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賃貸の限界に挑戦! DIYとアンティーク、昭和レトロのアイデアが詰まった2DKのふたり暮らし(世田谷区)|みんなの部屋
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賃貸の限界に挑戦! DIYとアンティーク、昭和レトロのアイデアが詰まった2DKのふたり暮らし(世田谷区)|みんなの部屋

2022-03-20 14:00
    新宿や渋谷へもほど近く、静かで暮らしやすい世田谷エリア。線路沿いを少し歩いた先にある住宅街の一角に、今回ご紹介する若月翼さん、ひかるさんの住まいがあります。

    名前(職業):若月翼さん(会社員)、ひかるさん(会社員
    場所:東京都
    面積:約40㎡(2DK)
    家賃:11.3万円
    築年数:約20年
    間取り図:

    編集部作成

    Instagramでお部屋の様子を発信している、ひかるさん。

    プロフィールには「賃貸マンション2DKのふたり暮らし」とありますが、投稿画像はどれも、「これって、お店ですよね?」の雰囲気。

    レトロかつシックなテイストがミックスされ、ひと目見ると忘れられないほど印象的な空間なのです。

    お話を伺いたくて、翼さん、ひかるさんを訪ねました。

    ■目次
    1. お気に入りの場所
    2. この部屋に決めた理由
    3. お気に入りのアイテム
    4. 暮らしのアイデア
    5. これからの暮らし

    お気に入りの場所

    DIYで壁を貼り、お気に入りを飾ったリビング

     

    おふたりの住まいの主役とも言えるのが、リビング。ひかるさんのInstagramでも目を引くのがこの場所です。

    「夫が会社に行っている間にDIYをするのが好きで、リビングの壁は私ひとりで壁紙シールを貼りました」(ひかるさん)

    言われなければDIYしたとは気づかない完成度の壁ですが、ひとりで壁紙シールを貼ったとは驚きです。さぞかし大変だったでしょう。

    「糊で貼るタイプもあるのですが、それは大変だって聞きますよね。でも、これは壁紙の上から貼るシールタイプだったので、ひとりでできましたよ! 楽天で『貼って剥がせる壁紙』と検索して購入しました」(ひかるさん)

    女性ひとりでできるなら、試してみようかなぁと思っちゃいますね。

    インテリアの参考にするのは、佐藤貴予美さん、吉村みゆきさんなど、好きなインテリアデザイナーさんの本やPinterest

    マットな質感の落ち着いた色合いの壁には、鉱石や蝶、絵など、ひかるさんのお気に入りの飾りがたくさん! しかもこれらすべて、ダイソーやホームセンターで買った強力両面テープのついたフックを使い、原状回復可能なように工夫してディスプレイしているのだそうです。

    中でも目を引くのが、ドライフラワーを入れたアンティーク調の箱。

    「この箱、実はメルカリで見つけた古時計なんです。中に入っていた歯車などを分解して外して、ドライフラワーを入れて飾っているんです」(ひかるさん)

    古時計を分解! その発想はどこからくるのでしょう?

    「古時計を箱だと思って見ています。かわいいし、サイズ感もちょうどいいし、お気に入りのミシン台とも色が合うんです」(ひかるさん)

    照明はシェードを6種類くらいストックし、気分で付け替えているそうです

    こうしたものをメルカリ、ヤフオク、雑貨屋さんで買うことが多いというひかるさん。お気に入りは荻窪や世田谷、千歳烏山、目黒通りにあるアンティークショップやリサイクルショップ。よく掘り出し物を探しに行くのだそうです。

    テレビ台にもなっている黒い棚も、ひかるさんが作ったもの。

    「テレビに合う棚が欲しくて、2×4(ツーバイフォー)木材や、ホームセンターで買った棚板などを組み合わせて作りました」(ひかるさん)

    壁紙 シール スタッコ 塗り壁調 無地 15m 白 ホワイト アイボリー グレー オールドブルー くすみブルー スモーキーブルーグレー 壁紙 おしゃれ 壁 DIY 韓国風インテリア ナチュラル シャビーシック トイレ 洗面所 汚れ防止 賃貸OK 壁 簡単 リフォーム 壁紙シール 15mパック 8,470 楽天市場で見てみる

    !function(t,e){if(!t.getElementById(e)){var n=t.createElement("script");n.id=e,n.src="https://araklet.mediagene.co.jp/resource/araklet.js",t.body.appendChild(n)}}(document,"loadAraklet") お気に入りのアンティークのカップなどのある食器棚

    ひかるさんのお気に入りの場所、2つめはキッチン付近に置かれた食器棚のあるエリア。

    アンティーク雑貨屋さんなどで買った、カップ&ソーサーやガラスのカップなどが並べられています。

    「食器棚は1ヶ月くらい前に買ったばかりで、まだこのゾーンは作っている最中なんです。

    食器類はアンティーク雑貨屋さんや『スタジオエム』で買います」(ひかるさん)

    ダイニング兼デスクとして使っているリビングの一角

     

    翼さんのお気に入りの場所は、ダイニング兼デスクとして使っているこのエリア。ここを背景にオンラインミーティングをすることが多いのだとか。

    「スポーツ関連のスタートアップで仕事をしている僕のプロフィールからは想像つかない背景なので、大体『いいバーチャル背景ですね』とか、『それってリアルですか?』って聞かれます。初めてのアポイントでも結構突っ込んでもらえるので、個性になってありがたいです」(翼さん)

    確かに! これはバーチャル背景だと思ってしまうほどの完成度です。

    翼さんが座っている椅子はメルカリで購入。机は楽天で「古材」と検索して見つけたものだそう。3万円ちょっとと、味わい深い見た目ながらお手頃なお値段で購入できたそうです。

    この部屋に決めた理由

    以前は三軒茶屋に住んでいたおふたり。この家で暮らし始めて1年ほど経つそうです。

    「彼が住んでいたワンルームに私も住み始めたので、狭かったのと、結婚を機に引っ越しをしました。

    もともと看板建築や商店街、純喫茶をまわるのが好きで、それ目的でこの近辺を散歩したときに雰囲気がいいなと思っていたんです。騒がしくもないし、静かすぎないし」(ひかるさん)

    「会社が世田谷なので、出勤しやすいエリアに住みたいと思っていました。

    物件を探しているときは、『駅近、日当たりがいい、3階以上、オートロック、鉄筋コンクリート作り、ネットが早い、家賃、間取り』などの条件で物件サイトや不動産屋さんのサイトで検索していたのですが、なかなか希望に合うところが出てこなかったんです」(翼さん)

    そんな矢先、ふらりと入った街の不動産屋さんに紹介してもらったのがこの物件でした。

    「礼金なし、敷金2ヶ月という好条件でした。1日2回くらい掃除してくれるので建物自体もすごく綺麗でしたし、14時くらいになると日当たりがよくてめちゃくちゃ明るかったんです」(ひかるさん)

    ほかにも内見をしたそうですが、駅近だし、日当たりもいいしということで、翼さん曰く、「ビビッときた」のがこの家。

    「本当はもう少し広い部屋がよかったんですが、部屋の形が正方形で家具が配置しやすそうだと思ったので、この家に決めました」(ひかるさん)

    「寝室とリビングが離れていて、生活がしやすそうな部屋だと思いました」(翼さん)

    そして、2020年の年末に引っ越し。とても気に入っているそうです。

    お気に入りのアイテム

    デスクにもなるレトロなミシン台

    ひかるさんがお気に入りアイテムとして真っ先に紹介してくださったのが、このミシン台。レトロなフォルムと温かみのある色がなんとも素敵です。

    「仕事で行った熱海の空き家にあったものを引き取りました。普段は天板をつけてここでおやつを食べたり、作業をしたり。ときどき壁を見ながら、飾りを変えることもあります」(ひかるさん)

    夜になると照明をつける、アクセサリーケース

    ひかるさん愛用のアクセサリー類がたくさん並べられた、ガラスと木でできたアクセサリーケースも気に入っているそう。

    「以前、働いていたお店で扱っていたものを引き取って、今も使っています。夜になったらランプをつけるのですが、きれいで落ち着くんです」(ひかるさん)

    パソコンや手帳などを収納する引き出し

     

    翼さんのお気に入りアイテムは、この引き出し。ひかるさんテイスト一色のリビングの中にしっかり馴染んでいます。

    「もともとこういうテイストは興味の領域ではなかったんですが、妻と生活していくうちにちょっとずつ芽生えてきたというか」(翼さん)

    「洗脳ですね(笑)」(ひかるさん)

    「手帳やメモなどを机の上に置きっぱなしにしていたのですが、それがだんだん嫌になってきて、どうせしまうなら可愛いほうがいいなと、『NEWS』で引き出しを買いました。

    部屋のトーンと合いますし、A4が余裕で入るものが欲しかったので、ちょうどいいものが見つかって気に入っています」(翼さん)

    もともとは機能性を重視して物を買うタイプだという翼さん。引き出しの中にはパソコンや手帳など、外に出しておきたくないものをしまって、生活感が出ないようにしているそうです。

    「出しっぱなしだと頭も散らかっちゃうので、しまった方がいいんだなと。

    家で仕事をしているとはいえ、あまりデスク環境を作らないようにしているので、外付けのキーボードを使ったり、スタンドをパソコンの裏につけたり。

    専用の部屋があればガチガチに整えるかもしれないですけど、でも身軽にしておきたいなぁとは思います」(翼さん)

    鉄フライパン、銅の卵焼き

     

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    このところ、料理に興味が出てきたという翼さん。ひかるさんのInstagramにも、翼さんが作り、ひかるさんが盛り付けをした美味しそうなお料理の写真が並んでいました。

    そんな翼さんのお気に入りは、鉄のフライパンと銅製の卵焼き器。

    「鉄のフライパンは無印良品のもので、友人がくれました。これでお肉を焼いたり、卵料理を作ったり。

    いただいた当初、『鉄のフライパンって、こうやって育てるんだ!』って知って、最初の頃は妻に『絶対触らないで』って言ってました(笑)」(翼さん)

    そう話す翼さんの横で、「私は洗剤でガシガシ洗いたいんです!」と笑いながら話すひかるさん。鉄のフライパンは洗剤を使ってはいけないっていいますもんね。

    「鉄のフライパンを使うようになって、肉など焼く料理がおいしくできるので好きになりました。焼きやすいし、味がぎゅっと詰まる感じなんです。

    銅の卵焼き器は合羽橋で買ったものです。

    卵焼きはふわっと仕上がりますし、野菜の炒め物もできるんですが、火加減が難しいんですよね。まだまだ使いこなせていないのでこれからですね」(翼さん)

    スパイスを並べたお手製の棚

      

    翼さんのお気に入りアイテム2つめは、スパイスを並べた棚です。

    「料理にはまったきっかけがスパイスカレーで、そのときにスパイスを買い集めました。

    瓶に入れて並べるだけで可愛いんだと、妻のおかげで気づきました。今ではここがお気に入りの景色になっています」(翼さん)

    瓶はセリアで買ったそうです。

    棚はひかるさんがDIYしたそう。

    「部屋の雰囲気に合うように、BRIWAXを塗って仕上げました。下のほうにはパンの粉を掃除するグッズやゴミ箱などを置いています」(ひかるさん)

    暮らしのアイデア

    家具や飾りは自分で作ってみる

    棚や壁に並べた飾りなど、お部屋のいたるところにひかるさんが手作りしたものが活用されています。

    「壁は自由帳だと思っているので、ストレスのないように飾っています。ここは自由にしていいぞって思うと心にゆとりがもてるんです。

    家具もお部屋の雰囲気に合う物を、と思って、作れるものは自分で作っています。

    棚の上に立てかけた飾りも作りました。ユザワヤで木枠を買ってきて、上から布を貼って手作りしたんです」(ひかるさん)

    毎日使うものこそ、いいものを選ぶ

    翼さんが暮らしの中でこだわっているのが、“毎日使うものこそ、いいものを”ということ。中でもマットレス(コアラマットレス)とタオルにこだわっているそう。

    「普段の生活でいかに楽になるか、気持ちよくなるかを意識しています。そのひとつが、毎日肌に触れるタオルです。

    『IKEUCHI ORGANIC』のタオルが好きで、お風呂上がりなどに使うとすごく気持ちいいんです。

    くさい言い方ですけど、毎日使うものは気持ちいいもののほうが人生が豊かになるというか。

    そのIKEUCHI ORGANICさんが監修した『タオル専用』コースのあるPanasonicの洗濯機を買いました。この洗濯機で洗うとタオルがふわふわになって、傷みにくく長持ちします。

    コアラマットレスは隣で寝ている妻が起きても気づかないくらい、全く揺れないんです。マットレスと洗濯機にお金をかけると、見えないところで生活の質を爆上げしてくれるのでおすすめです」(翼さん)

    これからの暮らし

    「この家では賃貸の限界を目指してDIYをしていますが、本当は思う存分自分好みにできる平家が欲しいんです。穴が開けられて、壁を自由に塗ることができて、床がはがせるって最高だなって。

    2年後をめどに熱海に平家を探して、東京と2拠点生活をしようかなと思っています」(ひかるさん)

    「平家に住むことになったら家の雰囲気に合いつつ、機能性もミックスした自分だけの書斎を作ってみたいです。理想は、昔の文豪とかがいそうな空間を作ってみたいです」(翼さん)

    「本当はもっと自分好みにしたいけど、今は賃貸なので抑えています」と話すひかるさん。

    今後、平家で暮らすようになったらどのようなお部屋を作っていかれるのでしょう? ひかるさんテイスト全開のお住まいを、また取材させてもらえたらと楽しみにしています。

    Photographed by Kenya Chiba

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