最新モデルのRVをはじめ、30以上のディーラーが集い、AクラスからトレーラーまでさまざまなタイプのRV1,400以上が見学、購入できる。
会場内にはビヤガーデン、ライブステージ、フード会場などエンターテイメントも充実しており、一日中子供から大人まで楽しめる。
「今年は65回目の節目で通年より力を入れている!」ということで、イベントに参加。今年のキャンピングカーのトレンドなどを探ってきた。
今年の特徴は?
多くのディーラーがトイホーラーを一押ししていた点が今年の特徴。トイホーラーとは一言でいうとカーゴタイプのキャンピングカー。トレーラーの後方部分一面が開閉でき、バイク、バギー、自転車、カヤックなど大型の荷物を乗せ込めるタイプのキャンピングカーだ。
開閉したリアゲートがパティオになり、そこでBBQなどが楽しめるトイホーラーもある。
ベットやソファーは上下したり畳むことができ、荷物スペースを確保できるようになっている。
タフを売りにしているRPMのトイホーラーにはガソリンを詰めるタイプもあり、トイホーラーに詰めたバイクやバギーにガソリンを入れたり、牽引している車にガソリンを補充できる。
アメリカではRVで旅をしている途中、砂漠地帯などガソリンスタンドがない場所は多々。そんなときこの機能があれば便利だ。日本を旅しているときは、あまり必要性を感じないかもしれないが、本土が広いアメリカらしい機能だ。
やっぱり人気が高い「Airstream」
一番賑わっていたのが、RVを持つ人は一度は憧れる「Airstream」セクションだ。入口にはハロウィンにちなんだかわいいパンプキン型のRVが出迎えてくれた。
注目を集めていたのは、アイランド・ライフスタイルファッションブランド「トニーバハマ」とコラボしたスペシャルエディションのAirstreamだ。南国のホテルのようなインテリアが特徴。オーニングは緑と白のストライプ、サーフボードをモチーフとしたテーブル、トニーバハマ使用のベットカバー、窓にはトニーバハマのロゴのデザインなど、高級リゾートホテルのようだ。
小さいサイズの展開も増えている。最新作のトレーラー「Base Camp」は、コンパクトながら端々にAirstreamらしさが出ている。まず、アイコンのアルミのボディーは健在。キッチン、トイレも完備。大きな窓も特徴的だ。なんといっても、後方部分に大きなドアがあり、そこから自転車やカヤックなどが詰める。トイホーラーまでとはいかないが、やはり大型の荷物が入れやすいものは今年のスタイルなのだろう。
この大きさだと、狭い道が多い日本でも使いやすく、駐車や運転技術も難しくないだろう。
カラフルなキャンピングカーも登場
昔は白いキャンピングカーが主だったが、今ではオレンジやイエローなどカラフルなものも増えた。
また、昔のRVをカスタマイズしてレトロを売りにしたキャンピングカーをはじめ、Happier CamperやRetro Travel Trailerなど「キュートさ」に力を入れているキャンピングカーが多かったのも今年の特徴だろう。
RPMのディーラThe RV manのセールスマンに話を聞くと、キャンピングカーはカスタムできるものがほとんど。RPMをはじめとした製造元に問い合わせれば日本で使用できるように右ハンドルでドアも左サイドに作ることも可能な製造元がほとんどだという。気に入ったものはディーラに相談してみてほしいという。
ここにはディーラーから製造元も集うので、さまざまなカスタマイズもオーダーでき、その場で契約も可能。販売しているRVのほとんどがスペシャルプライスで通常よりも格安で購入できるのも魅力だ。
毎年10月に開催されている。RVに興味がある人は、ぜひRV大国アメリカの現状を見に来てほしい。