浜辺を歩くこの生き物、実はプラスチックのチューブを組み立てて作られた彫刻なのです。
オランダ人彫刻家テオ・ヤンセンさんが創るこれらの彫刻は『STRANDBEEST』と名付けられ、浜辺の風をうけ、まるで自分の意志があるかのように歩き回ります。
「(制作を重ねるにつれて)これらの彫刻はどんどん雨風に強くなってきました。そこでこの生き物の群れを浜辺で放って、彼らの意志で生きさせてみたいと思うようになったのです。」
テオさんの創る「風を食べる動物たち」はヨーロッパやアメリカ、日本など様々な場所で紹介されてきました。今も世界のどこかの浜辺を、風をうけて歩いているのでしょうか。