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インテリア性も機能性も果たす「カゴ収納」を多用。収納に限りがある家の工夫3つ|暮らしのアイデア
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インテリア性も機能性も果たす「カゴ収納」を多用。収納に限りがある家の工夫3つ|暮らしのアイデア

2024-03-04 18:30

    Photographed by tsubottlee タイで6度の引っ越しを経験し、その後初めて購入した戸建て。1つ前の記事では、孝枝さん家族がリノベーションでつくりあげた自分たち好みの空間について伺いました。

    タイの建売住宅の場合、収納がほとんどないため、自分たちで試行錯誤していく必要があるそう。孝枝さん宅も例に漏れず、収納と呼べる収納は階段下に設けられたわずかなスペースのみ。

    ですが、孝枝さんはさまざまなアイテムを駆使して、統一感のある落ち着く空間に仕上げていたのです。どのような工夫がされているのか、その詳細を深堀りしていきます。

    詳しいお部屋のインタビューはこちらから↓

    タイで引っ越しを6回経験後、戸建てをリノベ。雑貨店を経営する家族の植物とカゴに囲まれた家(タイ) - ROOMIE(ルーミー)

    お名前(職業):孝枝さん(移動式雑貨店「iiddeeii(イーディー)」の雑貨デザイナー兼バイヤー)、ドンさん(フリーランスの通訳、翻訳家。iiddeeiiを孝枝さんと経営)、お子さん、猫
    場所:タイ、バンコク
    面積:120㎡、3LDK
    築年数:築6年
    住宅形態:戸建て
    費用:タウンハウス購入費380万バーツ、リノベーション費用30万バーツ
    間取り図(編集部作成):

    左:1階 右:2階

     

    暮らしのアイデア①
    カゴを活かした収納づくり

    収納が限られている住まいでは、孝枝さんが手掛けているものを中心としたカゴ類が大活躍しています。

    「カゴが昔から好きで、今ではカゴ編みの村に特注し、、それをタイ国内外にて販売するまでになりました。

    自分が欲しいものを商品としてつくっているということもありますが、インテリアになりつつ、収納として機能してくれることを考えて住まいでも取り入れています。

    特にキッチンでは数多くのカゴを使っています。

    生活感を隠したいというわけではなく、見えているものの色数が多いのが苦手なので調節するのが目的です。

    日用品のパッケージなどはカゴに入れるだけでも気にならなくなっていいですよ」

    間取りの関係で、住まいにパントリーが設けられなかったことも、カゴ収納を多用している背景にあると話します。

    キッチン用品や食品を取り出しやすく、それでいて散らかることのないよう機能的に使っている様子が印象的でした。

    暮らしのアイデア②
    壁を有効活用する

    見た目も好みで使い勝手もいい機能的なおうちづくりを進めていくうえで、ポイントだと考えていたのが壁面です。

    「壁が白いのがあまり好きではなく、全部の壁を埋めようという気持ちまではないのですが、上手く活用していきたいという思いがありました。

    テキスタイルを額縁に入れて貼ったり、タペストリーを飾ったり、棚を付けたりと好きな色合いやデザインを加えて楽しんでいます。

    特にダイニングは、壁のサイズ感と棚の大きさが奇跡的にフィットしていて、そのスペース自体も気に入っています」

    壁自体も最初の真っ白なコンクリート壁から、好みの色合いになるよう塗料を配合してもらい、温かみのある色合いに塗り直してもらったといいます。

    暮らしのアイデア③
    住まいのものは上限を決めて管理する

    1つ前の記事でも、備え付けの収納が少ないことの話がありましたが、家族の数だけ増えるのが衣類。孝枝さんは持つものの数を調整して整えていました。

    「夫婦で雑貨店を経営しているということもあり、ものの数は他の住まいと比較して多いかもしれません。

    ただ家のものも自分たちの洋服なども新しく購入したら何かを手放すようにしています。手放すときも捨てるのではなく、フリーマーケットや物々交換でシェアするようにしています」

    愛着を持つと手放すことが難しい衣類は、数を決めて管理。

    「洋服はハンガーの数を決めていて、それよりオーバーしたら、古いものや着る機会の少ないものから手放すようにしています。

    私以上に、ドンさんはファッションが大好きで、帽子や服も多いんです。私が『これもう着ないんじゃない?』『これはもう他の人にあげようか』と言ったり、勝手に畳んでまとめたりすると、すごい嫌がられますね(笑)」

    「人が持てるものって、一生の中で決まっている」と話す孝枝さん。ご自身の体験からも考えることがあったと話します。

    「私の母が亡くなった後の遺品整理で、父が私たちに相談もなく処分をしてしまったことがありました。私としては引き取りたいものもあったのですが、父からすると見るのも辛いという気持ちがあってのことでした。

    そのときに、ものってその人が使ったり、欲しかったりするから集めてるものなんだけど、その人がいなくなってしまったら、こんなに“ただのもの”になってしまうんだと虚しくなってしまって、改めて本当に必要なものだけで暮らそうと考えるようになりました」

    いつか使うと思っているもののいつかは来ない。今必要なものだけを買うようにしていると話す孝枝さん。

    2~3年使ってないものはもう使わないと考えて、日用品のストックも家の収納に入らない分は買わないと決めて生活しているそう。

    「タイでは、スーパーで同じ商品を2つ買ったらマグカップなどの景品をプレゼントしてくれるキャンペーンなどもよくやっています。そうした販売に乗らず、必要以上に買わない、景品なども断って増やさないということは常に意識していますね」

    たくさんのカゴで整理整頓しながら、必要なものをしっかり見極めたおうちづくりをしている孝枝さん。住んでいる国は違っても、真似したいと思うアイデアが満載でした。

    1つ前の記事の「これからの暮らし」では「バッグヤードとダイニングの間の壁に棚を取り付けたい」と話していたことも含めて、まだまだおうちのアップデートを楽しんでいこうとしている様子が伺えます。

    ぜひ、このおうちに決めた理由やリノベーションのお話を伺った記事もご覧ください。

    詳しいお部屋のインタビューはこちらから↓

    タイで引っ越しを6回経験後、戸建てをリノベ。雑貨店を経営する家族の植物とカゴに囲まれた家(タイ) - ROOMIE(ルーミー)

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