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いよいよ業界をあげてのプロジェクトにもなってるスマスロの導入が今週からスタートしまして、さぞ盛り上がっていることでしょう。次郎は打ててないんですが……色んな都合でね。(察してください)
スマスロには4号機や5号機時代には多くいたスロットユーザーを取り戻す、休眠している層を再びホールに戻すという目論見があるだけに、ここはなんとしても“出玉で”存在感を見せつけて欲しいところ。
ファンが勝てる、勝ちやすいと感じるためには、ファンが増えることはもちろん、メーカー・ホール・下請け業者すべてが協力体制を組まなければならないでしょうな。
一方で、スマスロ導入の煽りを受けているのがパチンコであります。
スマパチの導入は来年からと言われていて、やはりそのタイミングまではスロットのほうに注目が集まる。そのため、パチンコでなるべく回収しようというホールの思惑がかなーり色濃く伝わってくるデータになってます。
パチンコ自体、出てきている台は甘いです。ワンパンマン、真牙狼2、アリアなどなど、スペック的にはこれ以上ないくらいの甘いスペックになってます。
がしかし、全国のホールデータを見ると、出玉率は92~95%程度。ぶっちゃけ、スロの設定1打ってるほうが負けないってくらいの辛さになってます。あれだけ人気のリゼロだって92%程度ですからね、スロの設定Lかってレベル。
スペックは甘いのに厳しい数字が出てるってのは、ホールが締めてるからに他なりません。
ヘソは回してるように見える店でも右打ちを締めてたり、一般入賞口を締めてたり、様々な方法で出玉を削るようにしているはず。
まあそれは仕方ないです。今は我慢するしかない。
ただ次郎は、この状況で心配なことがあります。
それは、どのメーカーも「甘いスペック合戦」を始めるんじゃないかってことです。
もはや右打ちオール1500発、80%以上の継続率は当たり前、3000発搭載も当たり前。今のミドルタイプの主流ですが、これってもう相当規則の中でギリギリを攻めてるスペックなんですね。
でも他のメーカーに負けないようにと、より甘く甘くと考えてメーカーが台を出していく。
普通に考えれば打ち手にとってはありがたいことですけど、今の状況でホールがパチンコに甘い台を求めてると思えますかね? 甘い台というのは、必然的に回せない状況なんです。
スマスロを盛り上げるためにパチンコで回収したい。それなら、「辛いけど回せる台・面白い台」これこそホールが求めてる台と言えるんじゃないでしょうか。
辛い、言い方を変えるなら「辛いけど甘く見える」と言い方を変えましょうか。
初代の花の慶次なんて、まさにこういったタイプの台でしたねぇ。
今はリゼロやエヴァがパチンコのお客さんを繋ぎ止めてくれていますけど、ホールがこの2機種や海シリーズからも回収しなくてはならない、そんな状況がきてしまうと本当にパチンコの危機になってしまいます。
メーカーも自己満足の甘いスペック合戦……ウルトラマンティガのように工夫を凝らして規則以上の継続率を実現したところで、面白くなければすぐお客さんが飛んでしまうのなんてわかってるはずです。
スペックも重要ですが、面白いからお客さんが座る、ホールもサービスしやすい。そんな業界から求められている台を作ることをメーカーには目指して欲しいですな。
今のような「通常時はスマホを見ててください」「右打ち中は速いのであっという間です」そんな作り方は一過性のものであって、時代は求めていないし、本来のパチンコの面白さを追及する方向へ舵を切りなおして欲しいと願うばかりであります。
■次郎の色んな意味で注目の一台
・三洋「P大海物語5」
3000発、4500発とウワサされてましたが、どうやら普通の海、ループタイプで登場のようです。海まで流行に呑まれてしまっては……と心配してましたが、海はこれでいいんですよねぇ。
では、今週はこの辺で。
また来週お会いしましょう。
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パチランブログ
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