吉村靖孝建築設計事務所が設計した『窓の家』。
神奈川県の相模湾に面していて、江ノ島や富士山が望める週末用の住居です。敷地面積ははたったの24㎡。ル・コルビジェの終の住処を思わせる最小限のサイズの家。
現地に行くとわかりますが、景観と雰囲気がすごくいいところ。ぼんやり海を眺めるにはうってつけのロケーションです。
とても小さな建物なので、空間を最大限利用した間取になっています。
一番上から下をながめた写真。天井が高いだけで感じる広さは全然違いますよね。
ここが建物の真ん中の一番広いスペース。大きな家具類は置けません。
高潮の被害に合わないように1階はピロティになっています。そのため3階建になり背後の建物からの眺望を遮ることになります。なので大きな窓を海側にも山側にもつくったそうです。
海側から見た『窓の家』。泳いだりはできませんが、建物の下にはちょっとした砂浜があります。
海辺の一列目に面している『窓の家』。時間を忘れぼんやりとできる別宅。
残念ながら個人邸なので購入等はできません。こんな時が止まる空間うらやましいで限りです。
窓の家[吉村靖孝建築設計事務所]