小職の想定空しく、思ったより米国景気の回復が足踏み状態にありますし、且つ世界中で不穏なニュースが続いています。が・・・、その割にはNY株式市場が高値を更新したり新興国株式が買われたりで、相変わらずの資金余剰を感じます。
日本株市場も5月21日をボトムに10%ほど上昇し、一部の割安銘柄も物色され始めるなど底堅さを感じるようになりました。GPIFや年金などからの投 資に期待した先回り買いの様相も見られます。円ドルも既に5ヵ月間以上も102円を挟んだレンジで推移するなど、嵐の前の静けさのような・・・。とは言っ ても元来それ程大きく動くものでは無いのでしょうけれど。
いつもは外貨建て資産への投資を提案する記述を多くしておりましたが、なかなか円安に振れないようです(と感じるってことは…そろそろ? 苦笑)。そんな中で先月からは少し余裕があるときに株式分析を試みるなどしています。
最近では、テクニカルな指標は様々であるものの騰落レシオが160%を超えるなど、全体的な割安感は乏しくなってきていると思われます。過熱感があれ ば、少なくともある程度の日柄整理もあるでしょうから、慌てる事無く、第一四半期の決算発表頃(今月下旬以降)までは安くなったら買ってみる的な保守的な 姿勢でと考えています。
先月6月12日のメルマガでは、「株主還元を実施する企業も増えつつあり、TOBなどのニュースも出易い時期なので各指標面での割安株を買っておくタイミングではないのか」と書きましたが、今回はそれに加えて(お役に立てるのか分かりませんが)つらつらと銘柄を挙げてみようかと考えました。
大まかにPER10倍以下、PBR0.8倍以下、配当利回り2%以上をベースとしてROE、自己資本比率を何通りか加味し、その上でテクニカル面や会社 計画なども考慮して(ご参考までに)小職なりの「割安銘柄」を選んでみました。但し自分で買っている銘柄では無いですし、はたまた上がるかどうかも分かり ませんから、まずは当たるも八卦くらいのイメージでご参考にしていただければ(苦笑)。
試算は6月末の株価を利用しています。
DCMホールディングス(3050) 732円
UKCホールディングス(3156) 1568円
大日精化工業(4116) 488円
品川リフラクトリーズ(5331) 230円
ソディック(6143) 453円
大豊工業(6470) 1092円
萩原電気(7467) 1321円
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)