一目惚れしました、このバッグに。
手掛けたのは、石岡良治と石岡紗佑里によるデザインユニット「enamel.」。2001年に始まり、オリジナルの制作以外に外注ワークでも幅広く活躍されています。
特徴的な表面の生地は、キャンバス地にアルミの生地を張り合せたもので、軽量ながら丈夫。使っていくと、アルミ生地独特のシワが生まれます。このシワ感と白い持ち手のテープにデザインされた「KISS ENAMELS.」の文字が相まって、まるでチョコレートの包み紙のようなキュートな印象に。
そしてうれしい事に、このバッグは生地や色を自分で選んでオーダーできるんです。バッグのサイズは(S/M/L/LL)の4つから選べ、形もショルダーバッグとトートバッグがセレクトできます。
他にもテープの長さを調整できます。自分の体に合わせたテープは、斜めに掛けると程よく体に馴染み、荷物が少ない時は背負っている事を忘れそうなほど。テープの色は、白とカーキから選べます。
こちらは私がオーダーしたもの。ショルダータイプ/Mサイズのバッグで、ちょうどA4サイズの書類が入る大きさです。このアルミ生地は廃盤となり、トップ写真のものに変わっているそうで、若干色が異なっていますが、生地の特性は変わりません。
銀色は一見派手に思えるかもしれませんが、小物で取り入れると案外合わせやすくコーディネートを引き締めてくれます。
またキャンバス地を表に作ることもできるので、一見シンプルなキャンバスバッグの内側が、実は銀色なんて楽しみ方も。見えない所にこだわる方にはたまらないはずです。
粘土のようにぐにゃりと形状が変わるのも面白いところです。
キャンバスのデザインは、ゴブラン織りを使ったオリジナルの柄物もあります。雰囲気ががらりと変わり、絵のような美しさですね。
オーダーメイドの場合、形や大きさ、生地によりますが、約1ヶ月程ででき上がります。
毎週火曜日にアトリエを開放していて、在庫がある商品は購入も可能。でも、急なお休みもあるので事前にアポイントを取る事をお勧めします。
今回はバッグを紹介しましたが、不定期でcollectionを発表しており、テキスタイルや食器、アクセサリーと多様なプロダクトが生まれています。enamel.の世界、ぜひ覗いて見て下さいね!
[enamel.]