前編(「メイク道具と普通」)はこちらからどうぞ。

10年後も手放さないモノ

シールをたくさん貼ったケータイ

もうひとつはケータイです。人と被るのがイヤなので、こうやってシールを貼って使っています。

シールが好きで、海外に行ったりするといつも集めちゃうんです。ケータイ以外にも、いろんなところに貼ってます。

SNSは自分の「居場所」


僕は、テレビで有名になったんですけど、そもそもSNSがテレビに出るきっかけをつくってくれたんですね。

自分のことを初めて表現できたのが、SNSだった。

だから、やっぱりそれがないと、これからも生きていけない「居場所」みたいなもの。

テレビに出たからといって、SNSを疎かにはしたくないと思っています。

タレント りゅうちぇるさんの10年後


メイク道具も入っているドラムバッグ。かなり大きい!

テレビの仕事をはじめたのは、そもそも、ぺこりんとテレビの収録に急に呼ばれて、ただデート感覚で遊びに行ったのがきっかけでした(笑)

そこからお仕事が増えて。だから、別に芸能人になろうとは思ってなかったんです。

でも、テレビの仕事はそれまでコンプレックスだった自分の個性を認めてくれて、面白くしてくれた。

だから、すごく楽しくて。疲れたときにテレビで僕を見て、みんなが「ふふっ」って笑ってくれてると思うと嬉しかったんです。

それが自分の存在意義みたいに思えて。

自分の存在が、誰かのきっかけになってほしい

それまでは、自分のために必死に生きてきた人生でした。人に何を言われようが、自分を守り、出すっていう。

でも、テレビに出たことで初めて、自分の存在が人のためになるんだと気いて、それが自分の目標にもなった。

だから、もっともっと、そういう人たちの力になりたいというか。自分の存在に、自分だけで満足せず、それが誰かのきっかけになるように……。

音楽にかける想い

だから、自分の言葉や世界観を注ぎ込める”音楽”というお仕事にも魅力を感じて、1年間準備してきました。

10年後には、そういったお仕事をもっともっと頑張れる環境であったらいいなと思います。

もちろんプライベートでは、ちゃんと家族を守っていきながら……。

「10年後も手放さないモノ」


芸人ヒロシさんが「10年後も手放さないモノ」 - ROOMIE(ルーミー)

BEAMSバイヤー鈴木修司さんが「10年後も手放さないモノ」 - ROOMIE(ルーミー)

落語家立川吉笑さんが「10年後も手放さないモノ」 - ROOMIE(ルーミー)

グラフィックデザイナー金田遼平さんが「10年後も手放さないモノ」 - ROOMIE(ルーミー)

Edited by Kakeru Noda
Photographed by Yutaro Yamaguchi

RSS情報:https://www.roomie.jp/2018/09/454330/