パチランブログ
先日、某メーカーの開発の方とメシを食いに行く機会がありまして、話してるとまあ色々聞けて面白いですな。
で、開発者の方と話してていつも思うのが、どのメーカーの開発者であれ、パチンコを打たない人ってのがいないってとこ。
当たり前なんですけど、ネットとかでは「開発者はホントにパチンコ打ってんのか?」なんて言われるような台があったりしますけど、これだけは言えますね。打ってます、むしろ一般のパチンコファンよりはよっぽどパチンコ打つ時間を作ってるだろう、とね。
その上で開発者の趣味が演出バランスなんかに反映されることはあると思いますが、最近よく聞くのが、「今のパチンコ、打ってて面白いですか?」って話。
今はシンプル至上と言っていいほど静かな台が増えたことに納得が行ってない開発者が多い。
今稼働しているエヴァやリゼロなんかはまさにシンプルで、1万円くらいじゃ何も起きずに終了……なんてこともザラ。せっかくの時間と大切な時間を使って打ってるのに、当たらなければ楽しませてもらえたって感覚もないまま帰宅することが多々。
よけいなスーパーをかけない、演出はカスタムを入れてストレスを与えない……っていうのは聞こえはいいんですが、個人的には楽しませることを放棄してるような気がするんですな。
オッサンの回顧で申し訳ないんですけども、例えば初代牙狼。よけいなスーパーリーチなんていくらでもありました。絶対発展しないだろうってアニメリーチなんていくらでもかかったし。
それでも、保留4個貯まった状態でシャンシャンが起きたらドキっとできましたよね。暗転が絡んだりしたら、そりゃもうキタ! と思えた。
初代慶次だって、保留4個状態からセリフ予告のボタンが出ただけで「おっ?」と思えたし、SP確定の状態でリーチがかかればキセルの出現に期待できた。
こういうのが楽しませるってことだと思うんですが、次郎の感覚が今のパチンコファンとズレてるんでしょうかねぇ。
そんな話を開発者としててよく話題になるのが、今稼働が付いてるように見える台も、決して新規のパチンコファンが飛びついて打ってるわけじゃなく、退屈な通常時に我慢できるコアなパチンコファンが集まってるだけだろう、という話。
結局は今まで客がついてた無双やら海からエヴァやリゼロに人が流れただけって結論になる。
ドキドキできる瞬間の少ないパチンコが新規のお客さんを呼べるとは思えないってのが次郎が不安に思ってるとこですな。
次郎はもともとスロッターでしたが、同じように初代牙狼や慶次のヒットからパチンコに流れてきたファンも多くいたはず。今は、同じような人がいても、魅力を感じるのって出玉の面だけじゃないでしょうか。
シンプル至上主義で、今後もどんどんシンプルで何も起こらない通常時の台が出てくるとは思うんですが、エヴァやリゼロが稼働してるからってだけで意思もないただのシンプルを右へならえで作るようなメーカー、開発はダメだと思います。
こんな時代だからこそ、ちょっとした演出の味付けで面白いと思えるようなパチンコ台を開発者の方には作っていただきたいですな。カスタムなんて非搭載、これが一番面白いバランスだ、なんて台が出てくれば、次郎もいちパチンコファンとして楽しい部分を見つけるために打ち込みますよ。
爆発力でも時速でもない、単純に面白いパチンコ台が出てくることを望むのであります。
■次郎の色んな意味で注目の一台
・ダイイチ「Pうしおととら」
前作はうしとらである必要がない玉の動きで魅せるタイプでしたが、今回はどうでしょうかね。スロはしっかり作り込んでたし、原作ファンも満足できる出来を期待したいところ。
では、今週はこの辺で。
また来週お会いしましょう。