「Rocking-Knit(ロッキングニット)」と名付けられたこちらの作品、椅子に座ってゆらゆらと揺れているだけで、頭上にある自動織り機がニットを編んでくれるというもの。なんと怠惰な家具なんでしょう。
この作品はスイスにあるアートスクールECALの学生であるDamien Ludi氏とColin Peillex氏によるもの。実際に編まれていくのは筒状のニット。寒い冬の必需品である「ニット帽」の原型のようなニットが頭上にどんどんと編まれていきます。こちらが実際の動画です。
座った人がするべきことは、リラックスして前へ後ろへゆれるだけ。シンプルな歯車が小気味よくニットを編んでくれます。なんだか座っている人がミシンの一部にでもなったかのように見えてきます。
まさか「ロッキングチェアーで編み物をするおばあちゃん」から「おばあちゃんの頭上で編み物をするロッキングチェアー」になるとは思いもしませんでした…。
ECAL low-tech factory – rocking chair knits winter hats [designboom]