2015年のマーケットが終了しようとしているが方向感が定まらない。


 2015年最大のテーマであった米国の利上げが12月に行われたが、その影響をマーケットは消化しきれていないと思う。

 利上げは教科書的には株価の下落、ドルの上昇だが、その傾向が顕著にでているわけではない。その意味ではFedの戦略がうまくいき市場は利上げを既に織り込んでいた可能性がある。


 2016年は利上げのペースを巡って、市場がそれを織り込みにいく動きが注目されるだろう。

 ドル円の今年のレンジは今のところ約10年で8%ほどの変動率と、非常に低い変動率に終わった。

 だいたい狭いレンジの次の年は大きく動くパターンが多いので期待したい。


(YEN蔵)


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