春を手前に、キャンプ熱もヒートアップ寸前。

家でもずっとあの空間に囲まれていたいという気持ち、キャンパーさんなら共感してくれるはず。

そんなおうちでもキャンプに浸れて、実用性も抜群なグッズが、「デイジーチェーン(ハンギングチェーン)」。アウトドアの際にテントやテープに吊るして使うものですが、壁掛け収納としても十分使い勝手のいいアイテムなんです。

耐荷重30kg! 静岡の老舗メーカーがつくる「タフフック」

デイジーチェーンは用途に合わせて何種類か使っていますが、おうちで愛用しているのは静岡の細幅織物メーカー「MOTOHASHI」のタフフックです。

トートバッグやベルトに使われている強靭なテープを使用していて、約50個の小さな輪っかがついているのが特徴です。

新潟県燕三条で作られたカラビナも2つ付属します。

輪っかのピッチは約1.7cm。ギアのサイズに合わせて、好きなところに吊るすことができるので、見た目のバランスを調整しやすいのが魅力。

インテリアとしても取り入れやすかった所以です。

しかも、ひとつの輪っかの耐荷重はなんと約30kg! 

そこまで重いものを吊るしたことはありませんが、それだけ強度が高いことの裏付けでもありますね。

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食事のときに使うギアをサッと取り出せるように

ダイニングテーブルの脇にある壁なので、マグカップや鍋敷き、シェラカップなど、食事のときにサッと取り出せると便利なギアを吊るしています。

この辺はキャンプのときとほぼ同じです。

4人家族なので、シェラカップは多め。

ただし、輪っかの径が小さいので、シェラカップはテープ部分にそのままぶら下げて使っています。



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朝のシリアルが楽しくなりました

デイジーチェーンを導入したことで、シリアルの定位置が変更となりました。

キャンプ気分を高めるため、ナルゲンボトルに移し替えて、シェラカップの側に置いています。

忙しい朝は牛乳を冷蔵庫から持ってくれば、朝食の準備は完了です。

子どものおやつを取り分けたり、晩酌のつまみを入れたりと、いちいち食器棚まで行く機会が減ったのは、デイジーチェーンのおかげです。

取り付けは“よーと”でサクッと

そこまで重いものは吊るさない想定なので、取り付けには足長のよーとを使いました。

テープのたわみ具合を確認しながら、固定位置を微調整しました。

すべてのギアが吊るされているとバランスがよいのですが、どこかがなくなると重さが偏って見た目のバランスが悪くなるのは欠点。

それでも、おうちでキャンプ気分を高めてくれるので、我が家ではしばらくこのスタイルが続きそうです。

※本記事は2020年6月26日の記事を再編集して掲載しています。

Text and Photographed by まつい ただゆき

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