Text and Photographed by 山中将司 Business Insider Japanより転載。
地震がくるたびに「買わないといけない」と思う懐中電灯。
しかし、そのほとんどがまさに非常用といった形状で、なかなか普段から目に入る場所に出しておけるデザインのものには出合えないでいた。
あかりを周囲に「漏らす」懐中電灯
無印良品「LED懐中電灯 大」 2,990円(税込)そんななか見つけたのが、無印良品の懐中電灯だ。
最大の特徴はプラスチックのシェードにある。シェードが半透明になっているため、周囲にあかりが漏れ出るのだ。
立てて置くことでインテリア照明としても使用でき、キャンドルライトを使うシーンと同じように、明かりはほしいが強すぎる光はいらないといったシチュエーションにぴったりだ。
懐中電灯として使う際にも、足元などの周囲を広く照らしてくれる。周囲に何があるかをライトを動かさなくても把握でき、足元の危険物を事前に感知する必要がある災害時などに最適な機能だと感じる。
「懐中電灯は目の前を強い光で照らすもの」という固定観念を覆した見事なデザインは、2007年にグッドデザイン賞、2009年にドイツのiFデザイン賞を受賞している。
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2つのサイズ展開
LED懐中電灯には小(高さ約15センチ)と大(高さ約19センチ)の2サイズがある。
インテリアとしての用途も考えるなら大をオススメしたい。
後述するが、小サイズだと単三電池1本、大サイズは最大4本入れることができ、明るさも大の方が数段大きくすることができる。
握りやすい形状
実際に懐中電灯として使ってみると、足元も含め広範囲に明るい光が届き使いやすい。
握った感じも想像より太め(直径4センチほど)で、「頼りになる」といった印象だ。
デザイン的にも、このように道具を使用した際に触覚で感じるフィードバックは重要とされており、災害時に使用しても不安感を少し解消してくれそうだ。
一つの電池でも動作する
大サイズは、明かりを最大にする場合、単三電池2本と単四電池2本をミックスした計4本を使用する。
なぜ「明かりを最大にする場合」と書いたかというと、なんとこの懐中電灯、電池が一つだけでも使用可能だからだ。単三電池が1本だけでも、単四電池が1本だけでも動作する。
なぜ電池を一つの規格に統一しないのかと疑問に思っていたが、恐らく、災害時にラジオや時計など他の家電に使用していた電池を流用できるようにするためではないだろうか。
また、多少の雨であれば防水できたり(IPX3=防水保護等級3)、暗闇の中でもスイッチの位置がすぐ分かるように、スイッチが出っ張っていたり、ストラップをつけて首から下げることもできたりなど、何重にも細かな配慮が施されている。
ベット周りに置くのがオススメ
私はいざという時に手に取ることができるよう、ベッドサイドテーブルに設置している。シンプルな形状のため、部屋においても違和感がない。常夜灯のように寝る前に寝室をほんのり照らすこともできるので便利だ。
この懐中電灯の唯一の欠点を挙げるとすれば、手に入りにくい点だろう。私は無印良品を5店舗回ってやっと見つけることができた。Webストアでも欠品の状態が続いているため、見つけたら即ゲットすることをオススメしたい。
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防災バッグにひとつ入れておきたい、無印良品のコレ。“指の形”が絶妙に使いやすいんだ
理想の防災アイテムは、非常時も普段も心の味方になってくれるこれだった