運命の再会は、映画の中だけじゃない。

おなじ街に生まれた、2人。
生まれてからずっと一緒だった。これからもずっと、一緒だと思っていた。

いつでも、別れは突然訪れるもの。
2人は連れ去られ、別々の街へ運ばれてしまった。

「きっとまた、会える…。」

そう、信じていた。

長い年月を経て、すっかり姿を変えた2人。
暗闇にいても、水の中でも2人は信じ続けた。

何度違う街へ行っても、会えなかった。
もう会えないかもしれない。諦めかけたその時。
…2人は再会できたのだ。

一枚のお皿の上で。

豆腐も醤油も、元は大豆。
おなじ畑で育った2つぶの大豆は、小さなお皿の上で運命の再会を果たしたのです。

ぼくもあの娘と、また会えるかなあ。

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