えることができる。膨大な作業になります。

     投資の初心者向けの入門書は簡単チェックでよいでしょうが、投資のプロフェッショナルは膨大な時間の自己犠牲を伴いながら真実に少しでも迫ろうとするのです。ともかく教養がなければスタートラインにさえ立てない。アナリストを育てるには20年はかかると思います。

     そうはいっても、脅してばかりでは仕方ないので、冒頭に書いたように長期投資によい筋をもたらすための2つの基本的な考えは、それはそれで役には立つ。上記の2つのよい技術トレンドもなにかの投資の参考にしてもらいたいという思いで書いています。


     投資案件はそれほど簡単によいかわるいか判断できるものではありません。

     たとえば、上記の2つの長期の技術パターンは世界において必ず吹いている偏西風のようなもので時代の風ともいえるものですが、その変化のスピードは遅いのです。
     たとえばビルディングが時代とともに大きくなるといっても、長い月日が必要です。東京タワーがスカイツリーに置き換わるのに何年かかりましたか。

     同様にシリコンウェハーの単結晶の純度を9N(99.9999999%)から10Nに上げるといっても、とても長い月日が必要になります。
     これから述べるパワー半導体のゲート酸化膜の薄さについても、じわりじわりと薄くなるのであって、数年かけてわずかに薄くなるのです。

     短期の投資家はこのようなじれったいトレンドを考えません。
     It is not that easy!なのです。


     しかし確実に生じている「じわじわ」トレンドを味方にするのが長期投資の利点なのです。

     増収が確実にじわりと限界利益率を改善するのも、じわじわ系長期のトレンドです。年間の利益率の改善ペースはコンマ1-2%の小さな改善で気が付かないペースなのです。しかし、10年20年でみれば数%の利益率の向上をもたらすのです。

     日本の技術力は低迷していると揶揄されることがありますが、決してそのようなことはありません。特に、長期のじわじわトレンドであるアナログ技術は日本のお家芸です。アナログ技術とは、品質や特性やコスト競争力を向上させるための技術のことです。
     現場の地道な改善提案で現場がトライアンドエラーを繰り返すことができる。
     これが日本の強みです。
     それがさらなる微細化、ナノ化、純度の向上、精製の精度の向上、工法の改善、その他もろもろが、じわじわ系トレンドに結びついているのです。
     今回のパワー半導体も「アナログ半導体」と呼ばれていて、日本企業が世界的に強い分野です。


     難しいからやる意味がある。何事もそうありたいものです。


    (次回に続きます)


    山本 潤 セゾン投信共創日本ファンド ポートフォリオマネージャー


    【お知らせ 9月23日14時開催 セゾン共創日本ファンド運用報告会 in 札幌】

     セゾン投信会長の中野と国内株式運用部ポートフォリオマネジャーの山本とシニア・アナリスト根岸が札幌にてリアルにて運用報告会を開催いたします。
    (オンラインなし)
    https://www.saison-am.co.jp/seminar/detail/20220712105153.html


    【お知らせ 9月24日14時開催 セゾン共創日本ファンド運用報告会 in 名古屋】

     セゾン投信会長の中野と国内株式運用部ポートフォリオマネジャーの山本とシニア・アナリスト根岸が名古屋にてリアルにて運用報告会を開催いたします。
    (オンラインなし)
    https://www.saison-am.co.jp/seminar/detail/20220712105436.html


    【ご留意事項】

    情報提供を目的にしており内容の正確性を保証するものではありません。
    投資に関してはご自身の責任と判断でお願いします。当コンテンツに係る留意事項は以下のリンクにてご覧いただけます。
     ⇒ https://www.saison-am.co.jp/attention/#risk

    商号:セゾン投信株式会社(設定・運用・販売を行います)
    金融商品取引業者:関東財務局長(金商)第349号
    加入協会:一般社団法人 投資信託協会

    当情報は、筆者が情報の提供を目的に作成したものであり、投資勧誘及び、売買指示ではございません。また、金融商品取引法に基づく開示書類でもありません。株式投資には価格の変動等によって損失が生じるおそれがあることをご理解の上、投資にあたっての最終判断はご自身の判断にてお願い致します。当情報は、信頼できると思われる各種情報、データに基づいて作成しておりますが、その正確性及び安全性を保証するものではありません。投資信託は値動きのある有価証券等に投資しますので基準価額は変動します。その結果、購入時の価額を下回ることもあります。また、投資信託は銘柄ごとに設定された信託報酬等の費用がかかります。各投資信託のリスク、費用については投資信託説明書(交付目論見書)に詳しく記載されております。お申込にあたっては販売会社からお渡しする投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。