メンダコ
まるでゆるキャラのようなこちらの生きものは、水深約200~600mの海にすむタコです。頭に耳のようなヒレがあり、このヒレをパタパタと動かしながら泳ぐ姿がとってもカワイイです。
脱力状態で、落下するパラシュートのようにふわふわ、パタパタ。ぜひ実物も見てみたいですが、メンダコはデリケートなため、水族館でもなかなか長期飼育ができないそう。現在は静岡の沼津港深海水族館で見られます。
スカシダコ
透明になることで闇に紛れ、身を守っていると考えられている透明なタコ。
唯一の存在をしめす手がかりは消化腺だそうですが、その影も隠すため、できるだけ姿勢をスッと縦に保っています。
ムラサキカムリクラゲ
深海で光るムラサキカムリクラゲの発光器は、天然の防犯アラーム。敵に攻撃されると光を発し、その敵を食べてくれるより大きな生物を引き寄せようとします。
オオグチボヤ
この生きものは体長10~15cmのホヤの仲間で、海底から植物のように生えているそうです。食事は海水の流れに向かって口を開け、流れてきたプランクトンを食べてすませます。ゲームの敵キャラにいそうですね。海中では群生しているそうで、一斉に口を開けている様子は「わー」と合唱しているようです。
クロカムリクラゲ
ノルウェーのフィヨルド付近で大量に見られるクラゲ。成長すると、なんと1mにもなります。
ハプロフリュネー・モリス
アンコウの仲間、ハプロフリュネー・モリス。メスに比べ15〜30倍もの生息数がいるオスは、深海でメスに遭遇すると、大きなメスの体に吸いつき、皮膚と血管から栄養を吸収します。そして驚くことに、次第に同化して生殖を果たすと、メスの体に溶け込んでしまうそうです。メスから生まれ、一体化するメスを探し、メスの体に溶け込んでいくハプロフリュネー・モリスのオスの一生・・。
生命の神秘に、思わず悶絶せずにはいられません。
以上、「深海世界」の中から一部をご紹介しました。本ではこのほかにも、色鮮やかなクラゲや水玉模様のイカなど、ユニークな生きものたちがたくさん紹介されています。
深海世界[IMA ONLINE]画像/素材提供:
1枚目 © Science Source /amanaimages
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8枚目 © Science Source /amanaimages
(宮越裕生)
コメント
コメントを書くかわいい♪
オオグチボヤは神様が作るの面倒くさがったとしか思えない
>>28
気合
メンダコってファインディング・ニモに出てきたあのニモの友達かな?
宇宙も深海も未知だから面白い
水圧は空気の部屋を持ってなければ大丈夫だよ。人間も深海まで潜水服でいくのに酸素含んでる液体を肺に入れて潜る映画あった
調べていくとルルイエみたいなとこが見つかるかもな・・・深海はホントに面白い、ルルイエがないって断言できないからね・・・
ルルイエからクトゥちゃん登場ですねわかりたくありません
映画のアビス観たくなった
普通のチョウチンアンコウも最終的にオスはメスに吸収されてしまうはず