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山形県の精密抜型製造メーカーによる「段ボール製組み立て棚」をDIYしてみた
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山形県の精密抜型製造メーカーによる「段ボール製組み立て棚」をDIYしてみた

2016-12-06 11:30
    1943年創業、山形県山形市にある精密抜型製造メーカー・高橋型精

    同社は70年間培ってきた刃型製造技術とデザインを組み合わせ、より身近な加工の提案や新しい製品を発信するブランド「catachi」を展開している。段ボールなどの設計ノウハウと、自社で加工ができる強みを活かして、段ボール椅子やスツール、名刺入れなどを製作・販売中。

    2016年11月に開催されたIFFT(インテリア ライフスタイル リビング
    )で初お披露目されたのが、catachiの新商品・試供版である段ボール製の棚「オルタナ」。

    箱の中にパーツが揃っていて、折ったり繋げたりして組み立てると棚に仕上がる。プラモデルを組み立てるように、手軽に収納アイテムをDIYできるキットだ。なんだか工作の授業のようで面白そうなので、まずは作ってみることに。

    約55cmの白い箱に入った「オルタナ」。箱の中にはさまざまなかたちのパーツと、取扱い説明書が入っている。説明書には、A~Kというパーツの合番と、9つの工程が記載されている。


    土台となる段ボールに開いた穴にパーツを差し込み、背面に突き出たツメ部分を折る。これをひたすら繰り返していくと、だんだん棚らしいかたちになってくる。

    ちなみに今回は、大人(男性)2人で作成した。

    作業前半、9段階の工程の「4」まで作るのに15分を要した。土台となる段ボールをおさえつつ、細かいパーツの差し込み部分を組み立てていく作業は、意外と1人で行った方がスムーズかもしれない。


    見るからに難関部分の工程「6」に突入。フック部分となるため、細かく差し込んでいかなければならない。フック1つに対し上下2つの差し込み口があり、ここは集中しないとなかなか難しい。

    この部分は、1人ではなく2人で組み立てて正解だったと、切に感じた。

    完成。所要時間は、約1時間15分。「大人2人で1時間以上」は、少し時間をかけすぎたかもしれないが、途中ミスに気が付き、1からやり直したことをふまえれば妥当な所要時間だ。

    想定より長めの所要時間での制作だったためか、大きな達成感を得られた。


    背面には、棚を引っ掛けるためのフックが付いている。総積載荷重は2kg。完成してから気が付いたが、段ボールとは思えない強度を持っている。

    壁に引っ掛けてみると、段ボールの質感が意外とアクセントになる。モノを入れる場所や、鍵を引っ掛ける場所が複数箇所あるので、玄関に置くと便利だろう。

    とはいえ、まだ試供版。実際販売できるのは、今年度末になるそうだ。若干、取り扱い説明書がわかりにくい点があったが……正規品になるときには改善されていることだろう。

    [catachi]
    RSSブログ情報:https://www.roomie.jp/2016/12/362603/
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