昔ならジャグラーと海にしっかり客がついている店と答えましたが、今はそうでもなくなってきていますね。
先日訪れた巨大ホールは、海シリーズよりも北斗無双をメインのシマに据え、海はお店の隅っこのほう。お客さんもまばらで、大海ブラックなどライトミドルにはお客さんが座っているものの、大海4や沖海4といったミドルタイプはガランとしている、なんて状況が見られました。
また、甘海を大きく減台して、代わりに旧内規のちょっと古い甘デジタイプを大量に導入してたりしました。
こういうのを見てると、もしかして海の時代に終わりが近づいているのか? なんて思ったりしてしまいます。
実際、海シリーズ、とくに正当シリーズであるミドルのループタイプは甘いです。スペックだけでいえば、他の機種とは比べ物にならないくらい。
甘い理由は単純で、それだけ甘く作ってもホールは買ってくれるし、お客さんは長い目で見て座ってくれるから採算が取れるため。
ですが、こういった状況にもなってくると、甘いスペックで許された海を買い渋るホールが増え、メーカー側も利益の取りやすい辛いスペックにシフトしていき、お客さんもそれに気付いて離れていく……そんな未来が見えてきてしまいます。
海帝国の終焉がこないか、わりと本気で心配になっている次郎です。
好みの問題なんで流してくれて構わないのですが、大海4はちょっと海シリーズとしては失敗だったかなと思います。
先読み主体のクリスタルステージは海シリーズならではのドキドキが一切感じられないし、他のステージでも、魚群ではなくビッグバイブが待ちになってしまっている。ラグーンですらね。
本当に海シリーズを理解している開発者が作ったのか? と疑問に思ってしまったほどです。
沖海4は素晴らしいと思いますけどね。
もちろん、新しいシリーズを出すために、新しい演出を考え、取り入れなければならないのですが、このようなちょっとした異物感と言いますか、海なのに海を打っていないような感覚ってのに、お客さんは敏感に反応するんじゃなかろうかと。
一方で、「一切変えないことが正義」として地位を築いたジャグラーシリーズを見習うべきところもあるんじゃないかと思います。
まあ次郎くらい小さい人間だと、海で負けたからこんなこと書いてるんだろ! っていうのもあり得るっちゃあり得る話なんですが、ただ他の人気機種と比べて閑散としていた海のコーナーに不安を覚えたからっていうだけに他なりません。
最大出玉1500発という新規則は海シリーズにとってはさほど痛手ではないように思えますが、設定付きとなるとはたしてどうでしょう。
オカルトで楽しむ海ファンが多い中、設定というリアルな勝ち負けにかかわってくる要素が入りこむのは、少し違うんじゃないかと思ったりもしたり。
そこは、しっかりと海シリーズを理解した開発者に手掛けて欲しいなと願うばかりでありますな。
というわけで今週はこの辺で。
また来週お会いしましょう。