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なぎ食堂のエクストリーム・ヴェジ・レシピシリーズ。渋谷の喧騒から静かな方に少し抜けた場所に、ポツンと姿を現す野菜と穀物だけの食堂「なぎ食堂」。ヘルシー女子だけでなく、がっつり男子(時に食生活改善オヤジ)までも魅了するこのお店から、「簡単でちょいと小技の効いた」「時に酒の肴にもなる」野菜レシピをお届けします!  例えば、いつもご飯を食べていて、「あ、とにかくこのおかずにパンチが欲しい!」と思うことはありませんか? 例えば、パスタをゆで始めてしまってから、「うゎ、具材が何にもなかった!」と肩を落とすなんてことは? また、お子様のおられるご家庭では、どうしてもメニューが子供向けの優しい味になりがち。でも、大人は優しさだけじゃ満足出来ない!

そんなあなたのために、この常備ソース「きのこチリオイル」をオススメします。もともとイタリアン・シェフの隠しワザのひとつですが、実はものすごく簡単。もちろんイタリアンだけでなく、和食(冷奴にかけるだけでもおいしい)や中華にも合うこのソース、保存も利くのでとにかくだまされたと思って一度作ってみてください。

ソースとはいえ、バケットに載せて食べたり、もはやおかずのひとつのようなもの。「あるとうれしい」から「なくちゃ困る」常備菜になること請け合いです。

[材料]

・しめじ 1パック
・ニンニク 2片
・鷹の爪 2本
・オリーブオイル 100cc
・塩 小さじ1杯程度で適宜

[作り方]

1. フライパンに、つぶして細かく刻んだニンニク、輪切りにした鷹の爪(種も使います)、オリーブオイルを入れ、弱火で軽く香りが立つ程度に炒める。
2. 石づきを取り、ほぐしたしめじをフライパンに入れ、弱火のままゆっくりと7~8分炒める。
3. 塩を少しずつ加えて、「少し味が濃いかな?」程度まで入れた後、火を止め出来あがり。ふた付きの小瓶に入れると使いやすいです。



【point】しめじを丁寧に炒めることで、うまみのある水分が出ます。その水分とオリーブオイルが乳化(油と水が混ぜ合わさること)されることで、うまみと辛味が交じり合ったソースができます。焦らず、焦がさないように。

【edit】
・茹で上げたパスタに絡めるだけで最高のペペロンチーニに。また、ただ炒めたりゆでたりした野菜にこれをかけるだけで、イタリアン・テイストが楽しめます。

・しめじに加え、ズッキーニやナス等を小さめに切ってオイルで炒め漬け込んでも、これまたおいしい一品に。また、最後にお好みで、少しだけレモンやバルサミコ酢、各種ハーブ類を加えることで味に変化が。基本のソースができたら、いろいろお試しください!

(小田 晶房)
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