政治と宗教の関係が話題となっている。
ご存知のように旧統一教会の信者の多額の寄付が原因となり家庭崩壊に至ったことを恨みに思っての卑劣な逆恨みによる蛮行が世間を騒がせ、安倍首相が砲弾に倒れ帰らぬ人となった悲しい出来事。
政治の世界と宗教は深いつながりがあると言うのは過去の歴史の中で語られてきたことだが、そこに共通して存在するのは一般の市民に対しての何らかのメッセージが秘められているということだろう。
選挙で選ばれた市民の代表による政治は民主政治の根幹をなす制度であるが、選挙に立候補してきた政治家は市民に対して何らかのメッセージを発する必要がある。それが選挙活動の根幹をなす筈だが、今の選挙はその場限り。立会演説でのメッセージに多くの市民が耳を傾けるようになって今回の参院選では参政党（松田学代表）という新勢力が支持を集めて政党要件を満たすまでになったことは驚きである。
冒頭のタイトルで掲げたメタバ―スは仮想空間に登場するアニメなどのキャラを浮かばせてメッセージを発信する新たなメディアであるが、政治の世界で今後、活用されると期待される。
同様に様々な宗教においても市民への人の本質を知らしめるメッセージを送るツールとなるメタバ―スは大いに活用されるべきだろう。宗教団体を維持するための仕組みが寄付にあり、それが市民生活を狂わせることになるという先般の出来事に対して団体の維持にコストをかけないで運営できるメタバ―スはこれからの宗教団体をより真理追求型に変えさせるツールになるのではないかと期待される。
何も大掛かりな会場に足を運ぶ必要はなく教祖の声を仮想空間の中で聞いて真理を極めることができるのであれば、まったくこれまでとは次元が異なる話となる。
YouTuberが活躍してきた社会にまた新たにメタバ―サーなる活動を行う主体生まれることになる。こうなるとなかなかついていけなくなるのではないかと危惧する方も出てきそうだが、技術の発展を妨げることはできない。
水面下で進展するＷＥＢ３．０社会とメタバース社会がどうなっていくのか本コラムで見守ることにしたい。
【メタバ―ス関連注目企業】
１．トーセ（４７２８）
京都の街を観光案内するメタバース京都プロジェクトが進行
２．トリプルアイズ（５０２６）
ブロックチェーン推進協会、メタバース推進協議会に加入
３．東京通信（７３５９）
メタバース事業（カジュアルゲームアプリ、占い、アイドル、フィットネスに関係したメタバース）に注力開始。
（炎）
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