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かたちあるもの、いつかはこわれます
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かたちあるもの、いつかはこわれます

2014-05-14 21:30

    チベット仏教が誇る最高の修行のひとつが、曼荼羅(まんだら)を砂で作るというもの。その製作過程、完成した姿、そしてその後を含めて究極の芸術とも言われています。



    まずは曼茶羅の図面を描いて、砂曼荼羅の輪郭を作成。そのあとchak-pursという専用の金属器で砂を注いでいきます。



    このchak-pursは金属を削りながら砂を注ぐように作られています。極彩色の金属棒を黙々と削りながら僧侶達は砂を注いで描画していきます。



    もうひと押しです。これきっとくしゃみとか厳禁ですよね?!



    ついに完成した砂曼荼羅。細かい作業を長期間黙々と続ける精神力。その集大成です。

    まだこの修行は終わりではありません。この砂曼荼羅、完成したらそのあと消して処分してしまうのです。まさに諸行無常ですね。

    いまご紹介した砂曼荼羅は2013年にthe Crow Collection of Asian Artでエキシビジョンとして出展したものです。

    チベット僧たちがこの美術館一週間滞在して、砂曼荼羅の制作を最初から最後まで見せます。この砂曼荼羅の制作、一度経験すると人生観が変わってしまいそうです。

    Tibetan Monks Painstakingly Create Incredible Mandalas Using Millions of Grains of Sand

    [My Modern Met]

    RSSブログ情報:http://www.roomie.jp/2014/05/164128/
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