• このエントリーをはてなブックマークに追加
渋谷には、胃腸を焼かれる喜びがある|編集長の渋谷ランチ
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

渋谷には、胃腸を焼かれる喜びがある|編集長の渋谷ランチ

2018-11-14 22:00
    午前の仕事は戦争です。

    最も集中できる時間だからこそ、創造性とハードルの高い仕事を詰め込む。

    そして午前奮闘した自分を、ランチで労ってやる。これぞ職業人たる喜びなのです。

    こだわりの一店を紹介したい…

    そこで、ROOMIE編集部が腰を据える渋谷で、こだわりの一店をご紹介。

    初回はタイ東北、イサーン料理を味わえる『モーラム酒点』です。

    目印はペンキで大胆に表現されたゴールド寝仏。

    実家のような穏やかさ…だが…?

    奇抜な外装とは対照的に、中はおとなしい印象を受けるでしょう。

    メニューにはポピュラーなタイ料理が並びます。おや、イサーン料理らしいものはあまりない……?

    まぁ、まずは小手調。ガパオでも頼んでみようじゃないか。

    ほのぼのルックの伏兵

    ふむ、見た目はよくあるガパオそのもの。

    セットのサラダ、スープ、ゼリーもシンプルです。飾り気のない食器には、どこか小学校の給食を思い出すほのぼの感。

    凶悪ッ…!

    しかし、パクリと一口含んだ瞬間、度肝を抜かれます。

    辛ッッッ!!!!

    え……

    辛ーーーッッッッッ!!!!

    「しばしの休戦……」 そう思ってやってきた場所での唐突な奇襲。再戦の火蓋は今ここに切って落とされた!

    タイ人シェフと日本人シェフの確信的犯行

    現地の辛さをそのまま再現しております。

    こだわりは、包丁で叩いた鶏肉、半熟目玉焼き、タマネギ・赤ピーマンなど、甘みや水分が出る野菜類は入れない事。

    ふくみ笑いさえ聞こえてきそうな、オーナーによる悪魔の囁き。

    しかも、水を飲んでも全然辛さが和らがない。呪い?

    あぁもう……食べるのをやめたい。あまりにも辛い。なのに……なのに……。

    ウマいんである。

    もう、しょうがない。これはしょうがないほどにウマい。

    まるでジリジリと体を焼かれながらも、太陽に向かって手を伸ばすイカロスのよう。

    愚かにも、何度も何度も口にガパオを運ぶ僕は、まさに食という快楽に溺れる罪人。あぁ人間の業はどこまで深いのか……。

    それでも……それでも……。

    汗流した顔に11月の風は心地よかった

    この戦いに勝ったのか負けたのか、僕にはわかりません。

    でも、ただ一つわかっていること。それは、こだわりある食を求めるこの足は、止まらないということ。

    人類最古のエンタメ、食。

    人間である喜びを、この肌で感じるために、僕は今日も渋谷の街を歩くのです。

    ※いちおう辛さ控えめ、もしくは辛さ強めも対応してくれますよ

    あわせて読みたい:

    世界で唯一ジブリ公認の「トトロレストラン」がタイにあるって知ってた!? これは行くしかないね… - ROOMIE(ルーミー)

    ポテチっていうか、これはもうイモ…通常の約3倍の極厚のポテチが出るって本当? - ROOMIE(ルーミー)

    マンガ『602号、木の見える部屋』第4話~ご近所さん~ - ROOMIE(ルーミー)

    RSSブログ情報:https://www.roomie.jp/2018/11/469290/
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。