その名も「銭湯ぐらし」。
小杉湯の隣には2018年に解体されることが決まった風呂無しアパートがあり、ここの住人が集まって銭湯を通じたプロジェクトを始めた。
解体までの期間限定で「銭湯と共に暮らすアパート」という思いを込めて「湯パート」と名付け、自身のスキルを使って小杉湯と街をつなぐ活動を行っている。
住人はみな銭湯を愛し、銭湯を通してそれぞれ実現させたい夢を持つ同年代の男女6名。週に1度集まり、プロジェクトについて話し合っているという。
「湯パート」内での活動だけでなく、高円寺に住むクリエイターやホテル事業とも連携を開始。
高円寺のアーティストが「湯パート」に月替わりで暮らしながら創作活動を行う「アーティストin銭湯」や、月1回開催される「小杉湯フェス」などを開催しており、この取り組みを通じて、“銭湯と人の新しい物語”をつむぎ出していくことが目的だ。
「銭湯を通じて」行われる、興味深いプロジェクト。今後もどんどん出てくるであろう新たな取り組みに期待したい。
[銭湯ぐらし]