箸置きは箸をヨコにして置くものだが、タテに置くことだってできるかも? そんなアイデアの元、新潟県燕市とTechShop Tokyoの協働ハッカソン(一定期間集中的にプログラム開発やサービス考案を行い、その技能やアイデアを競うイベント)から生まれた、新たなスタイルの箸置き「Sutto(スット)」。

箸をタテに置く新しい箸スタンドとして、現在Kickstarterにてクラウドファウンディング中だ。

お膳を使う時代から変わらない、箸をヨコに置く風習。現代のテーブルでの食事スタイルでは、箸が手を置く場所にあって邪魔になることもある。

「Sutto」は箸の中央部とスタンドは無垢のステンレスでできていて、箸をスタンドに置くとすっぽりと収まり一体となる。箸の先端と後端はチタンでできているので、雑菌の繁殖を抑えて箸を清潔に保てる。

金属加工技術を中心としたものづくりで有名な新潟県燕市。その技術を活かして生まれた「sutto」は、テーブルの上のスペースを取らずに箸を置けるデザインだ。重さ1kgのしっかりとしたスタンドは、iPodの背面の鏡面仕上げを行っていたことで知られる工場で磨かれている。

「sutto」には現在プレミアム版が用意されており、平滑に磨かれたスタンド同士の平面を押し付けることで、複数のスタンドが吸い付くようにデザインされている。これは金属そのものが持つ「リンギング」という現象を活用した作用によるもの。磨き上げた金属の分子が引き合う力と、平面に空気が入り込まないことによる空気圧とで、金属同士が吸い付く現象だ。

プレミアム版もKickstarterに出ているので、詳細が気になる人は通常盤「sutto」とともにぜひチェックを。

sutto – A brandnew style of chopsticks and chopsticks stand [Kickstarter]
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