【2/8】老舗パン屋さんのあんバター

・あんバター

あまり来ない渋谷駅の南側

この日は、展示会や発表会で移動の多い1日でした。

適当にカフェでも寄ろうかなと渋谷駅に向かっていたところ、かわいいパン屋さんを発見しました。

パリジャンが入っている建物「カーサーチェリーヒル」も1977年からここにある。

渋谷駅の南側、桜丘に店を構える「パリジャン」です。看板に“1977”と書いてあるので、今年で創業47年ということでしょうか。偶然、老舗の素敵なお店を見つけたときの喜びたるや!

店内には焼きそばパンやピロシキ、フルーツタルトやケーキなどが種類豊富に並んでいました。

どれもとても美味しそうだったのですが、この後も外出の予定が続いていたのでひとつだけ購入することに。また今度ゆっくり買いに来ようと思います。

レジに立っていたお兄さんは袋にパンを入れるときの仕草がとても丁寧で、食べる前からもうすでにこのパン屋さんのファンになっていました。

お会計時のちょっとしたコミュニケーションでこんなに心があたたかくなるなんて、この趣は自動精算レジにはない! やっぱり私は人が好きです。

選んだのは、ちょっと硬めのフランスパン生地であんこが包まれているあんバター。バターの姿は目視できないものの、かじりついた瞬間、口の中いっぱいに濃厚な香りが広がります。

好みのシコシコとしたハードめ食感の生地だったので、一口一口大切に食べました。

どのパンも100〜300円台だったかと思います。値段を気にしないくらい良心的でした。たしかショートケーキが400円くらいで、今度の手土産はここで買おうと思ったのを書きながら思い出しました。

2023年11月にできた複合施設「渋谷サクラステージ」の広場。

お店を出ると、タイミングよく斜向かいに広場を発見。こちらのベンチをお借りしました。

スクランブル交差点や道玄坂がある首都高3号線以北エリアに比べて、代官山寄りの桜丘周辺は比較的人通りも少なく、落ち着いた雰囲気があります。

と言いつつ、実際こちら側に来ることはあまりなくて……。その理由のひとつは、道がよくわからないから笑

桜丘って、国道246号線や明治通りなど大きな道路に接するから、渡りたいところに横断歩道がなかったり、歩道橋を上がったり下がったり、駅からの道のりがややこしいんですよね。

しかし、最近は再開発でつくられた歩行者デッキ(“空中回廊”と呼ばれているらしい)を利用することで、複雑な地下通路や地上の人混みをかき分けて歩かずとも、スムーズに移動できるようになりました。ストリームやヒカリエなど、複合施設が目印になってくれています。

ちなみに、2027年度には宮益坂から道玄坂まで歩行者デッキが整備される予定とのこと。地上に一歩も降りることなく、渋谷の街を移動できるようになるそうですよ。

お気に入りのお店や通っていた居酒屋がなくなってしまうのはとってもとっても悲しいけど、行き来しやすくなったり、新しい公園ができたり、治安が良くなるのはありがたいですね。

ローカル、観光客、若者からファミリー層までいろんな人の活気で24時間365日溢れる渋谷の街が好きです。

画一化した街にはどうかならないでほしい!

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