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夏といえば・・・夏カレー、特に夏野菜が楽しい季節になりました。
露木行政書士事務所・露木幸彦と申します。
定番の玉ねぎ、ナス、ピーマン、インゲン、ズッキーニ、
そして変化球でトマトですが、意外や意外、
カレーと相性バツグンなのはカボチャ。
辛口のルーにカボチャの甘味が
マッチして最高に美味しいです。
今夏もあと2回は作って食したいですね。
さて、ここからが本題です。
このメールのバックナンバーは「ブログ」で読むことができます。
http://ameblo.jp/yukihiko55/
「彼女に不満はないんです。
でも、もっと良い人がいるのでは?と思い始めてしまって・・・」
そんなふうに恥ずかし気もなく、言い放つのは新婚ホヤホヤの聡さん。
聡さん夫婦には何があったのでしょうか>
<登場人物(すべて仮名)>
夫:畑中聡さん(42歳。一部上場企業の会社員で年収900万円。)
妻:畑中美紀さん(38歳。派遣社員で年収250万円。)
夫の彼女:クミクミ、りさぽん、あやみ1984、
ゆみきちなど多数(いずれもハンドルネーム)
「もっと良い子と知り合いたい、付き合いたい、エッチをしたい」
このような動物的な本能、男性的な下心、そして飽くなき
向上心は誰しも大なり小なり持ち合わせているでしょうが、
まだ独身なら、これらの煩悩を全開にしても良いでしょう。
しかし、すでに妻帯者なのに本能や下心、向上心を
「不倫の大義名分」にするのは無理があります。
「一生のことだから、安易に妥協したくないんです!」
聡さんは結婚4ヶ月目ですが、残念ながら、まだ独身気分が
抜け切っていないようで、聡さんの言葉尻から罪悪感や後ろめたさは、
これっぽちも聞こえてこなかったのです。
「こんな理由では妻が離婚に応じるはずがない、
仮に離婚できたとしても隣の芝生でしょう」
私は口を酸っぱくして聡さんに念押しをしました。
「隣の芝生」というのは別の女性と結婚しても、
また別の女性が魅力的に見えるという繰り返し」という意味で、
ここで食い止めなければ、聡さんは「終わりなき旅」へ
出発進行しかねません。
結局、聡さんは計4回、私のところへ通ったのですが、
紆余曲折があったにせよ、最終的には聡さんは渋々ながら翻意し、
元の鞘に戻ることを決めたのです。
今回のような結婚「後」のマリッジブルーは、
2016年の日本だからこそ、特に顕著なのではないでしょうか?
聡さんの場合、妻と結婚したにも関わらず、
妻より魅力的な女性が目の前に現れたのですが、
SNSの浸透、婚活の盛り上がり、そして人脈の可視化により、
異性と出会う確率は以前と比べて飛躍的に上昇しており、
婚活サイトはあくまで一例に過ぎません。
失礼ながら、聡さんの凡庸なルックス、たどたどしい話し方、
そして挙動不審な態度を考えると、もしも10年前に結婚していたら、
このような誘惑に悩まされることはなかったかもしれません。
そう考えると、聡さんにも多少、
同情の余地があるといえるでしょう。
「新婦よりもっと良い子がいるのでは?」
そんなふうに勘違いする新郎が最近、増えているのは確かなので、
ベッキーさんの悲劇を芸能人の珍事で片付けるのは早計でしょう。
私たち一般人だって同じような悲劇に巻き込まれる可能性は十分に
あるのだから、聡さんの話は反面教師にしなければなりません。
最後に少しだけ与太話を。一昔前の感覚では「新婚旅行=初夜」と
いう感じで旅行先のホテルで子作りに励む夫婦も多かったのですが、
聡さん夫婦はどうだったのでしょうか?
「大丈夫です!コンドームはつけませんでしたが、
ちゃんと外で出しましたから」
聡さんはそんなふうに余裕しゃくしゃくの様子でしたが、
膣内で射精しなければ、本当に大丈夫なのでしょうか?
妊娠の可能性はゼロなのでしょうか?そんなことはありません。
射精を膣外で行ったとしても、射精するまでの間、男性器を
女性器のなかへ挿入しており、しかも避妊をしていません。
挿入している最中も微量の精子が漏れているので妊娠する
可能性は十分もあるのです。
「安心してください。(中で出さなくても)デキることはありますよ」
最後に私は少しだけ聡さんを脅しておきましたが、
その瞬間に聡さんの表情が青ざめたのは
今でもはっきりと覚えています。
(おわり)
現在私が執筆しているダイヤモンドオンラインの連載
『実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」』ですが
おかげ様で本日、24回目が公開されました。
今回は『“震災復縁”で幸せになった人、不幸になった人』です。
ぜひぜひご覧いただければ嬉しいです。