温度差でメガネが曇る……を解消! 布製クリーナーで拭くだけでも効果があるよ。 料理家の松本日奈さんが、キッチンにまつわるあれこれをつづる連載「キッチンにひと工夫」。

今回ご紹介するのは、寒い季節につくりたい「おしるこ」です。

やさしい甘さに、心も体もあったまる

厳しい寒さが続くこの時期になると、決まって食べたくなるのが「おしるこ」。暦でいうと大寒の寒さをいちばん感じやすいこの季節に、小豆を炊くのがここ数年の習慣になっています。

小豆には体をあたためてくれる効能があると聞きますが、自然と体が求めているのかもしれませんね。

おしるこ

トースターで焼いた丸餅をのせるのもおすすめ。おしるこにジュッと浸って、しみじみおいしい……。

我が家では朝食にバターをのせたトーストとおしるこという組み合わせもよく登場します。おしるこで1日をスタートするのも、体があたたまっていいですよ。

<材料>

・小豆…300g
・水…1500cc
・砂糖…250g
・塩…ひとつまみ



<つくり方>

1. 鍋に小豆を入れて、たっぷりの水(分量外)を加えて火にかける。沸いてきて湯がほんのり赤くなったら、一度湯を捨てて、また新しいたっぷりの水(分量外)を加え、火にかけて沸騰させる。

2. この作業をもう一度繰り返したら水(1500cc)を入れ、、小豆が柔らかくなるまでコトコト煮る。

3. 柔らかくなったら、砂糖とひとつまみの塩で味を調えてできあがり。

<ポイント>

手順1でゆでこぼすのは、「渋切り」といって、小豆の渋味を洗い流すため。私は2回ゆでこぼしますが、渋切りの回数は人によってさまざまです。渋切りをすると、小豆がふっくらと、すっきりした味に仕上がりますよ。

小豆は大豆や他の豆と違って、前の晩から水に浸す必要もなく、思い立ったらすぐ煮ることができて気軽ですし、短時間で柔らかくなるので助かります。

甘さも自分で加減できるのがいいところですね。私は甘さは控えめで、さらりとしたおしるこが好きです。ぜひみなさんも自分好みの甘さを見つけてみてください。

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