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市場潮流

2022-03-08 12:24
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     今週(2月28日~3月4日)の東京株式市場は、日経平均株価は週間で491円03銭下落し(率にして1.85%の下落)、2万5985円47銭で取引を終えました。3週連続の下落です。

     今週も、ウクライナ情勢と米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の動向を巡り、振幅の大きな展開となりました。
     週初は、ウクライナとロシアの停戦協議への期待から、1日(火)まで、日経平均株価は3日続伸。
     2日(水)は、欧米日など西側諸国のロシアに対する経済制裁の強化が、世界景気の減速につながるとの見方から、売りが優勢となり、日経平均株価は前日比451円安と4営業日ぶりに反落しました。
     3日(木)は、再び停戦協議への期待が高まったほか、パウエルFRB議長が3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策金利の0.25%引き上げを示唆したことで、FRBの金融政策に対する不透明感が薄れ、同145円高と反発。
     4日(金)は、ロシア軍がウクライナの原子力発電所を砲撃したことが伝わり、同591円安と大幅に反落しました。


     ロシアのプーチン大統領は強硬姿勢を貫いており、「原発砲撃」というある種の「禁じ手」まで繰り出しています。ウクライナも頑強な抵抗を続けており、ウクライナ問題は長期化が見込まれます。
     資源市況や穀物市況は急騰しており、企業業績がコスト高で圧迫される懸念が高まっています。内外の株式相場は当面、下値模索を強いられるものと考えます。

     ただ、長期的視点から、業績面で注目出来る業種、個別銘柄は数多くあります。急がず、買い場を模索していただきたいと思います。


    (水島寒月)


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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