「つるし雛」って知っていますか? ひな祭りの段飾りの両脇に飾る「吊るす」おひな様のこと。
日本では、日本では福岡県柳川市、山形県酒田市、静岡県東伊豆町稲取が「日本三大つるし飾り」と言われており、各地ならではの伝統的なモチーフが、ひな祭のお祝いを彩ります。
今年のひな祭り、私たち、ステッチステッチはこの「つるし雛」に大注目。名付けて…世界にひとつの「デコつるし雛」を作っちゃいました。
「せっかく作ったからには、つるし雛のお膝元でひな祭りに参加したい!」ということで何と、今回作ったデコつるし雛を静岡県東伊豆町稲取温泉の「文化公園雛の館」で展示して頂くことに・・・!
こちら、3月31日まで展示されています。桜咲く春のお出かけに、ぜひ足を運んでみてくださいね。
今回デコレーションしたお雛様の一部をご紹介します。そのひとつひとつに、女の子の健やかで、幸せな成長への願いが込められているんですよ。
桃は「延命長寿、女性の象徴」。早く花が咲き実が多く実ることから、安産のお守りにも。
猿は「厄がさる」「難がさる」のかけことば。
三角形は「香袋」。気を鎮める香は、薬代わりにも重宝されていました。
巾着は「お金に困らないように。
ふくろうは「福ろう」「不苦労」の意味。呪力があるともされています。
はまぐりは「貞節(ていせつ)」の象徴。
柿は「滋養たっぷり、長寿の木」。柿が赤くなれば、医者が青くなるとも言われますね。
座布団は「赤ちゃんが早く座れるように」との願いを込めて。
俵ねずみは「金運、霊力」を願って。俵は「五穀豊穣」の意味も。
うさぎは「神様のお使い」。
這い子人形は「子どもの健やかな成長を願って」。
草履は「あんよが丈夫になるように」。
最後はハト。現在でも「平和の象徴」と言われるハトは、昔から神様の使いとして大切にされてきたそうです。ハトはむせないことから、「赤ちゃんが上手にお乳を飲めるように」との願いも。
つるし雛は、モチーフのどれもに人々の希望が詰まった「幸せのオーナメント」。
自由な発想でデコレーションして、あなたの願いをプラスしてみませんか?
[ステッチステッチ“デコつるし雛”特設ページ]
[文化公園雛の館「第17回 雛のつるし飾りまつり]