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先日、スーパーでなんと、生わさびの現物を発見しました。
露木行政書士事務所・露木幸彦と申します。
運が良すぎますね。憧れのおろしたて。
しばらくの間、夕飯に彩りが添えられそうで楽しみです。
さて前回は「草食系夫」という新人類が離婚という修羅場に直面した場合
どのようなトラブルが起こるのか、その詳細と解決法について
ご紹介してきました。今回はその続きです。
このメールのバックナンバーは「ブログ」で読むことができます。
http://ameblo.jp/yukihiko55/
<草食系夫の離婚エピソード>
1.離婚をお金で買う、草食系夫の思考回路とは?!
(36歳男性の相談)
詳しくは拙著「男の離婚」24ページをご覧ください。
http://www.tuyuki-office.jp/chosho.html
夫は妻の束縛癖にうんざりし、離婚を考えていました。
妻は夫のカバンから、勝手に財布を取り出し、
レシートやカードをチェックし始めるのです。
まるで「取り調べ」のようですが、
夫が「やめて欲しい」と言おうものなら
「ボケ、死ね、バカ」とヒステリーを起こすので
夫は何も言われても、言い返せなくなったのです。
「早くこの生活から抜け出したい」
そんな一心で、夫は勇気を振り絞り、
離婚を切り出したのですが
妻は「4,000万円払えば、別れてやってもいい」と言い放ったのです。
妻はおそらく「どうせ4,000万円も払えないから、
これで大人しくなるだろう」と
断り文句のつもりで言ったはずです。
しかし、夫は「とにかく離婚できれば、何でもいい」と投げやりになり
思考停止に陥り、後先を考えず、「4,000万円払う!」と
言ってしまったのです。
4,000万円の内訳(夫の年収は600万円)
・妻と子供が住む中古マンション3,000万円(住宅ローン)
・生活費として月20万円(妻が生きている間ずっと)
・養育費として月6万円(子供が社会人になるまで)
このように、草食系夫は「ヘビににらまれたカエル」のように
一度、恐怖心をもつと最後。
何が何でも逃げようとする傾向があります。
だから、離婚の条件(養育費や慰謝料など)が、
妻の言い値で決まるケースが多いのです。
「不可能を可能に変える離婚裏マニュアル」
詳細・お申込はこちら
http://www.tuyuki-office.jp/rikon9025.html
<草食系夫の離婚交渉パターン>
1.夫が離婚を切り出す。
2.妻が離婚に反対する。
3.話し合いはストップ
4.妻から高額な条件を提示される。
5.夫がそれを受け入れる。
2.浮気されたのに「慰謝料なし、養育費あり」でOK
(30代男性の相談)
2011年1月に協力した週刊朝日の記事
http://dot.asahi.com/life/lifestyle/2012092600468.html
3.「嫌われるのが怖い!」八方美人な草食系夫の末路
(30代男性の相談)
夫婦は3年前に離婚済み。夫は年収400万円なのに、
養育費を月20万円、支払う約束したのです。
しかし、昨年、夫は再婚。再婚相手との間に、
子供が産まれたのですが
再婚相手(現妻)に、こう言われてしまったのです。
「月20万円も無理。もう払えないって、言ってきて」と。
夫は言われるがまま、元妻に対し、
伝書鳩のように、現妻の話を伝えたのですが
元妻には元妻の事情があるようで。
「月20万円くれるって言うから、離婚してあげたのに!
そんなの詐欺でしょ。養育費がなくなったら、娘は塾やピアノ、
そして修学旅行はどうするの!!」と言われ
夫はケチョンケチョンにされてしまったのです。
そして夫は自宅に戻り、現妻にそのことを伝えたのですが、
現妻は「うちの子と、元嫁の子、どっちが大事なの!」と逆ギレする始末。
夫は「もちろん、うちの子だよ」と言うしかなかったのです。
まさに現妻と元妻の「板挟み」です。
このように草食系夫は、「誰にも嫌われたくない」があまり、
八方美人になりがち。
お人よしを装い、相手の言いなりになるのですが、
結局、自分の意思がなく、ころころ変わるので、
周りと混乱させるばかりで、
トラブルの解決能力が欠如しているのです。
4.「親の年金を切り崩し慰謝料に充てる夫」
・産まれてから現在(30代)まで、夫(息子)と母親はベッタリの関係。
子供の頃は「その日、学校であったこと」
就職後は「その日、会社であったこと」
結婚後は「その日、家庭であったこと」。
夫は何か不満があれば、逐一
母親に報告し、母親は夫(息子)を慰めていたのです。
だから、母親は必要以上に心配性に。
・ある日、妻が子(3歳)を連れて実家に戻ったきり、
帰らないという事件が発生。
夫は母親に泣きつき、結局、夫、父親、母親の3人で、妻の実家を訪ね
土下座をし、事なきを得たのです。
注)一度謝ると、その後、揚げ足をとられるのですが、
『謝罪』を単なる言葉だけでなく「形にして欲しい」
「誠意を見せて欲しい」と言われると、自分から謝罪した手前
断われなくなってしまう。
具体的には、孫の養育費を立て替える、保証人になる、など。
・しかし、1年も経たないうちに、妻は夫に「何も変わっていない」という理由で
離婚を切り出したのです。
・例のごとく、夫は母親に相談し、
再度、親戚会議(お互いの両親が同席)が開かれたのですが
妻は母親に対し、「あのとき、謝ってくれましたよね。
こんな結果になってどうするつもりですか?」と詰問してきたのです。
・母親は咄嗟に「養育費は月に10万円でいいですか?」と口走ったのです。
そして夫の手取りは20万円しかないので、
月6万円は両親が年金から立て替えることに。
このエピソードのミソは、まだ妻が何も言っていないのに
(養育費は10万円欲しい、立て替えて欲しい)
母親が「このままだと孫に会わせてもらえない」と勝手に悲観し
「とんでもない嫁だわ。早く○○ちゃん
(夫の名前)を楽にしてあげたい」と
頼まれてもいないのに助け舟を出し、
「子供(孫)を人質にとるなんて」と、妻を悪者扱いすること。
子供の養育費は何にいくらかかるのか、
離婚後、夫や祖父母に子供を会わせる気があるのかどうか
仮に離婚の話し合いが数ヶ月、続いたとき、本当に夫は精神的に耐えられないのか。
きちんと問題の本質に向き合わないまま、
「お金で解決しよう」とするのですが
マザコンの場合、夫(息子)と母親は一心同体なので、
やり方も同じなのです。
もしかすると、妻の不満は「母親がしゃしゃり出ること」
だったかもしれないのに。
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「草食系離婚を生まないためにできること」
1.妻を妻だと思わない。嫌いな上司(女上司)だと思うこと。→<夫>
妻の要求が理不尽な内容(妻が浮気をしたのに、
妻が夫に慰謝料を請求する、など)なのに
夫がまんまとOKしてしまうのは、妻を傷つけたくない、
しいては自分が傷つきたくないからですが
極論をいえば、「離婚しても友達」を続けていれば、
いずれ復縁できるという淡い魂胆があるから。
そこまで企んでいなくても、草食系は自分に自信がなく、
恋愛経験も少ないので「妻(彼女)に逃げられたら、
今度、いつ、恋愛できるか、結婚できるか」と思い
ついつい未練がましくなってしまうのです。
根本的には、妻が「好きだから」なのですが、
両者の間に「愛情」がなければ、どうでしょうか?
例えば、嫌いな上司。上司がトラブルを起こしたのに
上司が部下に責任を取ってほしい、
トラブルを解決して欲しい、ミスを挽回して欲しい。
そんな場面は日常茶飯事です。
そのような場面で、部下は「はい、分かりました」と即答するでしょうか?
少なくとも1回は断わったり、
「考えてさせて欲しい」と言ったり、反論したりするでしょう。
「責任をなすりつける」という現象は、
トンデモ上司も、不倫妻(草食系離婚)も
同じではないでしょうか?
それなのに、結果が大きく異なるのだから
いったん「妻を妻だと思わない」のは
草食系離婚の回避方法でしょう。
(次回に続く)