10月28日のメルマガで下記のように書きました。

『上手くいっていない銘柄を書きますと(どうなるか分かりません、笑)、すらら(3998)とメドピア(6095)がイマイチで(汗)、次に狙っているのはBASE(4477)、チェンジ(3962)といった辺りです。将
来が楽しみと感じるものの、高値からの(投げ?)売りと、ファンドによる空売りが減りませんので様子見しています。』


 すららネットの変わり映えの無い?第三四半期の実績はインパクトが無く、その後も下げていますが、一方のメドピアは9月本決算で大幅な増収増益(売上40%増、営業利益61.5%増)になると共に、22年9月期予想を売上、営業利益共に40%以上の予想を出してストップ高となりました。

 BASEは従来予想通りの営業利益▲1,433百万円となりコンセンサスに見劣りしたためか、発表後は800円~900円を行ったり来たりです。
 チェンジは通期の上方修正を織り込み、発表後に急騰しました。

 ある程度の事前予想は株価に織り込まれていると考えるのが我々世代の常識でしたが、最近はそうでも無いようで、クイックコンセンサスを基準にしているのか?決算予想などで出てきた数字次第で物凄く(想定外に)株価が動くようになりました。


 海外ファンドによるカラ売りが多い銘柄も特徴的な動きをします。

 例えばMRT(6034)は「日本郵便とオンライン診療の実証実験」のニュースで9月30日にストップ高となったものの、その後一貫して売られ続け、9月30日から11月11日までで約33%も下落しました。その後11月12日に大幅増収増益(修正幅で売上33%、営業利益2.8倍)が発表された途端に翌営業日には再度ストップ高(2,100円)で寄り付くとともに、同日以降に売られ続けて1,700円台へと戻ってしまいました。

 様々な銘柄で乱高下する根拠が不明であり、カラ売りも気になります。
 この銘柄の場合には何かの材料で上がったら空売りしておけば儲かる・・・と言う類の投資手法なのでしょうか。この会社の経営者は良い感じの方で好きな会社なのですけどね。


 業績予想や業績推移などに関係無く、発表される数字や材料に反応して博打的に株価が動く相場で、参加者の大半が「株価の当てっこ」をしている印象です。

 いわゆる、典型的な金余り相場なのでしょう。
 来月中旬から海外の機関投資家はクリスマス休暇に入りますから、これから暫くはポジション調整的な動向が続きそうですし、米国のインフレ動向も気になります。無理をせず売買を楽しむスタンスで良いと思います。


(街のコンサルタント)


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