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都下の賃貸住みから都心の駅近マンション購入へ。好きなものに囲まれた、51㎡中古リノベマンションひとり暮らし(東京)|みんなの部屋
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都下の賃貸住みから都心の駅近マンション購入へ。好きなものに囲まれた、51㎡中古リノベマンションひとり暮らし(東京)|みんなの部屋

2021-12-25 14:00
    2021年も最後の月がやってきました。

    少しずつ日常を取り戻し、オーナメントやツリーなどの飾り付けでクリスマスムードが漂うこの年末、向かったのは都内某所にあるsaekoさんの家。

    最寄駅から徒歩1分と、超がつくほど駅近のリノベ済み中古マンションを1年ほど前に購入されました。

    名前(職業):saekoさん(会社員)
    場所:東京都
    面積:約51㎡(1LDK)
    リノベーション費用:100万円未満
    築年数:約53年(リノベーションして1年)
    間取り図:

    日々の生活やインテリアなどを発信しているInstagram(@ouccctt_room)はフォロワー数が1万人以上もいる人気アカウントです。

    白い壁とヘリンボーンの床、大きな窓から優しい光が差し込むお部屋では植物たちがすくすくと育ち、穏やかで居心地の良い雰囲気が漂っています。

    その空気感は、お会いしたsaekoさんそのものでした。

    ■目次
    1. お気に入りの場所
    2. この部屋に決めた理由
    3. リノベーションのポイント
    4. 気になるところ
    5. お気に入りのアイテム
    6. 暮らしのアイデア
    7. これからの暮らし

    お気に入りの場所

    ダイニングに置いた、好きなものだけを飾った棚


    お肌のお手入れやメイク、パソコンで仕事をするなど、日中に過ごすことが多いというダイニング。テーブルの脇には、saekoさんのお気に入りアイテムがセンス良く飾られた棚があります。

    本や植物、民藝品のこけしやクリスマスの飾りなどが並んでいて、まるでショップのディスプレイのようです。

    「民芸品やクラフトが好きで、和洋折衷、好きなものをここに飾っています。

    無印良品で買った棚は高さが変えられるので月に1回くらいは配置を変えたり、シーズンごとに飾るものを変えたり。

    いまは12月なのでクリスマス雑貨が多いですね。

    ダイニングテーブルに座ってメイクをするので、手が届くところにメイク道具や美容家電を置いています」(saekoさん)

    友達と過ごしたり、映画を見たりするリビング

    座り心地の良さそうなグレーのソファと色とりどりのクッション、色鮮やかなピンクのロッキングチェアなどを置いたカラフルなリビングもsaekoさんのお気に入りの場所です。

    「友達が来るとここで寛いだり、お酒を飲んだりしています。

    ひとりのときは、夜、ソファやロッキングチェアに座って本を読んだり、プロジェクターを繋げて映画を見たりして過ごしています。

    ソファはIDEE、クッションはIKEAunicoで見つけて買いました。

    クッションカバーは季節によって色を変えていて、今は赤系が多め、夏はもう少し赤系が少なくなります。

    ラグはベニワレンです。モロッコの人たちがチクチクと手作業で作っているので、よーく見ると柄が謎の位置にあるのが可愛くて気に入っています。

    ベニワレンはこれくらいのサイズを日本で買うと10万円前後はするんですけど、これはEtsyで見つけて4万円くらいで買いました」(saekoさん)

    家具などはPinterestでイメージに近いものを探して、ネットで購入することが多いとのこと。

    レトロなガラス窓があるベッドルーム

    本を読みながら寝落ちすることが多いというsaekoさん。

    レトロなガラス窓があるベッドルームは、リビングダイニングとはうってかわって色が抑えられています。

    「22時くらいにはベッドルームに移動します。本を読むことが多いのでベッドサイドにライトを設置。

    床は賃貸でも使えるクッションフロアを買って、自分で貼りました。

    貼って剥がせる両面テープを貼っていくだけなのでひとりでできましたよ!」(saekoさん)

    この部屋に決めた理由

    30歳の節目に賃貸を卒業して、家を買いました

    この家を買う前は、西東京市の賃貸物件に住んでいたsaekoさん。「もうちょっと都心に住みたい」というのが家探しのきっかけでした。

    「西東京市と比べて都心の賃貸物件は家賃が高いわりに狭くて、住みたいと思う家と巡り会えなかったんです。

    ちょうど30歳の節目の年でもあったので、それだったら家を買った方がいいかもしれない……と分譲の中古マンションを探し始めました。

    条件は、『職場がある駅まで15〜20分くらいで通勤できる場所』『駅近』『リノベーションできること』。

    そして見つけたのが、この家でした。

    不動産サイトで物件を探して6軒ほど内見をしたんですが、ここは駅近なうえに、外装も全面修繕をしていてきれいですし、見た中で管理が一番良かったんです。

    なにより立地がいいので、今後、この家を手放したくなったときも売れそうだなぁとも思いました。

    もともと貯金は苦手な方ですが、賃貸でお金を払い続けるのとあまり変わらない金額で購入できることが分かったので、それもあって家を買う決断をしました」(saekoさん)

    リノベーションのポイント

    友達が集まりやすい間取りにするため、壁を抜いて2部屋を1部屋に

    明るくて広々としたリビングダイニングが気持ちいいsaekoさんのおうち。もともと3DKの間取りで、このスペースは2部屋に分かれていたそうです。

    「以前住んでいた方がリノベーションしていたのできれいだったんですけど、予算の範囲内で手を加えました。

    天井から床にかけて段差ができているところに壁があったんですが、友達を呼べる部屋にしたかったので壁を抜いて一部屋にしました。

    床も以前はダークブラウンだったので、明るい色のヘリンボーンに変えたんです。

    それ以外で手を加えたのは、ベッドルームの窓を二重窓にした程度。だからリノベーション費用は、100万円もいかないくらいでした。

    工事は『ゼロリノベ』さんに依頼。

    物件は自分で探したかったので、それ以外の耐震性などを中立的な立場でチェックしてくれたので安心でした」(saekoさん)

    気になるところ

    対面キッチンにしたかった

    「本当は対面キッチンにしたかったんです。

    こことは別にもう1軒、迷っていた物件があって、そこは食洗機がついた対面キッチンだったんです。でも、立地の関係で諦めました」(saekoさん)

    お気に入りのアイテム

    天板が丸いコーヒーテーブル

    正円の天板と、孤の字を描いた脚が印象的なテーブル。

    「インスタに投稿すると『どこのですか?』と聞かれるコーヒーテーブルNOCEで買いました。ブラックスチールの脚が気に入っています」(saekoさん)

    2020年限定カラーの「Acapulco Rocking Chair」

    お部屋の主役的に目立っていたのが、「Acapulco Rocking Chair」。色鮮やかなピンクがとってもかわいいんです!

    「この色は2020年限定カラー。定番では黒、白などもありますよ。

    前からロッキングチェアが欲しかったんですが、これは透け感のあるフレームで圧迫感がないので買いました」(saekoさん)

    すくすく育つゴムの木

    お部屋のあちこちに植物を配置しているsaekoさん。どれもすくすく育って、日に日に大きくなっているそうです。

    「ここに引っ越してきた時に買ったゴムの木は、練馬区にある『オザキフラワーパーク』で買いました。

    植物は部屋のアクセントになっているので気に入っています。

    このサボテンも小さかったのに、気づいたら宇宙人みたいな形に伸びてきました。

    グリーンを散りばめるとインテリアに統一感が出るので、いっぱい置きたいんです」(saekoさん)

    こけし工人・佐藤さんと鎌田さんが手がけたこけし

    民芸品が好きなsaekoさんのお気に入りアイテムは、宮城県のこけし工人が手がけたこけし。

    「こけしって、奥が深いんですよ」と話すsaekoさんの説明を聞きながら、よーく見てみるとそれぞれ顔立ちが違う!

    「これは宮城県白石市のこけし工人・鎌田孝志さんのこけし。

    以前イベントに関わる仕事を担当していたとき、作家さんから直接譲ってもらいました。

    顔立ちが可愛いくて、横の短い髪と、ぐるっと1周描かれた線が特徴です。そのイベントで私が絵を描いたオリジナルのこけしを販売してもらったのですが、それは『さえこけし』って呼ばれてました(笑)。

    もう一種類は、蔵王の遠刈田(とおがった)という場所のこけしです。

    「遠刈田系」と呼ばれていて、大きい頭にスリムな胴体、綺麗な顔が特徴なんですよ。これは、工人・佐藤英太郎さんが手がけていらっしゃいます」(saekoさん)

    ヤーマンの「ミーゼ スカルプリフト」

    ダイニングテーブルから一番手が届きやすそうな場所に置かれた美容家電。

    中でも、ヤーマン「ミーゼ スカルプリフト」はおすすめだそう。

    「これ、本当におすすめなんです! お風呂でも使えるし、アタッチメントを変えると顔にも使えるのでとってもお気に入り。

    美肌の先輩が使っていたので買ってみたのですが、使い始めてから頭痛が減りました。

    『スカルプリフト』で頭皮ケアをしながら、スチーマーをしてケアをする時間は至福です」(saekoさん)

    YA-MAN(ヤーマン) 頭筋リフトブラシ mysé(ミーゼ) スカルプリフト EMS スカルプ 頭皮 防水 MS-80W 25,900 Amazonで見る 33,000 楽天で見る

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    江戸時代に描かれた浮世絵

    「昔の生活道具を描いた江戸時代の浮世絵は、目白台の塔屋さんで買いました。

    色が可愛くて買ったんですが、よく見るとめちゃめちゃ渋い絵が描いてあるんです。部屋にあってもいいかなと悩みながらも、買ったら意外と部屋に合うんです」(saekoさん)

    あえてバラバラに買った、カップやグラスたち

    「食器も好きなんです。沖縄のものとか、塔屋さんで見つけたカップとか、あえて全部バラバラで買うんです。

    友達が遊びに来ると、みんなそれぞれ好きなのを使ってもらっています」(saekoさん)

    暮らしのアイデア

    本を色別に収納する

    ベッドルームの棚にあった本は、まるで色鉛筆のように色別に収納されていました。

    「本棚はぐちゃぐちゃして気持ち悪いので、色別に収納しています」(saekoさん)

    ものを収納する場所を決めておく

    収納ケースをセンス良く配置されていたsaekoさん。気をつけていることはありますか?

    「化粧品はIKEAのメイクボックスにまとめて入れています。

    A型なんですが、そんなに細かく収納ができないので、ボックスに入れるものをグループ分けして入れて置いています。

    たとえば、このボックスは、左がコンセント、真ん中に文房具、右が普段あまり使わない化粧品などちょっとしたものを入れています。

    こうやって分けておくと、ものが迷子になりません」(saekoさん)

    使わないバッグを雑誌の収納に

    イエローとピンクの配色がすてきなバッグには、インテリア系の雑誌が。

    「このバッグは持ち手部分がスカスカになってしまって外では使えないので、雑誌の収納に使っています」(saekoさん)

    三角形に物を配置する&余白を作る

    お部屋のどこを見てもショップのディスプレイかのようなセンスに溢れています。

    ただものじゃない雰囲気を感じて尋ねてみたところ、ディスプレイを担当していたこともあるのだとか。

    「物を飾るときは、三角形を作るときれいに見えると言われているので、それを意識してインテリアを作っています。

    たとえば、こんなふうに二等辺三角形をつくると上に空白(デッドゾーン)ができるので、物があってもスッキリ見えるんです。

    横並びにするときは大きいものから順番に並べると奥行きが出ますし、植物も重ねた本の上に置いて高さを出しています。

    そういうセオリーを意識しながら、ちょっと空白を作ってあげるのがポイントです」(saekoさん)

    色のトーンを揃える

    ピンクも好きだし、イエローも好き。あと、黒も、グレーも好き!と、好きな色を散りばめるとまとまりのない雰囲気になりそうなものですが、saekoさんのお部屋はカラフルなのにまとまりがありました。

    色使いで意識していることはありますか?

    「本当は3色までがいいと言われているんですけど、私は色んな色を使っちゃいます。

    そのときに気をつけているのは、色のトーンが異なるものを組み合わせないようにしています。たとえば、ペールトーンやパステルカラーのような明るい淡い色と、ビビッドカラーのようなはっきりしたトーンの色といった感じで」(saekoさん)

    これからの暮らし

    「小さなことでは、季節に合わせてちょこちょこ部屋を変えて、みんなが集まってくれる部屋にしたいです。これからもいっぱい人を呼びたいので。

    大きいことでは、何年かしたらこの家は売って別のところに住みたいと思っています。今後結婚するかもしれないですし、数年後には違った家探しをしているかもしれません。

    イチから部屋を作るのが楽しかったので、また部屋づくりをしたいんです」(saekoさん)

    女性のひとり暮らしで家を買うとなるとハードルが高くて無理そう……と、諦めてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

    賃貸のまま暮らすか、家を買うのか。

    そうした岐路に立ったとき、好きなものに囲まれて快適に暮らすために「家を買う」ことも選択肢のひとつになるのだと、saekoさんのお話を伺いながら思いました。

    取材の最後、「新しい家に引っ越したら、また取材にいらしてください!」と言ってくださったsaekoさん。

    その際はぜひ伺わせてくださいね!

    Photographed by Kayoko Yamamoto

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