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年100本は買うワイン好きが選んだ「建売の一戸建て」のよさって?(中野)|みんなの部屋
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年100本は買うワイン好きが選んだ「建売の一戸建て」のよさって?(中野)|みんなの部屋

2018-10-29 11:00
    人気連載「みんなの部屋」vol.126。部屋づくりのアイディア、お気に入りの家具やアイテムなどの紹介を通して、リアルでさまざまな「暮らしの在り方」にフォーカスします。

    今回は都内の一戸建て、部屋というより“家”を見せてもらいました。

    JR中野駅から徒歩圏内。駅前の喧騒から離れていながら、表通りに面したモダンな一戸建て。

    まだ新しい香りのする家で、キリンのグループ会社・メルシャンにお勤めの山田一幸さんと長女のさきちゃんが迎えてくれました。

    同会社にお勤めの奥さまと、まだ1歳の次女の4人が、この家のオールメンバー。

    名前:山田一幸さん 咲来(さき)ちゃん
    職業:メルシャン 営業本部 マーケティング部 輸入グループ長
    場所:東京都中野区
    面積:延べ床面積100㎡ 4LDK 2階建+屋上テラスの一軒家
    物件購入額:非公開
    築年数:築2年

    お気に入りの場所

    開放的なオープンキッチン

    この家で、一幸さんがはじめに惹かれたのがキッチンでした。

    夫婦ともに家の条件としてあげていた“見通しのいいオープンキッチン”は、珍しいことに上棚がなく、本当に開放感いっぱい!

    「家にいるときは、朝昼晩のごはんを僕がつくることもありますね」というほど料理好きな一幸さんも、とても気に入ったそう。

    収納もたっぷりで、つくり付けのパントリーがあったり、

    なんと、階段が降りてくる屋根裏収納も。

    ワインに関わる仕事でヨーロッパへの出張が多く、かつ料理好きな一幸さんだけあって、いろいろな食材が収納されています。

    くつろいで映画が観られる、リビングのカウチ

    映画やドラマが大好き! という奥さまは、ここでくつろぎながら大画面テレビを楽しみます。

    さきちゃんの遊び場にも。

    ワインでいっぱいのプライベートルーム

    ソムリエ資格も持つ一幸さんのいちばんのお気に入りは、1階のプライベートルーム。

    「ここは、いずれは子ども部屋になるかもしれないですが、今はこのとおり書斎……というか、ワイン部屋になってますね(笑)」

    そう言って通してくれた一幸さんの城は、パソコンとデスクがあるほかはお酒でいっぱい。

    ラックには普段飲みに向いているカジュアルなワインやウィスキー、日本酒などなど。

    ラックに入りきらない分まで、箱で積まれています。

    ワインを年間100本は買うというから驚き。

    そして、ワインセラーには大切なワインたちが。

    「こっちは、ちょっといいワインが入ってはいるんですが、高級なものばかりというわけではなく……」と言いながら出して見せてくれたのは、

    一幸さんと奥さまの結婚した年のワインや、ふたりの生まれ年のワイン、さきちゃんの生まれ年のものも。

    「ヴィンテージ的に当たり年というわけでもないのですけど……。なにかの記念日に開けたいなと思ってます」

    こんなにたくさんあっても、お友だちが遊びに来る機会が多いので、どんどんなくなっちゃうとか!?

    この家に決めた理由

    内覧の翌日に、購入を決定

    2年前に購入した家は、高い吹き抜けの明るいリビングダイニングと、そこを見通せるキッチンがすてきな空間です。

    注文住宅のようにデザインが効いたつくりですが、なんと建売りとのこと。

    1階には、将来子ども部屋になる予定の部屋が2つ。

    2階には、リビング・ダイニング・キッチンとバス・洗面所・トイレ、そして主寝室。

    高い吹き抜けに向かってのぼる階段の先にはベランダがあります。

    夫婦ともに同じ勤務先のため、もともと会社に近いこの中野エリアの賃貸マンションに住んでいたそう。

    通勤時間を短くして、夫婦や子どもたちと過ごす時間がたくさんとれることを最優先に、場所を決めました。

    「子どもが生まれたことをきっかけに、チラシなどで物件を物色していました。

    たまたま家族で商店街のイベントに参加したとき、まさに工事が終わって完成したこの家の前を通りかかって。

    ちょうど翌週から内覧がはじまるタイミングで、一足先に見させてもらったんです」

    そんな出会いを果たし、一般向けに内覧がはじまると家が痛んだりもする……ということで、

    翌日には大きな買い物を決断した、というわけです。

    マンションか、戸建てか?

    家を探しはじめた当初は、マンション希望の奥さまと、戸建て希望の一幸さんで、ちょっと意見が分かれるシーンもあったそうです。

    奥さまの懸念ポイントは、セキュリティとゴミの管理。

    たしかに、日々暮らす上で気になる問題です!

    でも内覧をするうちに、子どもたちが足音を気にせず走りまわれて、のびのび過ごせる一戸建てに、奥さまもの気持ちが傾いたとのこと。

    また、憧れていたベランダの存在や、広くてゆったりくつろげるお風呂が、奥さまの背中を押しました。

    残念なところ

    リビングの壁一面を、ホワイトボードにしたかった

    カウチと反対側の壁面は、おもちゃがいっぱいのキッズコーナー。

    下の方には大きなホワイトボードが貼ってあり、マグネットをつけたりお絵かきできるようになっています。

    「本当は、この壁一面をお絵かきできるようにしたかったんです。

    そういう壁紙もあるんですが、かなり値が張るので……今はこういう形に落ち着いています」

    バルコニーに水栓があったらよかった

    「この夏は、憧れていた“バルコニーでビニールプール”をして、たくさん遊びましたが……

    バルコニーに水栓がないので、2階からホースを伸ばすことで、なんとか解決しました(笑)」

    お気に入りのアイテム

    思いのほか便利な低めのダイニングテーブル

    中野で工芸デザインを扱うショップ・モノモノで購入したダイニングテーブルは、一般的なものより低めのようです。

    これに合わせる椅子はソファとベンチ。

    「小さな子どもがいると、広い椅子でいっしょに座れた方が便利ですね」

    ワインを楽しむグラスたち

    食器棚には、ワイングラスがずらり。

    「呑むワインによってグラスを変えるので、おすすめを選ぶのは難しいですが……

    ワイングラスの老舗・RIEDEL(リーデル)は、いいですよ」

    アウトドアやバルコニーで呑むのにぴったりな脚なしグラスや、子ども用のReale(レアーレ)のワイングラスまで!

    「子ども用にはジュースを入れれば、大人と同じものを楽しんでいる気分になれます。

    僕もはじめはプレゼントでもらったんですが、お子さんが生まれた人へのプレゼントに、これを選んだりするようになりました」

    海外出張で買ってくるテーブルウェアやキッチングッズ

    ヨーロッパへの出張時に、料理好きの一幸さんがついつい買ってしまうのは……

    日本ではなかなか手に入らない食器やキッチン雑貨。

    マットな質感がシックなプレートや、

    おつまみのナッツなどを入れるのにピッタリのウッディな小物入れ、

    友人から贈られたイタリアのチーズ削りがお気に入りです。

    暮らしのアイデア

    大すきなワインはしまい込まずに

    大すきなワイン、だいたい毎晩なにかしら呑むと言います。

    オープンラックに入っているのは、いつでもパッと手に取れるようにしておきたい思いがあるそうです。

    「しまい込むと、なんだか倉庫みたいになっちゃいますよね。

    そうじゃなくて、生活の一部としてお酒が楽しめるといいなと思ってます」

    自分好みのワインを選ぶには?

    ワインはすきだけれど、あまり詳しくない場合、どうやって選べばいいのでしょうか?

    「やっぱりいろいろ呑んでみるのがいいと思います。

    メルシャンのワインもそうですが、多くのワインに記載されている甘口・辛口などの特徴を参考にしたりして」

    「気に入ったものの産地や、風味の特徴を覚えておいて、近しいものを買ってみたり、気に入らなかったものは避けたり……。

    そうすることで、だんだんと自分の好みが把握できますよ。

    例えば友人が家に来たときのおすすめは、メルシャンのスパークリングワイン『コドーニュ』ですね。

    飲みやすいし、1,500円程度で買いやすいし、ボトルが華やかなんです」

    コドーニュ バルセロナ 1872 750ml

    ¥1,660 Amazonで見てみる

    「ちょっとした自分へのご褒美には、2,000円程度で買える『ロバート・モンダヴィ』のワインもおすすめですね。

    コスパでいえば、チリワインもいいですよ」

    ロバート・モンダヴィ プライベート・セレクション カベルネ・ソーヴィニヨン 750ml [USA/赤ワイン/辛口/フルボディ/1本]

    ¥1,960 Amazonで見てみる

    これからの暮らし

    「転勤などがあるかもしれないし、あんまり先のことはわからないですが……

    向こう5年くらい家族みんなでのびのび楽しむためにと、思いきって一戸建てを買いましたが、とても満足しています。

    直近では、広い白壁にアートを飾ったり、ベランダに小さな砂場をつくって、子どもたちがもっと楽しめる空間にしていきたいですね」

    また、日々の生活はどうしても子ども中心なだけに、大人の時間も大切にしたいとのこと。

    「子どもが生まれる前は、夫婦でいろいろなお店に呑みに行くのを楽しんでいたし、それを基準に住む土地を選んだりしていたので……(笑)、

    夫婦でお酒や食事をゆっくり楽しむ時間が、もっとつくれたらいいなぁ」

    いずれにせよ、“完ぺきを求めすぎない”のが楽しく暮らすコツかも、とおっしゃった一幸さん。

    おおらかさがある中野の街で、さきちゃんはのびのび成長できそうだなーと思った取材陣でした。

    Photographed by Kenya Chiba

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