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有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=コラム「新たな金融政策で、出遅れている日本株の見直しに期待」=
(有料メルマガ第400回・2016/9/27配信号)
※2016年9月現在の内容ですので留意下さい。
【前略】
年金生活が2年目を迎えて、そろそろ、いままでより攻撃的な株式投資(=キャピタル・ゲインを重視した投資戦略)に切り替えようと考えてから、日本株の大きな下落が始まって、大きくつまずいてしまいました。これが今年になってからの自分の株式投資に対する感想です。
まず思い通りにいかないのが株式投資だと30年以上も経験してきたのに、『株は自分の予想とは反対に動いてしまう』と毎日のように痛感させられる日々が続きます。
しかし若いころに学んだ多くの事を思い出しながら、目標を高く掲げて人生後半の株式投資の戦略を準備しているところです。
ローマの賢人皇帝マルクス・アウレリウスは
「この世において汝の肉体が力尽きぬのに、魂が先に力尽きるのは恥ずべきことではないか」
という言葉を残しているそうです。
株式投資も人生も七転び八起きの精神でいくしかないのだと思います。そして自分の魂が肉体より先に力尽きることが無いように、気力を温存するための強化策をコツコツと積み上げていくことが、60歳を過ぎた今こそ大事なことなのだと考えて実践しています。
ギリシャの哲学者エピクテートスは
『幸福への道はただひとつしかない。意志の力でどうにもならないことは、悩まないことである。』
と説いていたようです。
そしてエピクテートスより後の時代の多くの哲学者たちは、これを
『不幸になったとき、うまくあきらめるのが一番いい。納得することだ。「不幸」を「不幸」と思わないことにすることだ』
と解釈するようです。
私はそのようには考えていません。
私の解釈では自分の力でどうにもならないことに「ぐじぐじして、腐って、自分の生を惨めなことにするような愚かなことはするな。いま自分のできることに全力を尽くせ。そうすれば必ず道は開ける。悩んでいる暇があったら、才能を磨け」ということだと解釈しています。
例えば登山家が自分の登山家としての夢を実現するために、憧れのエベレストに登頂するという目的(=ビジョン)を描いたとします。そのためにはどんな準備をして実現を目指すのでしょうか。
エベレストのような高峰を征服するためには、綿密な準備が必要ですが、まず何時登頂するかという最終期限を決めることが必要です。「散歩していたら、いつのまにかエベレストに登ってしまっていた」などということはありえないのです。
ただ株式投資では『投資をしたことを忘れていた株が、いつのまにか10倍になっていた。』ということは、可能性としてあります。そこが株式投資の悩ましいとことろではあると感じます。
しかし、そのようなことは例外なのだと考えて、しっかりと目標を立てて、準備を積み重ねていくことのほうが、夢を叶えるための堅実な道であると考えるべきだと思っています。
堅実に夢をかなえていくためには、まず夢を具体的に描き、最終期限を決め、その最終期限までにどんな準備をするかを期限から逆算して決定していくことが必要です。
そして、それぞれの区切りの点が目標となります。いつまでにメンバーを募るか。何時までに所持する設備を決定し、何時までに購入し、どのようにエベレストに運び込むか。その資金はどうするか。自分の体力はどのように鍛えていくか。訓練はどのように実施していくか。私は登山をしたことがないので登山については具体的に詳しく説明できませんが、素人でも超えなければならないハードルがたくさんあることが分かります。
いくつもあるハードルを越える期限をひとつずつ目標として計画に落とし込んでいくことが必要になることは分かっています。
株式投資でもそうですが、何か事を成そうとするなら、目的=ビジョンを明確に描き、そのビジョンを具体化するための目的、目標を決め紙などに書き出すことが大切です。
ビジョンは夢のゴールです。そして目標はゴールに到達するための通過点ということになります。
まずゴールを決め、そのためにはいつまでに何をするかをゴール近くから設定していくことがゴールに一番早く到着するコツなのです。
ます夢(=ビジョン)ありきです。何のためにその夢を達成したいかを明確にしておくのも大切です。何のために、なぜその夢を達成したいのか、その動機をしっかり把握しておくことが必要不可欠です。
しっかりと動機付けをして明確に描いたビジョンは信念を生みます。そして信念は勇気を呼び起こしてくれます。
私は株式投資というのは自分の夢を達成するための手段の一つだと考えて、若いころから取り組んできました。これからも自分の人生の最後のコーナーを充実して生きていくための大切な手段だと考えて、株式投資で利益を上げるための努力を続けていこうと思っています。
今日のコラムの最初に書いたように、本当にこれから日本株の大相場がスタートするかどうかはまだ分かりません。しかし30年も株式投資を続けてきた経験から、そのような根拠のない予感が頭に浮かぶことが多くなってきています。
ただ日本株の大相場が始まる直前には、更に日本株が大きく下げて怖い思いをする必要があるかもしれない。そんなことも心の底では感じています。
日本株が本当に大相場をスタートするなら、流動性の高い時価総額が大きな株のほうが上がりやすくなると思っています。これは相場が大きくなると、動く投資資金も大きくなりますから、小型株では運用は効率が悪くなるといわれており、投資経験の長い投資家などから小型株は避けられる事が多くなります。
ただ最近は経験の長い投資家より、新しく株式投資を始めた生きの良い投資家のほうが上手に稼いでいるので、本当に流動性の高い株のほうが上がりやすくなるかどうかは、まだ分かりません。
また日本株の大相場がスタートする前に、日本株が更に大きく下げるなら、流動性の高い株のほうが下がる可能性もありますから、大型株への投資のタイミングはじっくりと吟味しなければならないとも考えています。
しかし大相場がスタートしたら、流動性の高い時価総額の大きい株のほうが上がりやすくなる可能性が高いということは、知識として頭の片隅に入れておいても良いと考えて、コラムで紹介しておきました。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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研究銘柄萩原工業(7856)の詳細レポートと、コラムの構成です。
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こちらから ⇒ http://bit.ly/rin20160927
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)