そこで、さまざまなジャンルで活躍する方々に「10年後も手放さない」思い入れのあるモノを、31×34.5cmという限りのある『ROOMIE BOX』の中に詰め込んでもらいました。
なぜ、「10年後も持っている」と考えるのか―――。大切に持ち続けるモノについて語る姿から、その人の暮らしが徐々に見えてきます。
菅沼ゆりさん
“ゆりっぱ”の愛称で親しまれ同世代の女子から絶大な支持を集める。SNS発信は高い影響力を持ち、コスメ/スキンケアマイスターの資格を取得するなど、美容の知識も豊富。
最近ではイベントMCやアパレルやアクセサリーのプロデュースなどマルチに活躍している。Zoff、CA4LAなどコラボ実績多数。
ROOMIEでは美容連載「ROOMIEラボ コスメ科」も執筆中。
10年後も手放さないモノ
パワーパフガールズのグッズたち実は私パワパフガールズがすごく好きで。キャラクターの丸っこいフォルムもすごい好きだし、おてんばなな幼稚園生たちが街を救うみたいなストーリーがすごくおもしろいし。ディスりあったり、お互い嫉妬し合ってもちゃんと愛があるみたいな、3人のバランスがすごい好きです。見た目的にも、3色のポップな色味がキャラクターに合っていて分かりやすい。ちなみに1番好きなのはリーダーのブロッサム(ピンクの子)なんです
このドールハウスを買ってもらったのが、確か幼稚園の頃。日焼けしてこんな色になっちゃったので今は奥の方に置いてるんですけど、なるべく手放さないようにしてます。もしかしたら将来子どもができたときに渡せるかもしれないし。
昔は朝、テレビ放映していて、子どもの頃は毎週観てました。この4枚のDVDは大人になってから改めて買ってもらったものです。2、3年前に親が東京に送ってくれてました。あんまり頻繁に見るというよりは、なんだか元気ないときとか、時間があるときに見ます。本当にこの子たちがかわいすぎて、見るだけで不思議と元気が出ます。
これから引っ越したりしても手放さないで持っておきたい宝物です。
このハンバーガーショップのフードに付いているおもちゃは、ロサンゼルスに行ったときに買いました。欲しすぎて何店舗も巡って、売り切れなどもあり、最終的に5店舗ぐらい回りました。
ハンバーガーはいらないからこれだけ欲しいと伝えて、お金を払って買いました。たぶん店員さんには「不思議なジャパニーズが来たな」と思われたでしょうね(笑)。しかもこれ、なんかパッケージ含めてかわいく感じて、今も封を開けれずにいます。
これは知り合いがアメリカに行ったときに買ってきてくれたんですけど、バブルス(水色の子)だったっていう……。この子も好きなんだけど、1番好きなのピンクの子なんだよな、みたいな(笑)。
これもパッケージがかわいすぎてまだ開けられずにいます。でもトイとかって保管がなかなか難しくて、飾りたいけど飾ったら日焼けしちゃうし埃かぶっちゃうし、みたいなのが悩みどころです。
ある時期まではパワパフガールズとか、ポップなデザインのものを好きって公言してたんですけど、いつからか大人になりたいタイミングってあるじゃないですか。パワパフガールズ好きって言ってるのって、子どもっぽいって周りに言われちゃうのが嫌だった時期があって。それで、キャラクターものが好きっていうことをすごく伏せたんですよ。
でも大人になってもこういうものをフィギュアとして置いておいてもいいかなって最近また思い始めて。だから昔から私のことフォローしてくださってる方は知ってると思うんですけど、最近SNSなどで私を知ってくださった方はこういうものが好きだってことは知らないかも。
友人からもらった手紙これは地元の友達にもらった手紙です。大人になってからはみんなバラバラの道に進んだので月1ぐらいでしか会えないんですけど、その中でもそれぞれの誕生日は絶対に祝うようにしていて。自分の誕生日のときに、幼馴染の子がプチ旅行みたいな感じでホテルを予約してくれて、サプライズをたくさん用意してくれたり、みんなから手紙も頂きました。いままでずっと一緒にいたけど手紙をもらうのは初めてだったので、すごく嬉しくて。
でも手紙がプレゼントの1番奥に入っていたので全然気づかなくて、家帰ってから気づいたんです(笑)。
手紙自体もそうだけど、この友人たちのことを10年後も大事にしたいなと思っています。1人は親同士が仲良くて、0歳のときから知り合いみたいな感じでした。幼稚園、小学校、中学校、高校ずっと一緒の幼馴染で、部活とかも全部一緒。他の子達も中学の部活が一緒だったので仲良くなって、それからもずっと地元で仲良くしていました。
実は私東京に友達がそんなにいなくて。結構東京から遠い地方の子って、多分意を決して上京してきて、友達も一生懸命作ろうって頑張ると思うんですけど、千葉って電車で行ける距離だし微妙に近いからそんなにそういう気持ちになれず。彼女たちはみんな今も千葉に住んでいるので、電車でよく会いに行ってます。
祖母からもらったお皿3、4年前くらいに母方の祖母からもらったお皿です。その祖母は海外旅行が大好きで、行った場所でお土産とか、自分の気になったものをよく買って帰ってくる人なんです。これを祖母の家で見たときに「え、コレ欲しい!」って直感的に思って、もらいました。全然価値は分からないんですけどこんなお皿見たことなくて、プリントなんだろうけど色合いとかすごくキレイだと思って。
大人になってもじわじわ良さが見つかりそうなものだったり、昔はかわいいと思わなくても年を重ねるうちにどんどん魅力的に思えるものは、多分10年後にはもっと好きになってるはずで。将来もこれが食卓に並ぶのかなと思ったら、ずっと大切にしていきたいと思いました。祖母が大切にしていた大事な贈りものでもあるので、私も大切にしていきたいですね。
祖母は本当に旅行好きでおしゃれな人で、最近もヴィンテージもののシェードランプを頂きました。むやみにものを捨てない、物持ちが良いところも尊敬してます。
壁とかに飾ってもかわいいデザインですよね。
19歳で一人暮らしを始めた当初は百均とかでピンクやブルーといった色ものを揃えてたんですけど、最近は、お茶碗はちゃんとした“お茶碗”みたいな、器もこだわりはじめました。料理は1人のときはほとんどしないんですけど(笑)。
菅沼ゆりさんの10年後
10年後ってことは36歳でしょ〜。でもやっぱり私の憧れは、家庭を持ちながら働くことです。子どもが2人いたら嬉しいな。家庭を持ちながら、今の仕事も続けられていたら嬉しいです。
あとは、自分の子どもをサポートできる親になりたい。子どもがやりたいことを全力で一緒に頑張れる親になりたいです。決めつけすぎず、好きなように。でも自分が生きてきた人生の中の教訓とか、ちょっとした後悔とかはちゃんと伝えられたらと思っています。
あと、今自分自身の軸みたいなところが結構ブレているので、そこを再建できていてほしいです。いい意味でも悪い意味でも昔の方が無敵で、誰の意見も聞かずに自分の信念を貫いてたんですけど、それがちょっとずつ崩れていった気がする。
特にSNSとかをやっていると、「いまの流れはこうなんだ」「こうしないといけないんだ」みたいなことを自分でも勝手に思っちゃって。きっとみんなからの印象とか、“ゆりっぱ像”みたいなものがそれぞれあるだろうし、そこから外れたことをしたときに引かれるのが少し怖いんですよね。
難しいんですけど、そういう自分の中の大きな軸みたいなものも立て直せたら、とも思ってます。
Photographed by Kaoru Mochida Hair&Makeup by Kyohko Saitoh Special thanks to studio Flocke
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