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新たな出会いに不安な夜に…。新生活の人間関係を円滑にしてくれるマンガ
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新たな出会いに不安な夜に…。新生活の人間関係を円滑にしてくれるマンガ

2018-03-28 11:00
    小説よりも気軽で、映画ほど疲れない。それでいて、人生に影響を与えるような価値観に出会えるのがマンガです。

    そこでマンガを軸に事業を展開したり、本を出されてたりしている山内康裕さんに、月に2回、オトナも楽しめるマンガを伺っていきます。今回はVol.3。

    山内康裕
    マンガナイト/レインボーバード合同会社代表。“マンガ”を軸に施設・展示・イベント等のプランニング業務を提供。共著書に「『ONE PIECE』に学ぶ最強ビジネスチームの作り方(集英社)」「人生と勉強に効く学べるマンガ100冊(文藝春秋)」等

    さて、今回のテーマは、「新生活、新たに出会う相手への想像力を広げるマンガ」。

    オススメは、西村ツチカ著、『北極百貨店のコンシェルジュさん』です。

    ーーざっくりとしたあらすじを教えてください。

    「北極百貨店」というデパートの新人コンシェルジュになった主人公のお話です。

    特徴的なのは、主人公は人間でも、お客さんはすべて動物というところですね。

    ーーこの漫画の魅力はなんでしょうか?

    コンシェルジュという、サービスにすごく特化した職業を通じて、「サービスの本質」とも言える点を教えてくれることです。

    ーーサービスの本質とはどういうものがあるんでしょうか?

    例えば、コンシェルジュの主人公を陰ながら導くフロアマネージャーがいるのですが、その人が「(気持ちというのは)目を見ればそれぐらいわかる!」と言うんですね。

    その言葉を自分なりに解釈した主人公は、フェレットのお客さんの目線の高さに合うようにしゃがみ込む。そうすることで、彼の気持ちを読み解こうとするんです。

    すると、初めて「いい知恵を貸して欲しい」と、相談を持ちかけられる。

    相手に合わせることで、相手が必要としていることを察する力がつく。改めて、顧客視点というものを考えるきっかけにもなります。

    他にも、「笑顔とは地球上で最も苦しんだ動物が発明したもの」など、笑顔の重要性や機能についてハッとさせられるセリフもあったり……。随所で動物の視点をうまく使った気付きがあります。

    ーーこの漫画を通じてサービス業の勉強はできますか?

    もちろんです。百貨店業界って、今かなり押されている業界じゃないですか。

    でも、サービスというのは、あくまで体験価値を売ることだと思うんです。

    ただモノを買うのではなく、 誰から買うのか、誰が作ったのか、そういう文脈も含めて人は高い対価を払うのだ、ということをこのマンガは気付かせてくれます。

    ーーこの漫画を特にオススメしたい人は誰でしょうか?

    特には、人に関わる職業に就いている人ですね。ベテランでも「最初は俺もこうだったはず」と初心に立ち返れる作品ですね。

    もちろん、主人公が新人のコンシェルジュなので、新人の営業マンなどにもいいでしょう。

    試し読みはこちらから

    そんな『北極百貨店のコンシェルジュさん』、試し読みはこちらから可能です。

    1話でしっかり完結しているので、魅力がキチンと伝わってきますよ。

    表紙image:amazon
    その他image:shutterstock

    RSSブログ情報:https://www.roomie.jp/2018/03/423721/
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