中は意外と広くて荷物もたっぷり置けるって。
自動車メーカーのトヨタから、ふたり乗りの小型EV「C+pod(シーポッド)」が発表されました。そのサイズは全長が2,490mmで全幅が1,290mm、そして全高が1,550mmと超コンパクト!
プリウス1台分(全長4,575mm)の駐車スペースに2台置けてしまうんです。
軽自動車より小さいEV軽自動車
最高時速は60kmで、フル充電での走行距離は150kmとのこと。扱いは軽自動車ですが、高速道路や自動車専用道路は法律上走れません。とはいえ通勤や買い物といった、チョイ乗りに最適そうですね。
安全面では、昼夜問わずほかの車両や歩行者・自転車を検知できる「プリクラッシュセーフティ」も標準装備されており、衝突回避や被害軽減をサポート。
アクセルとブレーキの踏み間違いが起こっても、8つのソナーで不意の衝突を緩和し、被害を少なくします。コンビニのガラス窓も検知できるというので、万が一が起こっても少し安心かなと思います。
非常時には電気を出力できる頼もしさ
助手席の足元には充電用のコンセントもあり、時速25km以下では敢えてヒューンという擬似的な走行音が鳴る仕掛けも装備されているなど、EVっぽさが感じられますね。
加えて非常時には電気を出力することも可能で、最大1,500Wを供給できます。またオプションの「ヴィークルパワーコネクター」をフロント部の普通充電インレットに差し込めば、外部給電用のコンセントとして約10時間も給電し続けられるというから、頼りになりそうです。
往診に最適なクルマとして活用
豊田市の地域医療センターでは、「C+pod」を往診に使っているとのことで、使い勝手の良さについて動画でコメントが寄せられています。
現在200以上の法人や自治体がトヨタの車両の利用を検討しているそうで、中には電力会社やカーシェアリングといった事業が含まれているのだとか。ほかにも地域のパトロールや宅配などなど、いろんな用途に使えそうですね。
お手頃価格なら普及しそう
「C+pod」は価格がXグレードで165万円、Gグレードだと171万6,000円。現在は法人ユーザーや自治体などを対象に限定販売されている段階で、個人への販売は2022年を目途に開始する予定です。
Source: YouTube (1, 2) , TOYOTA (1, 2) via Car Watch
text by 岡本玄介
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