お店に揃うアイテムは、古道具の世界に20年近く親しんでこられた菅野ご夫妻の人脈とセンスで揃えられた、ユニークなものばかり。
今回はそんなこだわりのアイテムの中のひとつ「洗面スタンド」をご紹介します。店長の菅野さん、今回もこだわりの古道具の魅力を教えてくださ~い!
見てすぐにピンと来た?
こちらは1960~1970年代のもの。このシルエットに見覚えがある人は多いんじゃないでしょうか?
そう。病院や保健室で、昔よく使われていた洗面スタンドなんです。古い病院が取り壊される時などに、使っていた家具をシェアするんですが、そういう機会に仕入れてくるんです。
確かにこのシルエットは、ドラマや映画でも見たことがあります!
ですが、洗面スタンドって普段のライフスタイルのなかでどう使ってあげればいいんでしょうか…?
使い方は人それぞれ!
洗面ボウルだからといって、使い方がそうと決められているわけではありません。
例えば、ボウルをとってトレーを載せれば、飲み物などを置くモダンなスタンドに早変わりしたりと、使い方は自由自在ですよ。
この他にも、上に載せるのをガラスの天板にしてあげればスタイリッシュなサイドテーブルになったり、洗面ボウルに穴を開けて鉢植えに見立てれば、なんとガーデニングアイテムになったりと、多彩な使い方ができそうなこのアイテム。
ヴィンテージだからといって気負わずに、自分の生活に馴染むようカスタマイズすることで可能性は広がっていく。
この考え方を真似てみると、「我が家ならこう使いたいな!」というアイデアが湧いてきますね~。
機能的なデザインが魅力
おや? この飛び出しているバーは一体なんなんでしょうか? 装飾にしてはシンプルな気が……。
これはタオルバーです。ただしこのバーも自分らしい見立てで好きな使い方ができるので、どう使うかは自由なわけです。
洗面台として使うのはもちろん、例えばタオルバーにベルトをかけ、ボウルにストールを丸めていれて、クローゼット脇の収納として使っている方もいますよ。
自分のものさしで選んでみて
話を聞いていて私自身が欲しくなってしまい、店頭での販売価格を聞いたところ、こちらは7,500円(税込)とのこと。
古道具の方が新品で家具を買うよりもコストが安く済んだりするのでしょうか?
そこはなんとも言えませんね……。
今は本当にピンからキリまでモノが溢れている時代ですので、ヴィンテージのアイテムを買うには自分のものさしをしっかりと持つことが重要になります。
損とか得とかじゃなくて、自分にとってこの値段で買うだけの価値があるのかないのかということです。
そういうものさしを持って自分の価値基準で判断し、有名無名関係なく、妥協せずに本当に気に入ったものだけで揃えれば、お部屋は自然と恰好よくなります。
100均でもなんでもいいんです。そうやって丁寧に作られた空間はどこも本当に素敵なんですよね。
今回の洗面スタンドのように、古道具との出会いはまさに一期一会。
ぜひ実物をチェックして、自分のものさしと相談しながら妥協のないお部屋づくりを楽しんでみて下さいね~!
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Photographed by Kenya Chiba