実は日本独自の食文化！ フルーツサンド職人・西村隆ノ介さんのフルーツサンド愛が止まらない
Photographed by キム・アルム
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食べることが大好きな人たちの定番ごはんをきく「MY定番ごはん」。第2回は、愛称“フルーツサンド王子”こと、フルーツサンド職人の西村隆ノ介さんが登場。通常生クリームを使うフルーツサンドに変革を起こした西村さんに、定番ごはんとフルーツサンド愛を語ってもらいました。
無花果（いちじく）とシャインマスカットのサンド。撮影／西村隆ノ介
果物好きの母の影響で、家にはフルーツが常にある
フルーツサンド王子と呼ばれるだけあって、西村さん（以下、にしむーさん）の定番ごはんは、やっぱりフルーツ！
フルーツサンドをつくって残った果物は、蜂蜜漬けや煮詰めてシロップに。。しっかり消毒した容器を使えば、冷蔵庫保管で1週間ぐらい日持ちするのだそう。撮影／西村隆ノ介
“ごはん”とは言えないかもしれませんが、とにかくフルーツが大好きです。果物好きな母の影響で、家には必ず果物があります。
朝食はフルーツのハチミツ漬けをヨーグルトにかけて食べたり、季節のフルーツに砂糖とミルクをかけて食べたり。毎日、果物を含めて何かしらスイーツを食べているので、スイーツが自分の定番ごはんの一つかもしれません。
自分も食べたいが発端。生クリーム不使用の“エモい”フルーツサンド
フルーツを愛して止まない、にしむーさんのフルーツサンドはフルーツの断面がきれいに整列していてとっても “エモい”。「シャインマスカットは切っても皮と同じ色で、こんな形なんだ……」と、味だけでないフルーツの魅力を再発見できます。
もう一つ、にしむーさんのフルーツサンドの特徴は、ホイップした生クリーム&白砂糖を使用していないこと。爽やかで軽い味わいのため、フルーツサンドを敬遠している人や男性からも支持されているそうです。
フルーツサンドが好きじゃない方に理由を聞くと『たっぷりの生クリームが苦手』と。自分も学生時代はスイーツ食べ放題でいくらでもケーキが食べられたのに（笑）、今は、生クリームが少し重く感じていて……。
自分も食べたいフルーツサンドをつくったら、生クリームを使わないものにたどりつきました。
にしむーさんのフルーツサンドは、生クリームの替わりにヨーグルトやクリームチーズ、甘酒などを使っています。使用するフルーツの味や香りに合わせて、お砂糖の量やヨーグルト、チーズなどの割合を変えているそうです。
食べず嫌いだった方が、自分のフルーツサンドをおいしいと言ってくれたのはうれしい経験でした。
フルーツサンドは日本発祥、日本独自の食文化。だから、フルーツサンドのおいしさをもっと広めたいし、フルーツをおいしく食べる方法としてフルーツサンドの良さを知ってほしい。
自分のフルーツサンドが、その“入り口”になれたらいいなと思っています。
「初めて料理をしたのは、小学3年生の時。『お月見団子』がどうしても作りたくて（笑）、材料を用意してもらい、母が外出している間に一人でつくりました」
おいしい自家製フルーツサンドのコツは“なじませる”こと
今ではコンビニエンスストアでも気軽に買えるようになったフルーツサンド。ここ2、3年で一気に人気が高まった印象です。そこで、家でフルーツサンドをおいしくつくるコツを教えてもらいました。
食パンにクリーム類とフルーツを挟んだら、ラップできゅっと包んで冷蔵庫で1時間ぐらいなじませてください。つくってすぐに食べるよりも格段においしいし、カットするのもスムーズです。
それから、使用するパンはバター感が少ない、あっさりしたパンがオススメです。リッチなパンでフルーツサンドをつくると、繊細な味のフルーツは負けてしまいます。今が旬のいちじくは、まさにこのタイプの果物。
好みのフルーツやパン、繋ぎのクリーム類をあれこれと探って、フルーツサンドづくりを楽しんでください!
にしむー／西村隆ノ介（ニシムラ リュウノスケ）フルーツサンド職人。フリーランスでスタイリング、間借りでのポップアップ、執筆、グラフィックデザイン、モデル活動、イベント企画など活動は多岐に渡る。Youtube「にしむーの推し事部屋」運営中。
Twitter：@1108ryu
Instagram：@1108_ryu／@woderfruitsand
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